menu close
閉じる

お知らせ

「2023年度グッドデザイン賞」を受賞しました

2023.10.05

丹青社が空間づくりのお手伝いをしました『陸前高田市立博物館』が、「2023年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

同賞は日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みで、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。

こうした機会をお与えいただいたお客さまはじめ、さまざまな過程でご協力いただきました皆さまにも御礼申し上げます。
今後とも、空間をご利用いただく皆さまの視点を忘れず、お客さまの事業への貢献ができるよう、豊かな空間づくりへの取り組みを続けてまいります。

グッドデザイン賞2023 ロゴマーク

2023年度グッドデザイン賞

『陸前高田市立博物館』

【事業主】
陸前高田市

【受賞団体】
陸前高田市 / (株)丹青社

【概要】
東日本大震災により施設は全壊、資料も壊滅的な被害を受けた。約46万点の被災資料を救出し、70を超える全国の専門機関・博物館の支援による修復作業に努め、世界に前例のない津波被災資料再生博物館を目指した。震災を経て、ふるさとの宝である資料に、世界へ発信する意義が付与された「生きている展示」として新たな価値創出を目論んだ。

【デザインのポイント】
1.被災資料に息吹が与えられたことを感じるために資料をダイナミックな群として生命力を感じる空間を目指した。
2.陸前高田の文化を紐解くため、海・山といった環境から連想するカラー“タカタネイチャー”を設定した。
3.震災を経たふるさとの文化を次世代へ継承する拠点とし、子どもが体感的に感じる映像演出や体験展示を施した。

【審査委員の評価】
東日本大震災の津波で被災した文化財‧展示資料を救出‧再生させ、2つの博物館を合築し新たな構成で展示している。群としてダイナミックに見せる展示、手に取れる標本箱など、資料を息づかせる新たな体験を提供する。これまで大切にされてきた資料の丁寧な救出や半身ずつ異なる表現の展示としたツチクジラの剥製からは、地域の歴史の上に私たちが生活していることや、日々新たな層が加わり地域をかたちづくっていることをあらためて意識させられる。

※より詳しい内容は、グッドデザイン賞「受賞ギャラリー」でご覧いただけます。
受賞ギャラリー > 博物館 [陸前高田市立博物館]

【当社担当者】
プランニングディレクション:松丸裕之/デザインディレクション:田中利岳/プランニング:増田彩乃/デザイン・設計:橋本旬平、林紗奈美/収蔵設計:(株)丹青研究所 一ノ瀬裕行、青島彩/制作・施工:樋口智哉/模型・造形:榛澤吉輝、中井弘志、吉田康寛/プロジェクトマネジメント:越前小太郎、佐藤順治

<当社実績紹介>
『陸前高田市立博物館』~被災後修復された資料を“ふるさとのたから”として未来に継承する拠点施設~

グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
グッドデザイン賞/ GOOD DESIGN AWARD(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)


※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
HOME ニュース お知らせ 2023 「2023年度グッドデザイン賞」を受賞しました