丹青社グループである株式会社JDNは、運営するコンテスト情報サイト「登竜門」に掲載された2021年の記事および読者調査をもとにした、コンテストの統計資料『コンテスト白書2022』を公開しました。一昨年、2019年のコンテスト情報をまとめ、初めて公開した『コンテスト白書2020』に続き、2回目の公開となります。
株式会社JDNが運営する『登竜門』は、日本最大級のコンテスト情報サイトです。20年以上にわたり、読者・参加者にとって最新のコンテスト情報が得られる場として、主催・広報担当者にとって良質な読者が集まる情報発信の場として、両者をつないできました。日本から参加できるコンテスト(コンペ、公募、アワード)情報を網羅することを目指し、毎週約40件、年間2,000件以上のコンテスト情報を紹介し続けています。
今回発表した『コンテスト白書2022』は、2021年1月1日から12月31日の間に『登竜門』に掲載したコンテスト情報(2552件)および読者調査(回答数892)を集計し編集したもので、コンテストの「今」を体系的に表す資料です。主催者と参加者、社会とのつながりを生むほか、主催者とお客さまとのコミュニケーション、主催者のブランディング強化などに役立ち、次世代のマーケティング・コミュニケーション手法としても注目を集める「コンテスト」をより有効に活用するためにご利用いただけます。
今後も丹青社グループ 株式会社JDNでは、コンテストを通してさまざまな知恵を結びつけ、より良いコミュニケーションづくり、そして社会交流の活性化に貢献してまいります。
ニュースリリース
JDN、2,000件以上のコンテストを分析した『コンテスト白書2022』を公開
~日本最大級のコンテスト情報サイト「登竜門」掲載の2021年の最高賞金額は1000万円~
『コンテスト白書』発表の背景
コンテストは、マーケティング・コミュニケーション活動の一つとして、またイベントの一つとして、さらにはブランディング・コンテンツ開発・ソーシャルメディアコンテンツとしての活用・口コミの醸成・リクルーティングなど、さまざまな目的で実施されます。また、コンテストを知ることは時代を映すひとつの情報としても捉えることができます。前回、新型コロナウイルス感染症拡大前である2019年のコンテスト情報をまとめましたが、今回は、withコロナの新しい生活様式が定着してきた2021年のコンテスト情報をまとめ、広く公開することで、この新たな時代におけるコンテストの活用法について考えるヒントとなることを期待します。また、株式会社JDNが企画運営・メディアを通して培ってきた情報を1つの統計として発表することで、多くの方が“コンテスト”を知り、参画するきっかけとなるよう、今後も継続的に『コンテスト白書』の発表に取り組んでまいります。
『コンテスト白書2022』ダウンロード申込フォーム:https://w.japandesign.ne.jp/form/contestguide
※お申し込みいただいた方には、PDFデータをメールにて送付いたします。
『コンテスト白書2022』概要
集計対象 | 2021年1月1日から12月31日の間で『登竜門』に掲載された コンテスト情報(2,552件)および読者調査(回答数892) |
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掲載内容 |
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『コンテスト白書2022』の主なトピックス
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・副賞の最高賞金額は1000万円
副賞として賞金を設定しているコンテストでは、賞金の価格帯は10万円~50万円が最多で全体の16%程度。賞金ではなく商品を設定している企画が約51%だった。
最高賞金額は1000万円で、宇宙のビジネスアイデアを募る『宇宙を活用したビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2021」』、国際的なアートコンペ『第4回 ゆくはし国際公募彫刻展~ゆくはしビエンナーレ 2023~』と『アートオリンピア2022』の3つの企画。
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・コンテストの応募理由は、前回と変わらず「趣味・いきがい・気分転換・腕試し」が僅差で2位に
コンテスト応募理由(複数回答)は「賞金・商品を得るため」と僅差で「趣味・いきがい・気分転換・腕試し」が挙がっており、コンテストへの応募そのものが参加者の暮らしの豊かさにつながっていることが見受けられる。
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・コンテスト応募時に重視することは「主催企業の知名度」よりも「賞の内容」、「制作の難易度」
「応募時に一番重視すること」として、「賞の内容」が最も重視され、次いで「制作の難易度」で、「主催企業の知名度」はあまり重視されないことから、コンテストは一般消費者に向けて企業の理解度を高める機会になりうる。
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・コンテストへの興味は年齢・性別問わず幅広いが、女性の比率が高くなっている
コンテストに興味をもつ人の分布は年齢・性別問わず幅広い。今回の調査では、20代女性の関心が最も高く、男性では60代が最も高い。人口推計(2021年10月1日時点)における性別の年代別で見ると、男性、女性いずれも、20代以上の若い世代の関心が人口と比較しても高い。
※アンケートにおいて「性別:無回答」を選択した32件(3.6%)は集計に含めていない。
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・コンテストの応募締め切り:9月が最多、4月が最少
コンテストの応募締め切りは下半期、特に9月締め切りが圧倒的に多く、4月が最少となった。
また、月内の日別詳細を見ると、月初よりも月末の日付に締め切りを設定しているコンテストが多い。
『コンテスト白書2022』発表に関するコメント
山崎 泰(株式会社JDN 取締役)
当社では、コンテストの告知・結果発表に『登竜門』を通して長く関わらせていただきながら、コンテスト自体の企画実施も数多く支援しています。コンテストを外から見るメディアの視点と、運営する当事者の視点を併せ持つことが、当社の強みの一つです。この白書では、そうした当社の背景の一部をご紹介しています。基本的な構成は前回と同じですが、今年度版を作成するにあたり記述内容については全般的に見直しをいたしました。本書を通して、コンテストの面白さ、課題解決手法としての可能性にご注目いただければ幸いです。また、さらなる改良のために、ご意見ご感想も是非お聞かせいただきますようお願いいたします。
辰巳 奉弘(株式会社丹青社 SE事業部 開発部 部長)
株式会社JDNの協力のもと、昨年初開催した『NEXSTO~次世代店舗アイデアコンテスト~』は、お客さまへの新たなサービスをつくり出すこと(次世代店舗アイデアの提供)を目指して企画されました。専門店企業、設計事務所などステークホルダーの皆さまに審査員としてコンテストに参加いただき、「共に審査して優秀作品を決定する」プロセスを加えたことによって、幾つもの優秀なアイデアを得ることができたと同時に、各社様の抱える課題をより深く話し合う機会となり、取り組みを高く評価していただきました。株式会社JDNが培ってきたノウハウを活かし、丹青社グループとして、これからも新たな挑戦に取り組んでいきたいと考えています。
『登竜門』について
『登竜門』(https://compe.japandesign.ne.jp)は、国内から参加できるコンテスト(コンペ、公募、アワード)情報を網羅することを目指し、1997年創立のデザイン情報サイト『JDN』より分離独立して誕生しました。
年間2,000件を超える掲載情報を通して、クリエイターにとっては最新のコンテスト情報が得られる場として、主催者にとってはデザインへの意識の高いユーザーが集まる情報発信の場として、登竜門は両者をつなぐ存在であり続けています。
『Contest iroha -コンテスト相談所-』について
株式会社JDNでは、コンテストに関する情報力・実績・現場経験などをもとに、『Contest iroha -コンテスト相談所-』(https://compe.japandesign.ne.jp/contest-iroha)として、20年以上にわたるコンテストの実施支援の観点から、「コンテスト開催の基本」はもちろん「一味ちがうコンテストにする工夫」まで余すことなくお伝えします。
コンテストを開催するにはどうしたらいいのか。その先には何があるのか。その第一歩をお手伝いするのが「Contest iroha -コンテスト相談所-」です。
過去掲載のお知らせ
※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。