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お知らせ

日販と連携して開発した完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」が9月26日にオープンします

2023.09.14

丹青社が日本出版販売株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥村 景二、以下「日販」)の開発パートナーとして連携した、完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」が持続可能な新しい書店モデルとして、2023年9月26日(火)にオープンします。

「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」イメージ

【「ほんたす」が提供する価値】

ほんたすが提供する3つの価値

全国的に書店軒数が減少しているなかで、昨今、本来書店が成り立つ人口が多い駅立地でも人件費と賃料によって書店経営が圧迫され、閉店となる例が増えています。そこで、無人運営でコストを抑えつつ、多くの方が立ち寄りやすい店舗づくりを目指す日販の開発パートナーとして丹青社が参画しました。
丹青社は、リアルの空間づくりの実績を活かし、顧客を中心としたリアルとデジタルをスムーズにつなぐカスタマージャーニーを構築することで、スマートで使いやすく、かつ、無人でありながらも温かみがあるブランド体験を目指しました。また、空間の人流データの計測により、今後、さまざまな実証実験を行うことで、より快適で満足度の高いブランドの空間体験を目指し、持続可能な新しい書店モデルを構築していきます。

「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」のポイント

「ほんたす」イメージ

(1)街の本屋が持つ入りやすさと親しみやすいデザイン。本との出会いを楽しめる商品陳列。その街のお客様の「今気になる・今ほしい」に特化した最旬の品揃えとレコメンド。
例えば、「今って何が流行っているのだろう」「最近よく聞くあのニュースって何だろう」「仕事の仕方を変えたいから勉強しなきゃ」「今日は疲れたから気分を変えたい」といった方の「今の感情」に寄り添い、本屋に行き慣れていない方でもより気軽に、より手軽に情報(本)が手にできる売り場づくりを行います。

(2)無人でも安心して利用でき、ストレスフリーで使えるスマートな本屋体験の構築。
遠隔接客システムなどテクノロジーの活用による顧客への寄り添いで、より快適な店舗体験を創造。
※「ほんたす」の取り組みの背景・目的の詳細については、2023年8月1日のニュースリリースをご覧ください

「ほんたす」LINE QRコード

「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」概要

無人運営のソリューション

「ほんたす」は“完全無人”かつ“ライトユーザーにもやさしい店舗設計”の2本柱によって、生活者と本のタッチポイントをつくり、日常に本の需要を創出します。

「ほんたす」無人運営のソリューション

「ほんたす」入退店管理イメージ

Ⅰ. LINEでの入退店管理
(RemoteLOCK ※1× Lメンバーズカード※2

LINEミニアプリによるデジタル会員証が入店/退店時のカギとなり、会員毎に入退店を管理することで、完全非対面でのセキュリティ管理を実現します。また、入店ハードルを最低限にするために、ニックネーム登録のみで会員証発行を可能としました。

初回は店頭サインのQRコードを読み込んで会員証を発行し、リーダーに会員証をかざして入店します。次回以降は、LINEから会員証を開くことができ、入店時・退店時にリーダーへかざします。
利用ガイドの詳細は、「ほんたす」公式ウェブサイトよりご確認ください。
「ほんたす」公式ウェブサイト:https://hontasu.com/

II. 緊急時の遠隔対応

ライブカメラで店内を監視し、トラブル抑止や災害時の状況把握など緊急事態の対応を行います。店内からの緊急のお問い合わせには、来店者自身のスマートフォンを通して、日販本社オペレーター(ほんたすサポートセンター)がチャットやビデオ通話で対応します。

III.セルフレジでのキャッシュレス決済

現金を取り扱わないことで運営負荷を軽減させ、複数のキャッシュレス決済を用意し、来店者にマッチした決済方法を選んでいただくことで、スマートな購買を実現します。
※クレジットカード決済・交通系ICおよび各種QRコード・バーコード支払いが可能です。

IV. 消費者行動分析と販促

ライブカメラを通して、来店者の属性や動線などをAIにより可視化・分析することで、購買者(POS)だけでなく来店者(店内行動)のデータをもとにしたインストアマーケティングを行います。また、会員管理を行うLINEを通じてお客様の声を収集し、ニーズのあるキャンペーン企画、商品告知等、店舗づくりに反映していきます。
(カメラデータについては個人を判別できないように変換したうえで分析を行います。)

実証実験の概要

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社と共に開発した、空間に関するデータ分析とデザインを掛け合わせ、空間における課題抽出から解決策の提案までをワンストップで行うことで空間価値を最大化するサービス「FAC+(ファクタス)」を活用した実証実験を実施します。
店内に設置したWebカメラやセンサーから来店者の属性や動線などさまざまなデータを取得し、AIを使って可視化・分析し、空間デザインの是非を数値に基づいて明確化し、より質の高い空間体験の提供へとつなげます。溜池山王店をベースに、リアル空間の価値をより顧客満足度の高いものへと向上させ、「ほんたす」の成功につながる解決策を探ります。
(カメラデータについては個人を判別できないように変換したうえで分析を行います。)

※1:RemoteLOCKは、RemoteLock社(本社:米国コロラド州、CEO:Nolan Mondrow)が開発し、日本国内では構造計画研究所が提供するスマートロックおよびアクセスコントロールシステムです。Wi-Fi接続により入室権限を遠隔から管理することが可能です。暗証番号やICカード(FeliCa)、QRコードなどによる解錠が可能で不特定多数の人が利用する施設の運営と非常に親和性が高く、セキュリティの担保と施設の省人化運用の両立を図ります。主に宿泊施設や店舗、公共施設等で利用されています。

※2:Lメンバーズカードは、合同会社Oblivionが提供するLINE上で完結し、多くの業種に対応する豊富な拡張機能を持ったデジタル会員証サービスです。Lメンバーズカードを店舗や企業に導入することで、スマホアプリのインストールや面倒なログイン作業が不要で、LINEさえあればすぐに会員証・ポイントカードの提示が可能になります。

■日販について
日本出版販売は、1949年の創業より、書籍・雑誌の流通を担い、日本の出版流通のインフラを構築してきた出版販売(取次)会社です。
グループ経営理念「人と文化のつながりを大切にして、すべての人の心に豊かさを届ける」のもと、街に書店のある風景と、誰もが自由に本と触れ合える環境を守るために、出版流通改革に取り組んでいます。また、より多くの人々に、さらなる豊かさを届けるため、出版物の流通という既存のビジネスの枠に捉われず、新たな書店の形の開発、本を起点としたプロデュース事業、遊休資産のリノベーションによる公共的プレイスの創造など、事業ドメインを拡張しながら、人々の豊かな心の育みに貢献し続けています。

■株式会社構造計画研究所について
構造計画研究所は、工学知を用いて社会の諸問題の解決に挑む技術コンサルティングファームです。1956年に構造設計事務所として創業して以来、「大学、研究機関と実業界をブリッジする Professional Design & Engineering Firm」として、建設・防災、情報・通信、製造分野や意思決定支援など多様な領域に事業を拡げてきました。工学知をベースにしたエンジニアリングコンサルティングおよびプロダクツサービスの提供を通じて、複雑化する社会課題の解決に日々取り組んでいます。
会社Webサイト:https://www.kke.co.jp/

■合同会社Oblivionについて
LINEミニアプリの開発・提供・運用を行っており、「LINE上でECショップを開くことのできるサービス」「LINE上で飲食店のモバイルオーダーができるサービス」「LINEミニアプリでデジタル会員証を提供できるサービス」などをパッケージシステムとして展開しており、多くの店舗・団体・自治体で利用されております。

ニュースリリース
丹青社が日販と連携して開発した完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」、9月26日にオープン
~リアルとデジタルをスムーズにつなぎ、持続可能な書店モデルを開発~

関連のお知らせ


※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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