丹青社は、川越市産業観光部観光課、川越商工会議所、公益社団法人小江戸川越観光協会らの協力のもと、『川越蔵造りの町並み「音声ガイドツアー」』の実証実験を10月19日(木)より2018年1月28日(日)まで実施いたします。
本サービスは個人および団体観光客、インバウンド観光客に向けたもので、文化施設事業において業界No.1のシェアを誇る株式会社丹青社と、歌舞伎座や文楽等の伝統芸能の舞台を中心に音声ガイド事業を展開する株式会社イヤホンガイドによる共同事業です。文化の魅力を掘りおこし伝える丹青社のノウハウと、文化や歴史をわかりやすく翻訳するイヤホンガイドのノウハウを、町の観光事業に活かす試みです。
博物館で音声ガイダンスを使うように、「蔵造りの町並み」と「大正浪漫夢通り」ゾーンにある30余りの建造物などの解説を、町並みの中で聞くことができます。
今後は、本サービスを日本全国に広げ、博物館・美術館およびその学芸員の知識に裏付けされた、より深く、より幅広い情報による、質が高く豊かな観光体験の提供を目指します。
サービス拠点(埼玉りそな銀行川越支店ポケットパーク内)で音声アプリとコンテンツをダウンロードします。
MAPを見ながら町並みを散策。聞きたい場所の番号を入力すると音声ガイドが流れます。
■ 取り組みの狙い
(1)観光体験をより豊かなものへ
美術館や博物館で音声ガイドを使用して文化財への理解を深めるように、現地に着いてからサービスの利用を促すことで、川越の町の価値を伝える機会を創出します。また、町並みをミュージアムのように楽しみながら、この音声ガイドでしか聞けない、蔵造りの町並みに関するトピックやストーリーを知ることができ、町への理解を深めます。
(2)博物館や学芸員のもつ知識を活用
地域の観光対象(歴史、自然、芸術等)に対し、もっとも正確で深い情報・知識をもつのは地域のミュージアムであることに着目しました。情報をミュージアムの外でも利用することで、観光コンテンツの情報としてより幅広く、より深い情報を観光客に伝えることが可能になり、観光体験の質と観光客の満足度向上につなげます。
(3)観光アプリの課題(低認知性、不継続性)克服
観光スポットにサービス拠点を設けることで、現地でのプロモーションの充実を図り、観光アプリそのものの認知度向上を目指します。また、官民連携により、企業のノウハウを町の観光事業に活かし、企業がコンテンツ更新やシステム維持を担当することで、安定的かつ高品質のサービス供給を継続可能にします。
■ 利用方法
(1)サービス拠点(埼玉りそな銀行 川越支店 ポケットパーク内)で
音声アプリとコンテンツをダウンロードします。
(2)MAPを見ながら町並みを散策します。聞きたい場所の番号を入力するとガイドが流れます。
ダウンロードした音声解説を聞きながら、蔵造りの町並みを見学することができます。
■ 『川越蔵造りの町並み「音声ガイドツアー」』 実証実験 概要
期間 | 2017年10月19日(木)~2018年1月28日(日)の木・金・土・日曜、祝日 |
---|---|
受付 | 埼玉県川越市幸町4-1 埼玉りそな銀行 川越支店 ポケットパーク内 |
アクセス | 川越駅・本川越駅より東武バス若02・川越01・02・03系統「一番街」バス停下車すぐ |
対応言語 | 日本語、英語 |
料金 | 500円 |
制作・著作 | 株式会社丹青社・株式会社イヤホンガイド |
監修 | 松尾鉄城(元川越市立博物館学芸員・女子栄養大学教授) 荒牧澄多(元川越市立博物館学芸員・全国町並保存連盟常任理事) |
協力 | 川越市産業観光部観光課、川越商工会議所、小江戸川越観光協会、川越一番街商業協同組合、川越菓子屋横丁会、仲町商店街、大正浪漫夢通り商店街振興組合、埼玉りそな銀行川越支店 |
運営会社 | 株式会社丹青社 |
■ 今後の可能性について
本実証実験は、全国の観光地に点在する文化財への理解を深めるための一助となるシステム実用化への取り組みです。今後も、地域の文化資源を活用し、文化財の背景やストーリーを伝えることで、人と地域の文化をつなげ、全国の観光地の活性化を目指すべく、サービスの提供を進めてまいります。
□ 久門 隆 氏(イヤホンガイド 代表取締役社長)コメント
イヤホンガイド社は創業より41年間、一貫して芸術・エンターテインメントへの音声・字幕ガイドを展開して参りました。知らないが故に見逃している事に、「気付き」の機会を提供する、それが弊社の使命です。今回の実証実験では、街に住む人々の歴史そのものが面白い、街はテーマパーク。そのようなコンテンツを提供したく思っております。
□ 南 夏樹(丹青社 企画開発センター プロデューサー)コメント
博物館などがもつ地域の知識資源と、博物館展示で培った当社の伝える力を掛け合わせることにより、魅力ある「観光コンテンツ情報」をつくりだすことができると考えました。観光という行為は情報消費という側面をもつため、今後も地域と連携して魅力的な情報を発信することで、地域の観光資源の価値を高める取り組みを進めていきたいと思います。
イヤホンガイドについて
松竹株式会社のグループ会社。歌舞伎座や文楽等の芸能の舞台を中心に⾳声ガイド事業を展開するほか、近年ミュージアム分野にも進出し、歌舞伎座ギャラリー・千葉県立中央博物館・斎宮歴史博物館等の音声ガイドを手がけています。
関連情報
『川越蔵造りの町並み「音声ガイドツアー」』公式Facebook
ニュースリリース
丹青社、まちをミュージアムのように楽しむ 川越蔵造りの町並み「音声ガイドツアー」の実証実験開始
『川越蔵造りの町並み「音声ガイドツアー」』(フライヤー)
Kawagoe Kurazukuri Old Storehouse Street Audio Tour(英語版フライヤー)
※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。