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お知らせ

AIを活用して社内の情報と人を結ぶ 「saguroot」の提供を開始します

2023.05.16

丹⻘社は、AIを活用した横断的な資料の検索を通じて、社内に眠っている”価値ある情報”の活用を促すナレッジマネジメントツール「saguroot(サグルート)」の提供を5月16日より開始します。

「saguroot」は、R&D、イノベーション、企画業務を行う組織・企業に向けて開発された、社内の知見と人材を見つけられるツールです。博物館等の展示施設を多く手掛ける丹青社の情報整理のノウハウを活かしたユーザー視点のUX設計により、直感的で効率的な検索を実現しています。日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長:津坂 美樹/以下日本マイクロソフト)が提供するAIソリューション「Azure AI」を活用することで、資料内のテキストや画像を含めた全文検索を可能にしました。

コロナ禍を契機としたテレワークの浸透により、社内における従業員間の接点が減少し、知見を共有する機会が失われていました。「saguroot」は資料検索を通じて社内に蓄積された有益な情報と、それらに紐づく知見をもった人材を可視化することで社内のコミュニケーションを誘発し、企業のイノベーションを支援します。

「saguroot」操作画面イメージ

「saguroot」操作画面イメージ

「saguroot」は、丹青社が参画する協創型コンソーシアム『point 0 committee』における協業からスタートし、サービスの開発にいたりました。丹青社は今後も空間づくりにおいて積み重ねてきた知見を活かし、協業・連携によるイノベーションの推進と新たな価値創出に取り組んでまいります。

ニュースリリース

丹青社、AIを活用して社内の情報と人を結ぶ「saguroot」の提供を開始
~資料検索を通じて社内の知見と人材をつなげ、活きた情報でイノベーションを支援~

「saguroot」の特徴

1.ファイル内のテキスト・画像まで、横断的な一括検索が可能

AIを活用することにより、ファイル名だけではなく、ファイル内のテキストや画像まで含めて検索できます。ファイル形式はPDF、PowerPoint、Excel、Wordなどに対応しており、横断的な一括検索が可能です。

2.知見をもった人材の可視化により社内コミュニケーションを促進

共有するファイルと担当者情報の紐づけにより、知見をもった人材を可視化することで、人材同士のつながりを生み、企業内のコミュニケーションを誘発します。

3.ユーザー視点のUX設計により、情報収集を効率化

博物館等の展示施設を多く手掛ける丹青社が培ってきた情報整理のノウハウを活かし、ユーザー視点のUX設計をおこなうことで、直感的で効率的な検索を実現。情報収集の効率化による生産性向上を図ります。

サービス概要

サービス名:saguroot(サグルート)
提供開始日:2023年5月16日
価格:月額400,000円~
ウェブサイト:https://saguroot.tanseisha.co.jp

コメント

開発担当者:丹青社 企画開発センター 菅波紀宏
新型コロナウイルスによる出社制限を受け、社内でのナレッジ共有が課題になりました。従来の資料検索システムは、資料の全文検索やグラフィックが多く使われている企画書などに対応していないことから、自社向けに新たに構築したシステムが「saguroot」開発の契機となりました。
当社と同じく『point 0 committee』に参画している日本マイクロソフト様とともに「Azure AI」を活用した実証実験を実施したところ、社内・『point 0 committee』内の双方にて好評価だったことから、同様の悩みを抱える企業の方にお役立ていただけるのではないかと考え、サービスとして展開することとしました。「saguroot」の提供にあたり、AI活用だけでなく、多くのデータの中から価値のある情報を見つけるために当社の持つ博物館やショールームなどの展示における情報整理やプランニングのノウハウが活用されています。
本サービスがさまざまな企業のイノベーション支援につながることを期待しています。

開発協力:日本マイクロソフト Global Black belt Asia Pacific AI/ML Specialist 濱田隼斗氏
「saguroot」は、従来の全文検索という技術のみを利用した検索では達成が難しい高度な検索ニーズを先端技術のAIを利用することで可能にしています。
欲しい情報が適切に手に入り、適切な人が活用できると、会社として大きな価値を生み出すためのピースが揃うことになります。
丹青社様が、「空間デザイン」の分野で培ってきた「顧客視点でのUX設計」はユーザーのニーズをしっかり捉えた使いやすさとデザイン性を両立させています。
ITの会社は「足し算」で物事を考えがちですが、丹青社様は「引き算」でプロダクトを設計されています。情報は多ければいいというわけではなく、あえて少なくすることでユーザーが本当に必要な情報にいち早くたどり着くことが可能だという視点で開発されています。
「空間デザイン」で培ったデザインの思考を、知識やドキュメントの共有というソフトの世界へと応用していただけた画期的なソリューションを、より多くの企業が情報活用に役立てて欲しいと思います。


※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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