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お知らせ

「日本空間デザイン賞2023」KUKAN OF THE YEAR RUNNER-UP(準グランプリ) 他を受賞しました

2023.11.10

当社が空間づくりのお手伝いをしました『陸前高田市立博物館』が、「日本空間デザイン賞2023」(主催:一般社団法人日本空間デザイン協会、一般社団法人日本商環境デザイン協会)において、準グランプリに値するKUKAN OF THE YEAR RUNNER-UP、および博物館・文化空間部門の金賞を受賞しました。また、『中央区立郷土資料館』が博物館・文化空間部門で銅賞を、下記事例がShortlistおよびLonglistに選出されました。

日本空間デザイン賞は、日本で唯一かつ最大の空間アワードで、卓越したデザインや優秀なデザイナーを発掘し、それを世界へ発信していくことで、空間デザインの新しい可能性を拡げることを目的に設立されたものです。

今回の受賞は、空間づくりに携わりました当社デザイナーをはじめ、関係者にとりましても、大変励みになります。こうした機会をお与えいただいたお客さまはじめ、さまざまな過程でご協力いただきました皆さまにも御礼申し上げます。

今後とも、空間をご利用いただく皆さまの視点を忘れず、お客さまの事業への貢献ができるよう、豊かな空間づくりの取り組みを続けてまいります。

KUKAN OF THE YEAR RUNNER-UP(準グランプリ)/博物館・文化空間部門 金賞

『陸前高田市立博物館』

撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ 河野政人

【デザイン意図】
東日本大震災により施設は全壊、資料も壊滅的な被害を受けた。約46万点の被災資料を救出し、70以上の全国の博物館支援により修復作業が進められ、世界に前例のない津波被災資料再生博物館「生きている博物館」を目指した。震災を経て世界へ発信する意義が付与されたふるさとの宝を、命沸き立つ「生きている展示」として新たに呼び覚まし、人々の心を揺さぶり、持続的な価値のあり方や意義について広義な意味深さを確立し、未来へ問う。

【所在地】岩手・陸前高田市

【事業主】陸前高田市

【当社担当者】デザインディレクション:田中 利岳、松丸 裕之/プランニング:増田 彩乃/デザイン・設計:橋本 旬平、林 紗奈美/収蔵設計:株式会社 丹青研究所 一ノ瀬 裕行、青島 彩/制作・施工:樋口 智哉/模型・造形:榛澤 吉輝、中井 弘志、吉田康寛/プロジェクトマネジメント:越前 小太郎、佐藤 順治

初めて敷地を訪れた時、まだ街灯や道が整備されず、暗闇を彷徨いながら宿に辿り着き、朝、外を眺めると、目の前はすべて、だだっ広い更地と海だった光景が今でも鮮明に記憶に焼き付いています。生きている博物館と展示を軸に、生きることは、ものごとがどうやら生き生きすることだと実感しながら事業主様と同じ方向を向いてすべてに邁進しました。結果、このような賞をいただけたこと、そして本プロジェクトに関わられた皆さまに、心より感謝申し上げたいと思います。
最後に、この賞に結び付けてくれた越前さん、最大の敬意を払い、重ねてお礼申し上げます。(デザインディレクション:田中 利岳)

<実績紹介>
『陸前高田市立博物館』~被災後修復された資料を“ふるさとのたから”として未来に継承する拠点施設~

博物館・文化空間部門 銅賞

『中央区立郷土資料館』

撮影:栗原 平、株式会社ピップス

【デザイン意図】
図書館を中心とした複合施設「本の森ちゅうおう」に併設された新しい郷土資料館。常設展示室では、図書館施設内という特性を活かして「本を読む」という行為をそのまま展示体験に持ち込み、本棚を模した壁面に展開するグラフィックや実物資料の「配架」による空間を計画。 本の背表紙をイメージさせる一つ一つの図形には、中央区の歴史などの情報が表現されており、これまでの郷土資料館のイメージを変えるテイストのイラストと合わせ、グラフィカルに表現。新たな来館者層の興味を惹きつけることを試みた。 また「本」をかたどる棒状のパーツを文字や記号に変化させ、サインとしても展開。インタラクティブに楽しめるデジタルコンテンツや、床地図と連携したモバイル端末アプリにもデザインを広げ、空間全体をビジュアルメディアとして体感できる場とした。 ビビッドなカラー展開によって図書館を利用する中高生など、これからの中央区を支える若い世代への関心を促し、興味が深まればさらに地域資料室などの図書資料へと誘う。図書館との融合によって、新しい郷土資料館のあり方を追求した。

【所在地】
東京・中央区

【事業主】
中央区

【当社担当者】
展示ディレクション:加藤 剛/デザイン・設計:石河 孝浩、森北 沙恵子/プランニング:株式会社丹青研究所 西園 記代子/制作・施工:加藤 勝実、高橋 一孫/映像:株式会社丹青研究所 塩田 達郎/プロジェクトマネジメント:田沼 明、杉山 一樹、中尾 友莉恵、三宅 航平

<実績紹介>
『中央区立郷土資料館』~図書館と融合した展示空間で、中央区の歴史文化の魅力を次世代に伝える~

Shortlist

『コジマプロダクション新オフィス』

【所在地】東京・港区
【事業主】株式会社 コジマプロダクション
【当社担当者】ディレクション:池田 正樹/デザイン:池田 正樹、野村 一樹、倭文 諭、李 娜泳/プロジェクトマネジメント:遠藤 政佳

『福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館』

【所在地】福井・福井市
【事業主】福井県
【当社担当者】展示ディレクション:加藤 剛/展示企画:鬼澤 優子、濱元 英之、西川 瑛海、善野 英恵/デザイン・設計:綿引 典子、水口 亮、石渡 美穂、遠藤 安泰/模型・造形:中井 弘志、吉田 康寛、榛澤 吉輝/制作・施工:軽部 隆典、田原 大輔、植田 真希/プロジェクトマネジメント:森川 佳喜

『別府鉄輪 地獄温泉ミュージアム』

【所在地】大分・別府市
【事業主】株式会社 Dots and L
【建築設計】岡田祐介建築設計事務所
【建築施工】長幸建設株式会社
【当社担当者】ディレクション:那須野 純一、原口 純平/デザイン:那須野 純一、小川 真大
<実績紹介>
『別府鉄輪 地獄温泉ミュージアム』~自然の恵みである温泉の価値と保全の必要性を楽しみながら理解する~

『グローバル技術研究所』

【所在地】大阪・堺市
【事業主】株式会社クボタ
【当社担当者】ディレクション:那須野 純一/デザイン:竹中 賢太/プロデュース:小杉 重信/プロジェクトマネジメント:丸山 浩靖、八島 彩

Longlist

『新宿ダンジョン攻略体験施設 THE TOKYO MATRIX』

【事業主】株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ
【監修】SAO-P Project
【プロジェクトマネジメント、設計・デザイン監修】株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ

『ONE PIECE FITNESS BragMen』

【事業主】Team BragMen有限責任事業組合

『エルベシャプリエ メゾン京都』

【事業主】株式会社サニーサイドアップ
<実績紹介>
『Hervé Chapelier Maison Kyoto』~土地の記憶を継承した空間の再構築、京都の一軒家で体感するブランドの世界観~
<関連動画>
【Archives.】Hervé Chapelier Maison Kyoto – Designer 可知友貴子 -|丹青社(YouTube)

『ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸』

【建築設計】株式会社東洋設計事務所
<当社実績紹介>
『ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸』~「和」の伝統的な要素を取り込み、温かみのあるくつろぎの空間を演出~

『美々卯 本町店』

【事業主】株式会社 美々卯

『HARIO Lampwork Factory 八重洲』

【事業主】HARIOランプワークファクトリー株式会社

『エスコンフィールド北海道 そらとしば』

【事業主】株式会社 ファイターズ スポーツ&エンターテイメント
【建築設計】株式会社大林組
【基本構想・企画】株式会社 ファイターズ スポーツ&エンターテイメント、株式会社 ヤッホーブルーイング
【クリエイティブディレクション、ロゴデザイン】株式会社 電通
【グラフィックデザイン】株式会社 ヤッホーブルーイング

『旧高宮貝島家住宅 高宮南緑地「高宮庭園茶寮」』

【事業主】株式会社ポジティブドリームパーソンズ
【建築設計】株式会社環・設計工房
【建築施工】九州建設株式会社
【園地整備】株式会社都市造園
<実績紹介>
『旧高宮貝島家住宅 高宮南緑地 「高宮庭園茶寮」』~歴史的価値を継承するとともに、地域創生につながる憩いの場に再生~
<関連記事>
『歴史的価値を継承し、地域活性化のための空間再生に挑んだ「高宮庭園茶寮」プロジェクト』(つくる、使う、考える人のデザイン情報サイト『JDN』)

『楢葉町×東京大学総合研究博物館連携ミュージアム 大地とまちのタイムライン』

【事業主】楢葉町・東京大学総合研究博物館
【学術企画・監修】楢葉町、東京大学総合研究博物館、東京大学アイソトープ総合センター
【展示構想・監修】東京大学総合研究博物館

日本空間デザイン賞について

日本空間デザイン賞とは、一般社団法人日本商空間デザイン協会(JCD)と一般社団法人日本空間デザイン協会(DSA)がそれぞれ開催してきたデザインアワードを2019年に合併して創設した、日本で唯一かつ最大の空間アワードです。日本から優れたデザインを定期的に発信し、世界に向かって評価や価値を高めていくことで「空間デザインのちから」を伝えることを目指しています。
日本空間デザイン賞


※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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