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お知らせ

FSC®認証木材のみで構成した特注家具を製作しました

2023.06.07

丹青社は環境に配慮したオリジナルプロダクトとして、FSC®認証木材(※1)のみで構成した家具の第一弾「サイドテーブル」および「コートハンガー」を製作しました。本プロダクト2点は、「未来のオフィス空間」を実現していくためのコワーキングスペース『point 0 marunouchi』(東京都千代田区)内に6月7日に新設された「カーボン・オフセットルーム」(※2)のコンセプトに合わせてデザインし、納入されました。

丹青社は企業活動全体を通じて環境負荷低減に取り組んでおり、2022年7月には本社において、世界中で最も広く普及している森林認証制度である『FSC®-CoC認証』(FSC®-C179924)(※3)を取得し、木製品の提案・販売について適切に管理された林産物の利用を推進してまいりました。今回の取り組みもその一環で、空間のコンセプトに合わせ丹青社の具体化・具現化力を活かして製作したオリジナルプロダクトについて、適切に管理された林産物を使用し、かつ最終製品になるまでの製造・保管を含む加工・流通過程においても正しく管理を行いました。本プロダクトは丹青社で初めて、FSC認証規格に適合するオリジナルの家具となりました。

今後も丹青社は、事業活動を通じて持続可能な社会の実現に向けた課題解決に貢献する取り組みを続けてまいります。

製作したサイドテーブルとコートハンガー。FSC®認証⽊材を緻密に組み合わせ、空間のコンセプト『⾒えない“何か”のカタチ』を具体化した。

point 0 marunouchiの「カーボン・オフセットルーム」

ニュースリリース
丹青社、FSC®認証木材のみで構成した特注家具を製作
~「カーボン・オフセットルーム」の空間のコンセプトに合わせてデザイン~

取り組みの背景・概要

丹青社はCSRの取り組みについて、マテリアリティ(重要課題)の一つとして「自然環境の保全」を定め、空間づくりにおける環境配慮をはじめ、企業活動全体を通じた環境負荷の低減を進めています。今回プロダクトを納入した『point 0 marunouchi』には丹青社も参画しており、新設の「カーボン・オフセットルーム」は既存の会議室改装にあたり空間づくりを通じたカーボンニュートラルの実現に向けて、会議室リニューアルにおいて排出されるCO2(約10t※4)のカーボン・オフセット(※5)を実施しました。同室はCO2排出量削減やその可視化によるコミュニケーションの機会と場の創出を目指して設定したコンセプト『見えない“何か”のカタチ』をもとに丹青社がデザイン・施工を手掛けており、空間のコンセプトに合わせてデザインしたFSC®認証規格に適合する家具を設置することで、同室の利用者の環境意識向上に向けた一体感のある空間の創出に寄与しました。

関係者コメント

株式会社point0 代表取締役社長 石原 隆広 氏

今回の会議室改装は、単なる会議室改装における環境負荷低減が目的ではなく、今後の空間づくりを通じたカーボンニュートラルの実現、point 0参画企業と取引先を含む関係各社とが、サステナビリティ社会の実現に向けて会話するきっかけ作りを目的として実施しました。会議室にはFSC®-CoC認証材を使った家具を使用する等、実際に具体事例を示しながら議論できる環境を用意することで、自分事として何ができるのかを考えられる空間としての活用を目指してまいります。今後もpoint 0では環境と働く人のウェルビーイングの両立を目指して、さまざまな取り組みを続けてまいります。

株式会社丹青社 取締役 深谷 徹

今回、適切に管理されたFSC®認証木材と丹青社のデザイン力を掛け合わせることで持続可能な課題解決を目指す、当社でも先駆的な取り組みの一つとなりました。point 0様へ納入したオリジナルプロダクトは、当社においてFSC®認証規格に適合する家具製作の第一弾となりますが、今後もお客さまをはじめとするステークホルダーの皆さまとともに、サステナブルな社会の実現に向けたさまざまな取り組みを進めていきたいと考えています。

※1 FSC®認証:責任ある森林管理を世界に広めることを目的とする国際的な非営利団体「Forest Stewardship Council®(森林管理協議会)」が規定する「適切な森林管理」を認証する森林認証制度。環境・社会・経済のバランスのとれた10の原則、70の基準に基づき森林管理を審査、認証する『FM認証』、林産物の加工・流通プロセスを対象とする『CoC認証』があります。
※2 カーボン・オフセットルーム:point0が運営する会員型コワーキングスペース『point 0 marunouchi』内の会議室リニューアルにあたり、排出されるCO2(約10t)のカーボン・オフセットを実施した部屋。
※3 FSC®-CoC認証:加工・流通段階で不適格な木材の混入等を防止するためにFSC®が設けた規格・ルールに基づいて審査が行われ、適合が認証された企業に与えられます。
※4 今回の改装においては、約10tのCO2が排出されます。算出範囲としては、改装に際して調達した製品の原材料~製造段階および運搬にかかる排出と改装工事作業にかかる排出を考慮しています。これは、スギの木約700本分が1年間に吸収するCO2量に相当します(杉の木1本のCO2吸収量を、14kg CO2/本・年と想定した場合)。排出量算定は、サプライヤーからの提供値と、自社算定結果に基づいて算定しています。自社算定においては、原単位データベースとしてIDEAを使用しています。
※5 カーボン・オフセット:日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まず排出量を認識し、できるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについては、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。

関連情報


※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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