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想いをカタチに -空間づくりのスペシャリスト-

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デリー 東京ミッドタウン店

老舗の「遺伝子」を組み込んだ空間を創造。

昭和31年に上野で創業したデリーは、当時からカレー粉をまったく使用せず、また現地の味を損うことなく提供するインド・パキスタン料理のパイオニアとして知られていたお店です。大型ショッピングセンター(SC)に初の出店となる東京ミッドタウン店については、周辺のオフィス客を見込んで昼はランチ対応、夜はお酒も飲める空間というお店のスタイルに、老舗の「遺伝子」をいかに盛り込んでいくかが最大のテーマとなりました。スケッチや集客予想をもとにオーナーと相談しながら、オペレーションも加味して、キッチンの大きさや客席とのバランスなどを検証。最終的に客席数は34と決定。これを昼と夜を連想させる2つのゾーンに区切り、変化のある空間を設計しました。
デリー 東京ミッドタウン店 店内
デリー 東京ミッドタウン店 店頭

真に求めたのは“シャバくないデザイン”。

明るく白を基調とした空間と落ち着いたダークトーンの空間は、単なる昼と夜の再現ではなく、利用するお客様の無意識のニーズを考えたものです。直線的かつシンプルでありながら、あたたかみを感じさせる「モダンインディア」をデザイン。インド朝市の風景をモチーフにした柄の椅子を並べたり、手のひらにお守りとして描く「メヘンディ」をほどこした2つの手を壁にペイント、入口横には銅板を加工してインド伝統の文様を描いた扉を設けるなど、ただのモダンデザインではなく“シャバくないデザイン”を追求しています。

担当者の想い

営業職 三石 俊治

老舗としてのこだわりを営業面からサポート。

インド・パキスタン料理の老舗であり、大型SCに初めて出店するので評判になったお店ですが、さすがに老舗だけあって隅々までオーナーのこだわりを活かした店舗となっています。私の仕事は予算の管理や調整が中心でしたが、時には設計担当に代わりサンプルを提出してオーナーに制作意図を説明したり、施工中の店舗を案内することもありました。こだわりを数多く取り入れるにしたがって、ビジネスライクな対応をしてしまうこともありましたが、様々なやりとりの中でオーナーのあたたかさに触れ、店舗経営のむずかしさを知る一方で、コミュニケーションの大切さを学んだ案件でした。
デザイナー職 釼持 佑介

私たちの役目は、オーナーの思いを共有すること。

ミッドタウンという話題性のある場所に、先代から受け継がれてきた先駆者としてのデリーの遺伝子をいかに組み込むかを苦心しました。お客様のことを第一に考え、とにかく誠実な料理を提供するオーナーが、この華やかな場所で、いかにして独自の存在感を放つのか。その答えが店の所々にほどこした“シャバくないデザイン”による演出でした。もちろんオーナーの思いを共有できたからこそ成立したものです。絵師さんに依頼してメヘンディを描いてもらったり、銅板を裏から叩いてもらって扉に文様をほどこしたりと、アート性の高いデザインを引き出すことにも挑戦しました。
自分の持てる力の100%以上を出し切ることを求められた仕事でもあり、このような仕事の担当になることができて良かった、と心から思えた案件です。
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