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社員がよりいきいきと働ける会社を目指して
働きやすさ、働く幸せを実感できる環境づくりに挑戦

当社では、健康増進の専任部署である健康管理課を設置し、データや社内の意見をもとに全社施策の展開を行っています。「人が中心の組織と働き方」の実現に向けて、さまざまな働き方改革を行う中、2024年10月からはコアタイムのないスーパーフレックスの導入に踏み切りました。本ニュースレターでは、経営企画センター 総務部部長の山岡、健康管理課の久保と石巻に、スーパーフレックス導入までの軌跡について話を聞きました。

山岡 礼(手前)

経営企画センター 総務部 部長
1991年に丹青社入社、商業施設など空間づくりの営業を経験。子育て中にMBA取得。広報室長として、攻めと守りの両面から情報発信する重要性を学ぶ。総務部長として災害対策の危機管理や、オフィスアップデートなど戦略総務に取り組む。働きやすさと働きがいの両立に向け、働き方改革施策を連打中。

久保 洋子(奥右)

経営企画センター 総務部 健康管理課 課長
不動産会社を経て、1995年に丹青社に入社。情報システム、経営管理部門を経験し、人事部門へ異動。コロナ禍に新設した健康管理課課長となり、いきいきと働く幸せの向上に向けて休職者や過重労働の削減に取り組んでいる。

石巻 望(奥左)

経営企画センター 総務部 健康管理課(身体障がい)
情報・通信業、銀行、鉄鋼総合商社を経て、2021年に丹青社に入社。ウェブサイト運営・システム導入や人事・総務に携わってきた経験を生かし、勤怠や健康診断などの社員の健康に関わる業務を遂行している。

【1】対象は全社員。誰もが働きやすい仕組みを目指して

  • 久保 私たち健康管理課は、社員がより働きやすく、より健康に生活を送れるようにさまざまな施策を行っている部署です。テレワーク推進や休暇取得推進などの取り組みを進めてきた中で、早朝や夜間対応も多い制作現場の働き方改善は大きな課題でした。そんな中、現場から「スーパーフレックスを導入してほしい」という声が上がったのです。コアタイムのないスーパーフレックスを導入すれば、日中勤務の社員も夜間勤務の社員も同じシステムの中で働くことができるし、制作現場以外の社員も、自分の生活リズムに合った柔軟な働き方ができる。そう考え検討に入りましたが、実現までは道のりがありました。

  • 山岡 また、マネジメント層からは不安視する声もありました。コアタイムもなく、勤務状況が見えにくくなり、社員一人ひとりのマネジメントが難しくなる可能性があると。一部の部署だけに導入する方がいいのではという意見もありましたが、全部門・全職種を対象にするという点は譲りませんでした。働き方改革は、社員一人ひとりが自分ごとに捉えることが必要不可欠。部署や職種にかかわらず、全社員誰もが自分に合った働き方ができるよう、できる限り選択肢を広げていくことで、生産性もウェルビーイングも高まると考えたためです。

  • 一人ひとりの勤務状況を可視化し、社員自ら働き方をより考えやすくしている

    一人ひとりの勤務状況を可視化し、社員自ら働き方をより考えやすくしている

    • 石巻 勤怠システムそのものに対して「もっと使いやすくしてほしい」「システムがバラバラで分かりにくい」という要望も上がっていたため、これを機に勤怠システムも抜本的に変えることにしました。

    • 山岡 そうですね。スーパーフレックスを導入するとなると、従来の勤怠システムでは対応できない部分が多くありました。勤務時間を正しく計算できなかったり、労働基準法の改正にともなう時間外労働の上限規制の変更に対応していなかったり。これらに対応しつつ、マネージャーだけでなく社員一人ひとりが自分の働いた時間を管理し、自律的に働き方も休み方も選べるようなシステムを目指し、制度改革と並行してシステムのフルリニューアルを進めました。

    【2】ルール&マナーも改めて明文化し、制度導入とシステム開発を同時並行で進行

    • 久保 スーパーフレックスを導入するにあたり、最初は17名を対象に3ヶ月間のトライアルを行いました。そこで高評価が得られたため、次は約200名を対象に再度3ヶ月間のトライアルを実施。フィードバックを踏まえ、全社員に向けたスーパーフレックスの導入とシステムの改修を進めました。

    • 石巻 威勢良く始めたものの、制度の導入とシステムの改修を同時に進めるのがここまで大変だとは思いもしなかったですね。どこに苦労したか聞かれたら、正直数え切れないほどです。

    • 久保 仕様が決まったタイミングで新しい要望が出てきたり、システムのトライアル運用で問題が見つかったり、何度も調整を重ねましたよね。それでも、交通費など勤務表と相性の良い経費精算は勤怠システムに統合する、出張の日当も同システムで管理できるようにするなど、これまで不便に感じていた部分も一括して変更していったことで、非常に使い勝手の良いシステムを構築できました。

    ルール&マナーを明文化し、対外発信することで企業としての姿勢も明確にしている

    ルール&マナーを明文化し、対外発信することで企業としての姿勢も明確にしている

    • 山岡 システムだけでなく、ルールも一つひとつ見直し、新たに「はたらきかたルール&マナー」も明文化しましたよね。最初は賛否両論あったものの、なぜ変えるのか、何を目指しているのかを丁寧に説明していったことで、この取り組みに対する社内の理解も高まっていきました。互いをおもんぱかりながら長時間労働を是正することで、自社のためだけでなく、お客さまはもちろんのこと、パートナー会社をはじめ社会全体の働き方改革につなげていきたいなと思っています。

    • 石巻 使う側もマネジメント側も使いやすく、機能性に富んでいるシステムにしたことで、スーパーフレックスの導入を前向きに捉えてくれる社員が増えましたよね。

    【3】働きがいも叶えられる、自由な働き方を目指して

    • 山岡 スーパーフレックスはまだ導入したばかりなので、どれほど浸透するかはまだ分かりません。しかしニーズは確実にあるので、必要としている社員に届くように尽力していきたいです。また、こうした取り組みを通じて、当社が「社員全員が健康で、働く幸せを感じること」を本気で追求している姿勢が伝われば嬉しいです。実際に先日、若手社員から「会社が色々変わろうとしてくれているのが伝わっています」という声が届き、嬉しさが込み上げてきました。

    • 石巻 制度導入がゴールではなく、定着させることがゴールですからね。そのためには、私たち健康管理課だけなく会社一体となって進めていくことが大切だと思います。

    • 久保 そうですね。そして制度を定着させた上で、社員誰もが仕事もプライベートも充実できるように支援していきたいです。月の半分はみっちり働き、残り半分はゆっくり休んで旅行に出かける。そんな働き方をするのも選択肢の一つになるかもしれません。

    • 山岡  社員の働きがいも叶えられる、そんな働き方を実現していくことが私たちの使命だと思います。声にならない声にも耳を傾け、他の制度や仕組みもアップデートしていきたいです。

※PDFでニュースレター(2024/10)を見る


※記載されている情報は、取材時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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