CROSS TALK

データアナリスト職対談

  • 前川 博輝

    データアナリスト職2022年入社

  • 清水 純之介

    データアナリスト職2023年入社

丹青社のデータアナリスト職とはプロジェクト、事業部、会社……
組織の向かうべき方向をデータの力で導いていく

清水
「丹青社のデータアナリスト職とは?」ということですが、前川さん、ご説明お願いします!
前川
データアナリストは、データを駆使しながら、中長期的な組織成長のための支援を行う仕事です。どのような施策を打てば事業売上が伸びるのか、競合よりも優位性を持つにはどのようなアプローチをすべきか。あらゆるデータを収集・分析し、会社や事業部が次にとるべき行動を導いていきます。
清水
会社の成長のためにデータを使って全方位的に支援する仕事なので、携わるプロジェクトも本当に幅広いですよね。どのような顧客に営業活動すべきか、プロジェクト化する前のリサーチ業務を担当しています。社内で蓄積された受注率やメールのクリック率、見込み客のトラッキングデータなど、活用するデータの種類はさまざまです。あらゆるデータを紐解き、営業施策立案のための仮説立てをしています。
前川
私も清水さんのように事業戦略に向けたデータ分析や活用を行っている一方で、空間データを活用するような、丹青社ならではの仕事も担当しています。例えば、赤外線センサーで各部屋の利用状況を調べ、オフィス全体が適切に活用されているかを分析したり、ビッグデータを駆使して、エリア利用者の属性に応じたテナントをクライアントに提案したり。丹青社はこうした空間データを活用した提案に競合他社よりも力を入れているので、データアナリストとして活躍できる場は今後さらに広がっていくと思いますね。

満たせ、はみ出せ。

丹青社のデータアナリスト職に求められる考え方プロジェクトの前後にこそ、データアナリストの活躍の場がある

清水
空間づくりを担う丹青社のデータアナリスト職に求められる考え方やマインドってなんだと思いますか?
前川
丹青社と聞くと、内装やディスプレイプロジェクトにたくさん携われるイメージのある方が多いかもしれませんが、データアナリストは空間に直接関わることがほとんどないんですよね。だけど、空間以外にこそ丹青社が成長していける余白があって、データアナリストはその成長を押し広げられる仕事だと思っています。内装の企画立案をする前にはニーズの調査、竣工後にはデータ分析による適切な運営支援。物件の着工から竣工までではなく、その前後もビジネスにしていくことこそ、丹青社が加速度的に成長するために必要であり、そこを楽しめる人が丹青社のデータアナリストに向いている人なんじゃないかなと思います。
清水
データ自体に関心があるのはもちろん、そのデータをもとに会社や事業を成長させることに興味がある人ということですよね。この職種はいろんな事業部や職種の方と関わる機会が多いからこそ、皆さんのため、この会社のために何ができるかを考え、誠実に対応することが大事なんだと日々実感しています。
前川
清水さんが仕事をする中でこだわっていることってありますか?
清水
私自身、特に気を遣っているのが、データの伝え方です。企画立案にあたって、企画を練ることに多くの時間を割いたほうが良いので、データをパッと見ただけで進むべき方向性が理解できるような見せ方を意識しています。わかりやすいグラフ形式や色味にする、分析の結論は端的に表す、など最適なデータの見せ方を常に模索していますね。
前川
営業、プランナー、デザイナー、制作、バックオフィススタッフ……いろんな職種の人が一つのチームで動いていると、意見の食い違いがあったりしますが、データという事実があることで目線が揃うんですよね。これはチームにデータアナリストがいることの価値の一つだと思います。
清水
そうですね。やっぱり自分がチームの役に立っている実感が持てると嬉しいですね。ちなみに前川さんがお仕事で大切にしていることはなんですか?
前川
私が大事にしているのは「仮説思考」ですかね。私たちの仕事は、必ず仮説に基づいてデータを収集したり、分析したりするので、常に頭の中に疑問符を持っておくことが大事だと思っています。
清水
プロジェクトの川上の段階だとゼロから答えを見つけ出さないといけない場面が多いからこそ、仮説を立てて検証していくことが求められますよね。
前川
そうですね。例えば、あるコワーキングスペースのレイアウトを最適化するプロジェクトで、何を糸口にレイアウトを改良するか議論した時。「多くの会社が月曜に定例を行うから、週末にかけてコワーキングスペースの利用者が集中しているのではないか?」という仮説を立てたんですが、その仮説をもとに赤外線センサーで利用者の流れを分析すると、仮説通りの結果でした。その結果を踏まえて、会議室の数を増やして、レイアウトの最適化につなげられて。どのような仮説を立てるかによって出てくる解決策が変わるので、仮説立てもデータアナリストの重要な役割の一つなんだなと、このプロジェクトで改めて思いましたね。

今後の展望データ活用事例を積み重ね、データアナリストの存在証明を

前川
最後に私たちの今後について話していきたいと思いますが、清水さんからどうぞ!
清水
私はデータを活用する文化が丹青社にもっともっと広がっていくといいなと思います。データアナリスト職という職種が社内にできてまだ日が浅いので、実は私たちの存在を知らない人も少なくありません。だからこそ、データの可視化にとどまらず、ビジネスの意思決定に貢献できるよう、ビジネスでの課題や戦略を理解した上でデータを用いた示唆が行えるようにスキルアップもしていきたいと思います。そのために空き時間に資格の勉強をするなど、知識のインプットに力を入れていますね。ゆくゆくはデータアナリストが丹青社にとってなくてはならない存在になれたらとても嬉しいです。
前川
私が入社した頃と比べたらデータへの関心度はだいぶ上がっているけど、「データアナリストがいることは知っているけど、何を依頼すればいいのかわからない」という人はまだまだいます。空間データの分析がソリューション提案に生きることを伝えるために、今はとにかく空間データの活用が売上に貢献した事例を一つでも多くつくるのが、私たちの使命ですね。存在意義を証明していくことで、もっとデータアナリストを増やそうという流れになれば、丹青社はもっともっと加速していけると思います!
清水
丹青社でデータアナリストの仲間を増やすためにも一緒にがんばりましょう!