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お知らせ

竹工芸家・四代田辺竹雲斎氏と共創した初のNFTアート作品を制作します

2022.03.03

丹青社がサービスを提供するアート・工芸作品のプラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」は、竹工芸家・四代田辺竹雲斎氏とのコラボレーションにより制作した初のNFT(※1)アート作品を、3月10日(木)~3月13日(日)に東京国際フォーラムで開催されるArt Fair Tokyo 2022で販売開始します。

今回販売されるNFTアート作品は、四代田辺竹雲斎氏の作品をデジタル化するだけでなく、デジタルならではの表現による作品の見せ方やコンセプトの深度化、リアル作品との連携など、新たな価値創造を試みています。また、デジタルへ作品を展開することで、リアル作品では供給できない点数の取り扱いや、手に取りやすい価格帯のラインナップも可能になり、より多くの方に作品を手にしていただける効果も見込めます。

今後もB-OWNDは、デジタル技術とアート・工芸作品をかけあわせた取り組みを推進し、アーティストの表現の可能性を拡げるとともに、より多くの方にアートを身近に楽しむための機会を創出し、アート・工芸作品の普及および日本におけるアートマーケット拡大への貢献を目指します。さらに、丹青社の事業である「空間づくり」においてもNFTの特性を活かした体験創出の取り組みを進め、新たな空間価値の創造に挑戦していきます。

制作されたNFTアート作品のイメージ

制作されたNFTアート作品のイメージ。四代田辺竹雲斎氏のアート作品「つながり」をデジタル化し、現実では設置し得ないさまざまな空間に展示した様子を映像化している

(※1)NFT(ノンファンジブル・トークン):唯一無二の「世界に1つだけのデータ」の価値を生み出せる代替不可能なトークン。ブロックチェーン技術を活用することで、改ざんが困難なデジタルデータを作成できる。

ニュースリリース

アート・工芸作品のプラットフォーム「B-OWND」、竹工芸家・四代田辺竹雲斎と共創した初のNFTアート作品を制作
~3月10日より開催のArt Fair Tokyo 2022で販売開始~

取り組みの背景

2019年に立ち上げたB-OWNDは、アートとしての工芸作品の制作に取り組む多くのアーティストと連携し、ブロックチェーン技術を用いた作品販売、メディア機能を活かしたアーティストの紹介、丹青社の事業を活かした空間とアートとのコラボレーションの推進など、さまざまなかたちでアートマーケットの拡大および普及、アーティスト活動の支援に努めてまいりました。
一方、リアルのアート作品は1点ものであるため制作に多大な時間を要し、市場への供給量も限られることから、気軽に入手できるとは言い難く、手にできる方が限定されやすい傾向にありました。そこで、丹青社がNFT分野で培ってきたノウハウを活かしNFTアート作品としてデジタル化することによって、より多くの方に作品を手にしていただけるようにしました。

四代田辺竹雲斎氏との取り組み

丹青社は「⼯芸×空間×テクノロジー」による次代の空間体験価値を創出すべく、2021年9月に四代田辺竹雲斎氏のエージェントである有限会社夢工房と業務提携契約を締結し、新たな⼯芸体験空間を具現化する共創プロジェクトに取り組んでいます。本取り組みもその一環として、四代田辺竹雲斎氏の作品性を軸にデジタルならではの表現を用いて新たな価値創造に挑戦しました。

発表するNFTアート作品とその特長

1.「INFINITY」
四代田辺竹雲斎氏の作品性を踏襲し、現代社会においてより境界が融解しつつあるリアル世界とデジタル世界の「つながり」と「表裏一体」を表現の軸に据えた映像作品です。
「無限」をコンセプトとし、四代田辺竹雲斎氏のリアル作品「つながり」を物理的な制約のないデジタル空間に展開することで、従来の限界を超えた新たな表現の可能性に挑戦しています。

2.「循環 -RECIRCULATION- 」
ポストカードのようにグッズ感覚で手にしていただける、会場に展示されるインスタレーション「循環 -RECIRCULATION- 」と「WORMHOLE」を撮影した画像作品です。
発行総数は200点となっており、一定期間で撤去されてしまうインスタレーションをNFTアート作品としてより多くの人に販売することで、鑑賞者は体験の記憶を作品として所有でき、さらには購入を通じてアーティストの活動を支援できるようになります。

このほかに、会場ではICタグ搭載のリアル証明書(※2)を付与したリアル作品も販売いたします。

(※2)リアル証明書:スタートバーン株式会社(※3)が構築するブロックチェーンインフラ「Startrail」にて発行されるICタグ付きブロックチェーン証明書と連携して開発をおこなった、ICタグ搭載のアート作品に付帯する証明書。スマートフォンをかざすことで、従来のブロックチェーン証明書に記録される作品完成後のアフター・ストーリー(来歴情報)に加え、作品制作の背景やプロセスを写真や音声、テキストや動画などにより作品が完成するまでのビフォア・ストーリーを閲覧できる。

(※3)スタートバーン株式会社:2014年設立。世界中のアート作品の真正性と信頼性の担保ひいては価値継承を支えるためのブロックチェーンインフラ「Startrail」を構築する。また、Startrail上の情報を簡単に利用するためのウェブアプリケーションやAPIの開発・提供を行う。

「Art Fair Tokyo 2022」概要

会期 2022年3月10日(木)~13日(日) ※10日(木)は招待制
時間 11:00~19:00 ※13日(日)は11:00~16:00
会場 東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー
出展ブース:ホールE N042/ロビーギャラリー L007 夢工房ブース
公式ウェブサイト https://artfairtokyo.com
※本展に関する最新情報、詳細、注意事項は「Art Fair Tokyo 2022」公式ウェブサイトにて必ずご確認ください。
主催 一般社団法人アート東京/株式会社テレビ東京/株式会社BSテレビ東京/株式会社電通

「B-OWND」について

2019年5月よりサービスを開始した、日本の美を表現するアートとしての工芸作品を販売するオンラインマーケットです。アーティストと作品を丁寧に紹介することで、作家と購入者を繋ぐ場としてのプラットフォームを目指しています。また、B-OWNDでは、ブロックチェーンによるデジタル作品証明書付きの作品を購入することができます。作品を購入した事実が半永久的に記録され、個々人の美意識がアート工芸の歴史に刻まれていきます。
<サービスの特徴>
(1)オンラインマーケット

日本の美と技の象徴であるアートとしての工芸作品をオンライン上で購入できるマーケットです。新進気鋭の若手作家から世界で活躍する著名なアーティストまで多様なジャンルの作品を販売しています。
(2)デジタル証明書
すべての作品にブロックチェーンによるデジタル作品証明書を発行することで、真正性や信頼性の担保だけでなく、購入するという美意識の行動が歴史に刻まれます。また、二次流通の際に取引代金の一部をアーティストが取得(選択制)できる「還元金モデル」を進めます。システム開発は、スタートバーン株式会社と共同で行っています。
(3)オンラインメディア
日本の現代工芸をアートとして発信していくために、主にアーティストや作品のコンセプトなどをご紹介しています。工芸特有の素材や技法の紹介はもちろんのこと、ブロックチェーンやAIなどの最新テクノロジーがアート・工芸にどのような影響を与えていくのかといった内容にも注目し、現代工芸の価値を探求しています。
(4)空間とのコラボレーション
丹青社の空間づくりのノウハウとB-OWNDのサービスをかけ合わせることで、ホテルやラウンジ、オフィスなどの空間にアートを組込む提案からブランディングまで、その場に訪れるすべての方に特別な空間をご提供します。

関連情報

『B-OWND』 ウェブサイト
『B-OWND Magazine』 (メディアサイト)

過去掲載のお知らせ


※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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