過去のコンテスト

テーマ

Experience

審査基準

1.テーマの把握力

意匠性・効率性を兼ねたデザイン

2.時代への共感

現代のライフスタイルにマッチしているか

3.価値の捉え方

世の中の価値を自分の目で捉え発信する姿勢

募集内容

オンライン化が加速する今、リアル空間は体験に、よりフォーカスがあたりつつあります。
これからの時代、あなた自身が価値を感じられる、共感できる、こころを満たされる、
「Experience(体験)」をあじわうことのできるリアル空間とはどんなものでしょうか?
その答えとなるようなデザインやアイデアを提案してください。

審査員

株式会社アダストリア
株式会社アルペン
株式会社Creators’s NEXT
Jamo associates
JR西日本SC開発株式会社
スターバックスコーヒージャパン株式会社
日販グループホールディングス株式会社
日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社
株式会社nomena
三井不動産株式会社
株式会社ユナイテッドアローズ
LINE-INC.
ロイヤルホールディングス株式会社
株式会社ワークマン
株式会社丹青社

最優秀賞

作品名

Appa Rail

受賞者

高橋向生 / 株式会社今井健太郎建築設計事務所

コンセプト

服を探す面倒さや、似合う服が分からない、店員に話しかけられたくないなど、ファッションを苦手とする人たちが一定数いる。そんな隙間の客層から着想し、歩き回らずに多種の服を試着でき、店員の目を感じない空間を考えた。そこで、試着室に自動で服が流れてくる空間を提案する。まず数タイプの試着室を設定し、ハンガーレールシステムを導入。それにより各試着室に、様々な服が流れてくる状態となる。結果、周りの目を気にせず服を試着できるだけでなく、仲間内でファッションコーディネイト体験を楽しめる、新たな娯楽空間となる。

優秀賞

作品名

ミルクでととのう銭湯 にゅ〜 浴場

受賞者

木村賢太 / 株式会社アダル

コンセプト

銭湯に「ミルク専門店スタンド」を合体させ、ミルクをテーマとした新しいスタイルの銭湯を提案する。古くから湯と乳製品の相性は良く、人々に親しまれ美容や健康に大きな効果をもたらしてきた。「湯に浸かる心地よさ」から「湯上がりの心地よさ」にフォーカスし、地域の人々の憩いの場を作り出す。夕食後や寝る前にこの銭湯を利用することで、心も体もしっとりと整えられ甘く心地よい特別な一日の終わりを楽しめられる。

学生賞

作品名

Drive Garage

受賞者

秀島舜
/ 北九州市立大学大学院

コンセプト

普段、材料を購入しにホームセンターに訪れますが、店内に入る前の屋根のある半屋外空間では、農家の年配の方やガーデニングを趣味としたお年寄りの方をよく見かけます。逆に若者や中年層の人たちはあまり利用してないように感じました。その空間は植栽や肥料が売られ、もっと多くの人が着目すれば、いい空間になるのではないかと考えました。そこで、外から入る半屋外空間に内外の境界をなくすようなおおらかな屋根で囲い、そこに車でショッピングを楽しむ、巨大ガレージのような建築の提案です。

審査員特別賞

作品名

手紙工房 Dear

受賞者

東條有李 / 宇都宮大学

コンセプト

誕生日や記念日のメッセージカード、年賀状や暑中見舞い、友達同士の手紙交換。他人にメッセージを送るツールとして、かつては直筆で書く手紙や葉書が主流であった。しかし、ペーパーレス化やデジタル化が進むにつれて時間も手間もかからないメールやSNSでのやり取りへと変化してきた。スマホ1つでメールも電話もギフトも贈れる時代だからこそ、特別な日には個性と温かみが活かせる“直筆で人に想いを届ける体験”をしてもらいたい。そこで、訪れるだけで完全オリジナルの手紙を作成から投函までできる空間を提案する。

作品名

次世代トレインリテール

受賞者

グループ名: KG Line
森岡凜 内海公 栄淳 白石咲乃
/ 國學院大學宮下ゼミ

コンセプト

電⾞内のデジタルサイネージに沿線の⼩売・飲⾷店の広告をリアルタイムで表⽰。電⾞内では、その⽇の店の販売状況に合わせた割引やお買い得情報を⼊⼿でき、予約から決済までシームレスに完了。下⾞後は駅周辺の店舗でのスムーズな商品受け取り・サービスが可能となる。また、サイネージにはAIカメラを搭載し、乗客の属性にマッチした内容を表⽰させる。これにより退屈に感じてしまう電⾞の移動時間を「お得な時間」に変える。そして、電⾞から商業施設へ連動する新たな購買体験と、スマートフォンから実店舗へのOMOを実現させる。

作品名

食器を「試着」できるカフェ -WEAR CAFE-

受賞者

木下麻璃弥 / 専門学校桑沢デザイン研究所

コンセプト

こちらの作品は、「自分に合った食器を、服や靴などを試着する感覚で探すことができるカフェ」というコンセプトです。日常で行う「食べる」という行動に付加価値を与え、新しい形の出会いができる体験を届ける空間をデザインしました。このカフェは食器の展示空間を併設させたカフェであリ、気になった食器があればカウンターで料理と一緒に注文ができます。実際にその食器で食事することで相性を確かめて、気に入ったものがあればそのままお買い上げできるシステムとなっています。

作品名

yosonchi

受賞者

鈴木穂高 / 工学院大学大学院

コンセプト

「yosonchi」では、様々な「ちょっと良い商品」が、まるでそこに誰かが住んでいるかのように置かれている。利用者は“よそんち"的空間の中で自由に滞在することで、置いてある商品のリアルな利用体験をすることができる。友だちの家に遊びに行ったとき、その家にあるモノに「これいいな」と感じ欲しくなる体験のように、自分の家とは違うよそんちに訪れ、過ごすという何気なくも非日常的な体験は、自分の日常にはなかったリアルな気づきを与え、より豊かな生活のヒントを提供する。

作品名

マッチング試着室

受賞者

石井結 / 中央大学

コンセプト

今やボタン1つで簡単に買い物ができる時代。それでも人々がわざわざ店舗に足を運ぶのは、「思いがけない出会い」を楽しむためではないだろうか。本提案では、そんな体験を提供する新しい試着室を考える。各試着室には「カジュアル」「フェミニン」「ボーイッシュ」など異なるコーディネートスタイルに合わせて、あらかじめ選ばれた洋服がセットされている。ユーザーは思いもよらない服との出会いを楽しみ、気軽に手に取って試すことができる。ここは、新たな出会いへのワクワク体験を生み出す「マッチング試着室」。

作品名

ストーリーを買うリユースショップ

受賞者

土屋遼華 / 信州大学大学院

コンセプト

あらゆるモノがあふれ、いつどこにいても欲しいものが手に入る今だからこそ、モノがもつストーリーや背景に価値を見出すストーリー消費が広がっている。それらのストーリーはSNSを通して共感の波を生むが、モノを手に取る体験は遠くなっている。そこで、実際に商品を見た人がリアルタイムでストーリーを共有する体験ができるリアル店舗を提案する。この店舗で扱うモノは、ひとつひとつが唯一無二のストーリーを持った中古品であり、その商品とストーリーは対等にディスプレイされる。

作品名

Drive Garage

受賞者

秀島舜 / 北九州市立大学大学院

※学生賞とのW受賞

コンセプト

普段、材料を購入しにホームセンターに訪れますが、店内に入る前の屋根のある半屋外空間では、農家の年配の方やガーデニングを趣味としたお年寄りの方をよく見かけます。逆に若者や中年層の人たちはあまり利用してないように感じました。その空間は植栽や肥料が売られ、もっと多くの人が着目すれば、いい空間になるのではないかと考えました。そこで、外から入る半屋外空間に内外の境界をなくすようなおおらかな屋根で囲い、そこに車でショッピングを楽しむ、巨大ガレージのような建築の提案です。

作品名

つみきのまち

受賞者

初村大地 清岡鈴 松永香央里
/ 株式会社佐藤総合計画

コンセプト

ものを観察し、自由な発想で別の何かに想像する“見たてあそび”。ものとじっくりと触れ合うことが少し難しくなってしまった今、見たてあそびを通して私らしくものと向き合い、またその空間を自らつくるための新たなつみきを提案します。29個のつみきは、人々の想像力によって家具や広場、お店として使われます。そうして積み上がった空間には多様な人とものの居場所ができ、また常に変化があるのです。服を見ているとふと素敵な絵に出会ったり、香りにつられてコーヒーを買ったり。そんな物語が重なる、生きた出会いの場です。

作品名

道端商店街

受賞者

糸魚川颯大 池田拓未 / 日本大学

コンセプト

携帯電話の普及により電話ボックスは日常の風景に埋もれ、役割を終えたように無くなり続けている。そんな需要が下がっている電話ボックスを私たちは、商空間として蘇らせる。オンライン化が進み、店舗や商品との偶然的な出会いが減ると同時に、新しく商売を始めづらくなった。このことから、消費者が店舗へ赴く時代から店舗が消費者へ歩み寄る時代になると考えた。そこで、気軽に立ち寄れることや準備が簡単で始められるといった電話ボックスのポテンシャルを活かし、日常に近づいた新しい商空間を提案する。

※所属は2024年当時