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お知らせ

放送×通信の特性を活かした新たな“音声による博物館体験” 『ザ・ミュージアム~耳で聴く博物誌~』 12/4(日)より放送

2016.11.21

当社は、株式会社エフエム東京(代表取締役社長:千代勝美)のグループ会社で無料デジタル放送「i-dio(アイディオ)」のコンテンツ・プロバイダーであるTOKYO SMARTCAST株式会社(代表取締役社長:武内英人)との共同企画により、TOKYO SMARTCASTのフラッグシップチャンネル「TS ONE」で楽しめる新番組『ザ・ミュージアム~耳で聴く博物誌~』を12月4日(日)から提供します。
丹青社と東京大学の産学連携により行われてきた15年にわたる東京大学の寄付講座「ミュージアム・テクノロジー」の研究成果の一つとして、放送×通信の特性を活かした新しいステーションである「TS ONE」とのコラボレーションが実現し、“音声による博物館体験”という新しい体験価値を生み出します。

<ニュースリリース>
≪丹青社+東京大学総合研究博物館 × TOKYO SMARTCASTが共同企画≫
放送×通信の特性を活かした 新たな“音声による博物館体験”TS ONE新番組 『ザ・ミュージアム~耳で聴く博物誌~』 12/4(日)より放送

『ザ・ミュージアム~耳で聴く博物誌~』フライヤー

(左)デジタル地上波最高音質の音声と共に、スマートフォンで画像や関連情報も(右)博物館内で収録、目の前で展示物を見ているような音声体験を提供

『ザ・ミュージアム~耳で聴く博物誌~』とは

「TS ONE」で放送する新番組。丹青社が空間づくりに携わったJPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」(東京・丸の内)に展示されている「学術文化財」(標本・資料)について、館長で東京大学教授の西野嘉章氏によるイマジネーション膨らむ音声を中核に、それらを補完する画像と共にお届けします。また、関連リンクや投稿機能などを併せて楽しむことで、既成概念にとらわれない体験を提供します。博物館の新たな可能性を探求する共同研究プロジェクトです。
(スマートフォンやタブレット端末に無料アプリ「TS PLAY」をダウンロードすることにより、インターネット受信で楽しめます。対応機器をお持ちの方は放送受信でも視聴できます。)

※公式ウェブサイト『ザ・ミュージアム~耳で聴く博物誌~』

番組名 『ザ・ミュージアム~耳で聴く博物誌~』
本放送日時 2016年12月4日(日)より毎週日曜日 9:00 ~ 9:10 全13回放送
再放送日時 毎週火曜日 24:30 ~ 24:40 / 毎週金曜日 15:30 ~ 15:40
企画・番組提供 株式会社丹青社
制作企画 TOKYO SMARTCAST株式会社
出演 西野嘉章 東京大学総合研究博物館長・インターメディアテク館長/教授

西野嘉章氏コメント(東京大学総合研究博物館館長・インターメディアテク館長/教授)

通算15年に亘る丹青社寄付講座「ミュージアムテクノロジー」では、ミュージアムの新しい事業モデルの思考実験をおこなってきました。ミュージアムは、もとより目で「視る」体験装置として成立してきたものです。しかし、情報通信事業は日々進歩し、あらゆる事物は多様化が進んでいます。そんな未来を見据えたミュージアムの在り方として、私達は「視る」以外のミュージアム体験を提供できないかと考えました。『ザ・ミュージアム』は、「音声による博物館体験」、つまり「聴くミュージアム」として設計されたコンテンツです。時間と場所の制約を受けることなく、より多くの人がミュージアムを体験できるような、
いわば“四次元的ユニヴァーサルデザイン化”の一環として、ミュージアムの新たな可能性を探してみたいと考えています。

砂井博文氏コメント(TOKYO SMARTCAST 編成制作部長)

i-dioは今年の7月にグランドオープンした放送と通信が融合したまったく新しい放送サービスで、TOKYO SMARTCASTのフラッグシップチャンネル「TS ONE」は、スマートフォンで聴取する、いわば「持ち歩けるデジタル放送」です。『ザ・ミュージアム』は、言葉や音楽によって聴き手がイメージを膨らませる従来の音声メディアの特性に加えて、データ放送が連動し展示物の画像や解説文を補完的に見ることが出来るという、「TS ONE」の特徴的なサービスとモバイルミュージアムの延長にある取り組みを同時に体感いただけるコンテンツです。放送メディアと、ミュージアムの新たな可能性を探求する本プロジェクトに、ご期待ください。

洪 恒夫コメント(当社プリンシパル クリエイティブディレクター/東京大学総合研究博物館特任教授)

ミュージアムテクノロジー研究の一環として、ミュージアム自体の潜在価値を発揮するため、展示室を飛び出し、多くの方に接していただくための施設のあり方を模索してきました。標本単体を持ち出す最小単位のモバイルミュージアムを皮切りに、東京駅前立地に大量の学術標本を展示する「インターメディアテク」や、大学研究室そのものを導入した「東京ドーム 宇宙ミュージアムTeNQ」のように、産学連携による大規模モバイルミュージアムを具現化してきました。今般、「モノ」を見せることにとどまらず、無形の音声もミュージアムコンテンツとして届ける新たな実験プロジェクトに取り組むことになりました。

空間づくりのプロフェッショナル丹青社による、
産学連携を通じた次世代型ミュージアムの共同研究プロジェクト

当社の寄付により、国内初の産学連携ミュージアム・シンクタンクとして「東京大学総合研究博物館ミュージアム・テクノロジー(博物館工学)研究部門」が2002年に誕生しました。以降、15年にわたる共同研究のなかで、21世紀対応型博物館の将来像の具体化と、様々な事業・運営モデルを構築、普及させるための手法の開発に取り組んできました。
そのモデルの一つが次世代型ミュージアムの実験プロジェクト「モバイルミュージアム」です。これは「どこにでも持ち出せるミュージアム」を具現化するために、既存のミュージアム・コレクションをコンパクトにパッケージ化して展開する情報発信・社会教育ツールです。学校や企業などのパブリックな空間を、ミュージアム空間に変容させることができます。
今回の新番組『ザ・ミュージアム~耳で聴く博物誌~』もまた、広く社会に文化的な情報を提供するもので、これまでの共同研究プロジェクトの成果の展開モデルのひとつです。 博物館を直接来訪できないユーザーや視覚障がい者にも、耳による情報を提供することによって、地域・身体障がい・その他の要因による鑑賞体験のバリアをなくし、誰もが楽しめる新しい鑑賞体験の機会を提供しようという試みです。
(左)展示コンテンツをコンパクトにパッケージ化し、 学校、企業などパブリックな空間に展示する (右)丹青社本社レセプションエリアのモバイルミュージアム

放送×通信の融合による新サービス「TS ONE」が
“音声による博物館体験”の提供に共同参画

株式会社エフエム東京のグループ会社であるTOKYO SMARTCAST株式会社では、地上アナログテレビ放送終了後に空いた周波数帯を利用した無料デジタル放送サービス『i-dio』の創設に伴い2016年7月にフラッグシップチャンネルである「TS ONE」を開局し、放送×通信の融合による全く新しい放送サービスをお届けしています。新番組『ザ・ミュージアム~耳で聴く博物誌~』では、TS ONEの特性との親和性を見出し、丹青社と東京大学総合研究博物館による「モバイルミュージアム」プロジェクトに参画。音声と画像による鑑賞体験の提供に寄与するレギュラー協賛提供番組です。
放送画面イメージ

TS ONEの番組ページ内各種機能

視聴者は番組を聴きながら、関連サイト閲覧、投稿やSNSでのシェア、アーカイブの再読なども自由に楽しめます。
視聴者は番組を聴きながら、関連サイト閲覧、投稿やSNSでのシェア、アーカイブの再読なども自由に楽しめます。

フラッグシップチャンネル「TS ONE」について

無料デジタル放送「i-dio(アイディオ)」で楽しめる「TS ONE」は、デジタル地上波放送最高の音質(※)でお届けする音楽・カルチャー・ニュースを中心とする新しいステーションです。音楽業界との協創を目指し、新人アーティストの発掘・応援を展開してまいります。
また、一流のレコメンダーによる選曲をリスナーの生活スタイルに合わせて届ける番組を通して、「新しい音楽との出会い」や「音楽に込められた想い」を伝えるプレイリスト文化の発信拠点を構築していきます。さらに放送×通信の特性を活かした視聴者とのコミュニケーションプラットフォームやコンバージョンサービスも展開していきます。
※地上波放送最高音質・・・AAC形式/320kbpsで放送し、2017年にはハイレゾ級音質「96kHz」音源にも対応予定。

【「TS ONE」の視聴方法】
1.お持ちのスマートフォンやタブレット端末に、
  無料アプリ「TS PLAY」をダウンロードしてください。
  https://www.tokyosmart.jp/ 
2.TS PLAYアプリを起動。デジタル地上波最高音質・無料放送を
  お楽しみください。 
3.関東甲信越、中部、近畿、九州、沖縄の1都2府28県(2016年11月現在)ではインターネット受信でお楽しみ頂けます。
受信できるのは、そのエリアで放送しているチャンネル(一部を除く)になります。インターネット受信モードは動画並みのパケット通信を行います。ご利用の際には、ご自宅のWi-Fiなどのご利用をおすすめいたします。
4.i-dio対応機器をお持ちの方は「TS ONE」を選局の上、放送受信モードでお楽しみ頂けます。
  放送エリアは http://www.i-dio.jp/area/ をご確認ください。

新しい無料デジタル放送『i-dio(アイディオ)』について

新しい無料デジタル放送サービス『i-dio』は、地上アナログテレビ放送終了後に空いた周波数帯 (VHF-Low帯=99MHz~108MHz)を利用して創設された放送サービス。既存のテレビでもラジオでもない全く新しい“第3の放送”です。 
「i-dio」は、映像・音声・データなど、デジタルデータなら何でも送ることが可能です。また放送波で送信するため、通信とは異なり、輻輳もなく、広範囲に情報を送ることができ、さらにリアルタイム放送・蓄積型放送も可能です。2016年7月にグランドオープンし、11月現在、関東甲信越、中部、近畿、九州、沖縄の1都2府28県ではインターネット受信でもお楽しみ頂けます。
※i-dio 公式サイト  http://www.i-dio.jp/

TOKYO SMARTCAST株式会社について

TOKYO SMARTCAST株式会社は、地上波デジタル放送最高音質を放送するTS ONEをはじめとする生活を豊かにする様々なコンテンツとの出会いと、「安心・安全」サービスの実現に向けて、放送と通信のデジタルコミュニケーションプラットフォームサービスを提供していきます。
※TOKYO SMARTCAST株式会社 公式サイト http://www.smartcast.co.jp/


※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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