丹青社は、株式会社ワントゥーテン(本社:京都府京都市、代表取締役社長:澤邊 芳明、以下「ワントゥーテン」)の資金調達ラウンド(シリーズB)に合わせて出資を行うと同時に、業務提携契約を締結し、両社の連携を強化します。
資本業務提携の背景と狙い
近年の「メディア(二次元)のデジタル化」を経て、いまや「空間(三次元)のデジタル化」が起こり始め、さまざまな空間が次世代のスマートデバイスと連携し、私たちを情報サポートする近未来が実現しつつあります。このような空間コンピューティング時代の新しい空間づくりには、リアルな物理空間と、デジタルテクノロジーを活用したコミュニケーションツールやメタバースなどの情報空間の、それぞれのデザイン・設計・制作だけでなく、目的や狙いに沿って双方を行き来する体験設計と、その仕組みや仕掛けを具現化する表現力、技術力によって、一連の体験価値を最大化させることが求められます。私たちはこれらの課題解決を『空間DX』ソリューションと位置づけ、丹青社がこれまで培ってきた物理空間の表現力、技術力、体験設計のノウハウと、XR/AIの技術力をコアとしたワントゥーテンの情報空間づくり、体験設計のノウハウを高いレベルで融合し、新しい時代の空間づくりの課題を、物理と情報の垣根を超えて総合的に解決していくことで、新たな空間の価値づくりを進めてまいります。
ニュースリリース
丹青社、ワントゥーテン(1→10)と資本業務提携を締結
~両社のノウハウを活用した『空間DX』ソリューションを提供し、新たな空間の価値づくりに貢献~
具体的な取り組み
- ・空間DXソリューションの受託事業
丹青社の空間づくりの技術・ノウハウと、ワントゥーテンのXR/AIの技術・ノウハウを活用し、物理空間と情報空間が融合した一連の体験空間の企画・設計・施工・コンテンツ制作・システム構築など - ・空間DXの新サービスの研究開発とプロトタイピング
空間コンピューティング時代に求められる新しい空間づくりの研究開発とソリューションのプロトタイピングなど - ・空間DXのメソッドを活用した空間活性化のコンサルティング
『空間DX』ソリューションを独自のメソッドとして活用した、物理空間と情報空間の垣根を超えた空間活用の戦略・企画立案・コンサルティングなど
丹青社 代表取締役社長 小林統 コメント
近年のテクノロジーの進化は留まることを知りません。空間づくりの領域にも、さまざまなテクノロジーの本格的な実装が進むことで、空間の魅力がオンライン上に拡張され、これまでにない豊かな体験が生まれ、体験者のさまざまな行動が最適化されるようになりました。70年余りにわたって空間づくりに携わってきた私たちに求められる役割も、複雑化・高度化する中、私たちはXRやAIをはじめとした先端テクノロジーに強みを持つワントゥーテンと、空間・体験づくりの領域において強力な関係性を構築することで、『空間DX』の多彩なソリューションを武器に、新たな時代の空間づくりに継続的に挑んでまいります。
ワントゥーテン 代表取締役社長 澤邊芳明氏 コメント
私がワントゥーテンの前身を個人事業として立ち上げたのは、1997年のことでした。そこから約20年間、二次元平面としてのメディアのデジタル化が急速に進みました。そして、2020年からの20年間は、我々が生活する三次元空間のデジタル化がいよいよ進んでいくと考えています。都市と人々がデータで繋がり、スマートグラスによって視覚の拡張も進む時代です。ディスプレイ業界で長い実績を持ち、空間デザインの雄である丹青社と、XRとAIを強みとしたデジタル体験プロデュースで多くの実績を持つワントゥーテンが連携することで、『空間DX』を強く推進できると確信を持っています。
※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。