
高校時代はサッカーの全国大会にレギュラーとして出場し、まじめにプロを考えていた時期もありました。ただ、子供の頃からのもう一つの夢でもあった建築の道もあきらめることはできず、悩みながらも最終的に大学で建築を学ぶ道を選びました。大学で建築模型をつくる事が好きだったこともあり、就職活動は設計・デザイン職志望でスタートし、建築業界やディスプレイ業界などたくさんの会社を受けましたが、幅広く調べていくうちに、「ものづくり」をするならデザイン職より制作職の仕事の方が自分に向いているのではないかと考えるようになりました。
素材選びから施工まで幅広く関わり、なおかつ現場では職人さんを指示し、体を動かすことができる仕事。デザイナーとしてデザインを提案するのではなく、実際にデザインをカタチにし、間近で空間ができ上がっていく過程を広い視野で見ていく制作職の仕事に次第に惹かれ、志望を変えました。業界の中で丹青社に決めたのは、面接時に応募書類重視の形式的な面接ではなく、まず一人の人間として、その時点の私と向き合ってくれていると感じたからです。何よりも人そのものを大切にしてくれそうなこの会社なら信用できると思って入社を決めました。もちろん業界トップクラスで、幅広い分野の空間づくりを手がけていることも大きなポイントです。

これまでイタリアの有名ファッションブランドを多く担当してきました。仕事の進め方はまず設計図を基に実際に現場でモノがつくれるような施工図という図面を書くことから始まります。続いてお客様の予算に合わせながらも、最高の空間となるように、使用する材料や施工方法などについて検討していきます。有名ブランドにふさわしく、求められるクオリティが高い仕事なので気を抜けません。
自ら作成した施工図をもとに協力会社を指揮し、きめ細かく現場を管理するのが私の仕事のスタイルです。たとえ施工上の問題が起きた場合でも、自分が書いた施工図であれば詳細部分までアタマに入っているため、すぐに対応が利くというメリットもありますし、何より自分自身の技術も向上します。また、常に「もっと良い空間ができたのではないか」「さらにコスト削減するにはどうすればいいのか」を考えるように心がけています。いろいろなアイデアを出しながら成果に直結させ、自分の能力も上げていくことができるのが今の仕事です。そこが楽しく、面白いと感じています。
| 8:00 | 08:30 出社 メールチェック スケジュール確認 |
|---|---|
| 9:00 | 09:30 作成した施工図にて協力会社と打ち合わせ |
| 11:00 | 設計者との打ち合わせ図面及び資料作成 |
| 12:00 | 昼食~移動 |
| 13:00 | 13:30 施主の設計者との定例打ち合わせ |
| 15:00 | 帰社 打ち合わせ内容をチェック及び施工図修正 |
| 17:00 | 着工物件の提出書類(社内外用)の作成 |
| 18:00 | 着工物件の工程確認 |
| 19:00 | 施工図作成 会社近くで夕食 |
| 21:00 | 21:30業務終了 退出 帰宅 |
まだ覚えなければならないこともたくさんありますが、今の私の課題としてどうしたら現場をスムーズにコントロールすることができるかを考えています。最近は、施工図を作成する段階からあれこれとシミュレーションし、空間のことだけでなくスケジュールまでも考えながら進められるようになりました。ただ、現場が慌ただしくなった時や問題が発生した時はなかなかスケジュール通りにはいきません。その状況の中でいかに簡潔かつ正確に施工内容を職人さんに伝えることができるか、いかに職人さんを不安にさせないかということが大切です。私自身は、いくつかの現場を経験したことで、多少はテキパキとした指示出しもできるようになったところです。ただ、これからも現場をしっかりと把握し、職人さんとのコミュニケーションをとり、信頼関係を築くとともに、いい環境で仕事ができるように、また仕事をしてもらえるように、常に何がベストかを考えながらやっていくつもりです。そして、どんどん新しい分野の空間も手がけていきたいと思っています。

丹青社には、「ものづくり」の好きな人がたくさん集まっています。特に現在の部署は、さらにクオリティを高め、お客様に喜んでいただけるようにと気を引き締めながら仕事をしている先輩・上司ばかりです。みんなすばらしい空間をつくるために、常に向上心を持って取り組んでいます。そのような中でたくさんの人々から大いに注目される案件を手がけることができることは、本当にやりがいも大きく誇らしい気持ちです。自分を成長させてくれる人がいること、やりがいのある仕事に出会えること、また若いうちから大きな経験を積めること、それが私が感じる丹青社の魅力です。
学生の皆さんには、自分で足を運び、できるだけ多くの会社を見ることをお勧めします。そして自分の能力を活かし、伸ばせる会社に出会ってもらいたいと思います。それが丹青社であることを願っています。


