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お知らせ

パリファッションウィークで発表されたANREALAGEの新作コレクションに参画しました

2020.09.30

丹青社は、現在デジタル形式で開催中の「Paris Fashion Week Womenswear Spring/Summer 2021」においてファッションブランド「アンリアレイジ(ANREALAGE)」を展開する株式会社アンリアレイジ(本社:東京都港区/代表取締役社長:森永邦彦/以下、アンリアレイジ)が発表した2021年春夏コレクションに参画しました。
丹青社は、今回アンリアレイジがコロナ禍におけるパーソナルスペースを生み出す新作の発表にあたり、空間づくりの技術とネットワークを活かし、立体を形づくるフレームの制作等を行いました。

世界的な新型コロナウイルス感染症流行の影響から、今回のパリコレクションの映像は、パリファッションウィークオンラインの専用プラットフォームにおいて日本時間2020年9月29日20時30分(パリ現地時間9月29日13時30分)に配信され、同時刻よりアンリアレイジ公式ウェブサイトやYouTube等で公開されています。

【アンリアレイジ公式ウェブサイト】  https://www.anrealage.com/
【YouTube視聴用URL コレクション】 https://youtu.be/gjQoGauT-FY
※バックステージ  https://youtu.be/13-Yj9eXkJU

丹青社はこれからも空間づくりで培ったノウハウを活かし、さまざまな業種と連携を図りながら、新たな空間創造への挑戦を続けてまいります。

コレクション“HOME”の1カット

丹青社が運営する空間演出技術の研究開発・実証拠点「港南ラボ マークスリー[Mk_3]」において服に組み込むフレームの調整をおこなった

ニュースリリース

「丹青社、パリファッションウィークで発表されたANREALAGEの新作コレクションに参画
~パーソナルスペースを拡張するファッションの創作を、空間づくりの技術でサポート~」

取り組みの背景

丹青社は2019年よりアンリアレイジと業務提携を行い、「ファッション」と「空間」においてデザイン力・技術力とテクノロジーを融合させた新たなファッション体験空間の具現化を目指しています。今回の取り組みは、同年8月に開催されたアートイベント「TOKYO2021」で発表した作品「透鏡2021」に続き、共創プロジェクトの一環として参画しました。

本プロジェクトについて

アンリアレイジの2021年春夏コレクションは“HOME”をテーマに、服を小さな建築に見立て、身に着けることで「個の空間」を拡張するものです。球体、正4面体、正6面体、正8面体、正12面体、正20面体の6種類の形からなる計18体は、組み込まれたフレームによって半径1mのスペースを生み出し、ソーシャルディスタンスの保持に有効に機能します。さらに各立体のフレームを取り外すことで、立体のテキスタイルがドレスやコートに変容します。

従来の「服を着る」という行為を拡張させることで「個のスペース」を生み出したアンリアレイジと、従来手がけてきた「空間」を縮小させることで「身に着けるスペース」を具現化した丹青社による今回のプロジェクトは、「ファッション」および「空間」の領域を拡大し、衣服、そして空間の次代のあり方、多様性を提示し、ファッションと空間に新たな可能性を見出す試みとなりました。

関係者によるコメント

森永邦彦 氏(アンリアレイジ 代表取締役社長、デザイナー)
今回のテーマはHOME。ファッションが大きくなれば、空間となり、そこに人が入ることができますし、空間が小さくなれば、ファッションとなり、それを纏うことができます。衣食住の衣と住の間を越境したとき、また新しいものが生まれると思っています。自分を中心とした2mの社会的なディスタンスが設けられるようになって、自分のまわりの空間でさえも個人の領域として纏うような感覚が芽生えました。それらを具現化したコレクションです。

丹青社には、空間を可視化するためのフレームの設計デザインから構築を依頼しました。ファッションはその表層を覆う皮のようなものなので、骨格と皮膜、双方が納得のいくデザインを探りました。空間としても成立し、ファッションとしても成立する。その間にあるものを目指しました。
今回は、パーソナルな個人に焦点をあてて、大きな服であり、小さな空間であるというものを共創事業により生み出しましたが、その空間のサイズはもっと小さくすることも、大きくすることも可能性があるので、これを機に様々なスケールの空間に纏う概念を与えられたらと思います。

澤畠寿成 (丹青社 CMIセンター 空間メディアプランニング室 室長)
新型コロナウイルス流行の影響で、リアルな場での交流が制約を受ける中、永い歴史を持つウィメンズのパリコレクションも初のオンライン開催となりました。映像制作が国内で実施されることを絶好の機会と捉え、当社はアンリアレイジとの空間創造に向けた共創として、パリコレクションへの初参画を果たしました。ファッションも空間も、バーチャルとの共存が求められる一方、リアルにおける体験価値が向上しています。今後も、ファッション×テクノロジー×空間を融合し、こころを動かす体験を提供する取り組みを実践してまいります。今後もアンリアレイジとの空間創造に向けた共創にご期待ください。

アンリアレイジについて

デザイナー森永邦彦。1980年、東京都国立市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。大学在学中にバンタンデザイン研究所に通い服づくりをはじめる。2003年「アンリアレイジ」として活動を開始。ANREALAGEとは、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、を意味する。2005年東京タワーを会場に東京コレクションデビュー、同年ニューヨークの新人デザイナーコンテスト「GEN ART 2005」でアバンギャルド大賞を受賞。東京コレクションで10年活動を続け、2014年よりパリコレクションへ進出。2015年フランスの「ANDAM FASHION AWARD」のファイナリストに選出される。2017年パリコレ以降の作品を展示した「A LIGHT UN LIGHT」展を国内で開催し、LA及びサンパウロのJAPAN HOUSEにて巡回展を開催、また、ポンピドゥー・センター・メッスやロスチャイルド館、森美術館での展覧会へも参加している。2019年フランスの「LVMH PRIZE」のファイナリストに選出。2019年度第37回毎日ファッション大賞受賞。2020年 伊・FENDIとの協業をミラノコレクションにて発表。2021年ドバイ万博日本館の公式ユニフォームを担当。

関連情報


※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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