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お知らせ

2013年度グッドデザイン賞を受賞しました

2013.10.01

当社が空間づくりのお手伝いをしました「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク」が、「2013年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しましたので、お知らせいたします。

同賞は日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みで、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。こうした機会をお与えいただいたお客さまはじめ、さまざまな過程でご協力頂きました皆さまにも御礼申し上げます。
今後とも、空間をご利用いただく皆さまの視点を忘れず、お客さまの事業への貢献ができるよう、豊かな空間づくりへの取り組みを続けて参ります。

「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク」

Museography ©UMUT works

【事例概要】
東京・丸の内に誕生したJPタワーの2・3階に設置された、日本郵便と東京大学総合研究博物館の協働によるミュージアム。
東京大学が明治10年の開学以来蓄積してきた学術標本や研究資料などの貴重な学術文化財を活かし、丸の内という好立地において多くの人が学術文化に触れる機会を創出することを目指しています。
施設コンセプトは「インターメディアテク」。日本語に訳せば「間メディア実験館」となり、単に学術文化財を展示するという域を超えて、アート&サイエンスをキーワードに既存の資源・表現メディアを融合した実験の場となっています。

【空間デザインについて】
既存資源や価値体系を最大限に活用し再構築することで、美しさと独創性を持つ空間・展示を実現。使い古されて異なる記憶や履歴を持つ学術標本や什器、そして建築までをもトータルに「リ・デザイン」することによって独自のレトロフューチャリズムの世界を創出しています。
建築については、現行法規に順応させながら、旧局舎の保存建築がもつ豊かな空間・歴史・空気感を最大限に活用。新たに設けた設備配管等も審美性の高いミニマルなデザインによって雰囲気を損なわないよう配慮しています。あわせて、東京大学の学内で使われていた歴史的な記憶や物語を有する什器の使用によって、歴史や記憶、学術の雰囲気が漂う唯一無二の空間となっています。

実績紹介のページでプロジェクト内容をご紹介しています

【グッドデザイン賞 審査評】
日本郵便と東京大学総合研究博物館との恊働によって、保存再生された東京中央郵便局の一角に生まれたミュージアムである。昭和の時代を象徴する建築空間、学術的な数々の標本、そして東大で使われていた家具什器などが幾重にも折り重なるようにして生まれた空間は、かつて見た事もないような新鮮な驚きを与えてくれる。その時間と空間の地層のようなミュージアムは、学術といった領域を超えて、多くの人たちが楽しむことのできる空間になっているのではないか。

【事業主】
日本郵便株式会社

【プロデューサー】
東京大学総合研究博物館:西野 嘉章

【ディレクター】
東京大学総合研究博物館:西野 嘉章
株式会社丹青社:洪恒夫(東京大学総合研究博物館 特任教授 兼務)

【デザイナー】
東京大学総合研究博物館:関岡裕之 緒方慎一郎 松本文夫、株式会社丹青社:湯沢幸子

【受賞歴】
「第32回ディスプレイ産業賞」ディスプレイ産業奨励賞
「DSA空間デザイン賞2013」大賞、企画研究賞
「JCD DESIGN AWARD 2013」金賞、浅子佳英賞

グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまでの受賞件数は39,000件以上にのぼり、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
グッドデザイン賞/ GOOD DESIGN AWARD (主催:公益財団法人日本デザイン振興会)


※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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