四日市公害と環境未来館・四日市市立博物館
まちの変遷と暮らしの変化を振り返り、未来のまちづくりを考える
[四日市公害と環境未来館] 「公害の発生」二重構造の壁面により、伝えるべき情報の見やすさと空間によるインパクトを両立
事例概要
「四日市公害と環境未来館」は、四日市公害の歴史と教訓を次世代に伝え、環境改善の取り組みや、産業の発展と環境保全を両立したまちづくりへの取り組み、またその経験から得た知識や技術を国内外に情報発信する拠点として新設。一方、同建物内の「四日市市立博物館」は、弥生時代の竪穴住居、室町時代の四日の市、江戸時代の四日市宿が原寸大で再現された体感型展示「時空街道」として新しく生まれ変わりました。
課題/テーマ
古くから交通の要所として発展し、近代以降は著しい産業の発展の中で四日市公害を経験した四日市。そんなまちの変遷と暮らしの変化をふりかえり、未来のまちづくりを考える空間を創出すること。
解決策/実現策
「四日市公害と環境未来館」では、まちづくりの変遷を映し出す市域模型へのマッピング映像、大型マルチ画面装置による未来のまちづくりに対するメッセージ展示など、参加型・体感型の様々な手法で空間を表現。それに加え、各コーナーのテーマに即した雰囲気をつくりあげることで、興味を深めながら情報の受発信もできる空間を実現しました。「四日市市立博物館」では、町並み再現において、学術性に加えて季節感や情感豊かな演出性も重視。四日市のまちの発展と、そこに住む人々のくらしの変化を感じられる空間をつくりあげました。
- 事業主
- 四日市市
- 業務範囲
- 各種調査、展示企画、展示設計、制作・施工、映像プロデュース、建築設計
- 当社担当者
- 総合ディレクション:加藤 剛
展示企画:橋本 由起子、善野 英恵、松丸 裕之
展示設計:石河 孝浩、岩崎 裕次郎、中井 弘志、吉田 康寛
制作・施工:飯川 隆弘、中園 隆太郎
映像プロデュース:三澤 彰生
建築設計:渡部 学
プロジェクトマネジメント:佐藤 順治
- 受賞情報
- 「第5回日本展示学会 学会賞」 作品賞(四日市公害と環境未来館)
「四日市公害と環境未来館」内シアターで上映している映像『四日市公害裁判の記憶 証言で綴る四日市公害裁判』が以下2件を受賞しました。
・「全映協グランプリ2015」 番組部門 最優秀賞(総務大臣賞)
・「映文連アワード2015」 ソーシャル・コミュニケーション部門 部門優秀賞
- 所在地
- 三重県
- オープン
- 2015年3月
撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ
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