

クラシックとモダンが混在した快適空間。
壁やファブリックに、クラシックなイメージを醸し出すストライプやモノトーンを巡らせる一方、カニの水槽やキッチンまわりの壁面には白い鱗のような独自の造形をほどこし、モダンな空間を演出。ダイナミックな料理方法を目と耳で楽しんでもらえるようにオープンキッチンを採用し、日本特有の合理的なベンチシートと欧米流の4人がけテーブルを混在させ、パーティー用の個室やバーカウンターも設けました。またスペースに応じて心休まる温かな光とシャープな光を使い分けるなど、演出照明にも気を配っています。撮影:ナカサ&パートナーズ

つなぎ役となって切り拓いた新たな可能性。
今回の案件は事業組合と呼ばれる、企業2社による共同事業でした。どちらも当社とは、長年にわたって強い信頼関係を築かせていただいているお客様です。一等地の有効利用を考えている企業と、様々なレストランを展開しつつ、新業態を模索している企業のつなぎ役という、新たなソリューションを切り拓くことができたので、特にやりがいを感じた仕事です。大型ショッピンセンターなどに出店する場合と違い、新築の一軒家はフリースタイルのようなもの。最高の舞台が与えられ、逆に緊張感もありましたが、限られた予算とスケジュールのなかで丹青社のカラーを存分に発揮できました。これを機に当社への期待がワンランク高まり、うれしい反面、複雑な緊張感も感じています。
プレッシャーのなかで当社の総合力を発揮。
私たち日本人が思い浮かべるシンガポールのイメージは、マーライオンとラッフルズホテルに集約されます。そこでインテリアについて深く掘り下げてみたいと思い、お客様と一緒に現地シンガポールに飛んで、そのデザインテーマを探すことから始めました。結果的には空港で見つけたインテリアの本がヒントになり、新旧のシンガポールをデザインテーマに設定しました。お客様は私たちの意図を理解してくださり、何事もスムーズに運んだ反面、以前からの長いおつきあいがあるだけに、失敗できないというプレッシャーも相当でした。制作には、決められた予算のなかで難しいオーダーにも応えてもらい、工事内容には大変満足しています。ファサードについても、サンプルをつくって粘り強く提案。手間をかけた分だけ達成感も大きく、当社の総合力を誇示できた案件だと思います。