menu close
閉じる

お知らせ

「第18回キッズデザイン賞」優秀賞 経済産業大臣賞他を受賞しました

2024.11.28

当社が空間づくりをお手伝いしました『福井県立恐竜博物館(新館)「化石研究体験」』が「第18回キッズデザイン賞(主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会)」において、「優秀賞 経済産業大臣賞」を受賞いたしましたので、お知らせいたします。また、下記事例が「キッズデザイン賞」を受賞しました。

キッズデザイン賞は、子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度です。「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」、「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」、「子どもたちを産み育てやすいデザイン」の3つの部門からなり、当社が応募した「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」は、子どもの創造性・感性の育成、多様な知識の習得や運動能力の向上に役立つもの、また、そこに新たな発想、工夫、手法があるものが評価されます。

今回、『福井県立恐竜博物館(新館)「化石研究体験」』が受賞した経済産業大臣賞は、「子どもたちの安心・安全に貢献するデザイン」および「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」の優秀賞受賞作品のなかから最も優れたものに授与されます。
当社は第8回以来3回目の経済産業大臣賞、また一昨年に続き10回目のキッズデザイン賞の受賞となりました。
こうした機会をお与えいただいたお客さまをはじめ、さまざまな過程でご協力いただきました皆さまにも御礼申し上げます。

今後とも、空間をご利用になる皆さまの視点を忘れず、お客さまの事業への貢献ができるよう、豊かな空間づくりへの取り組みを続けてまいります。

キッズデザイン賞2024公式マーク

第18回キッズデザイン賞 優秀賞 経済産業大臣賞

『福井県立恐竜博物館(新館)「化石研究体験」』

(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門 リテラシー部門)

撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ 河野政人

【概要】
国内最大規模の化石発掘調査を行い、世界的な化石研究・情報発信の拠点である福井県立恐竜博物館。新館増築に伴うリニューアルの核として「化石研究体験」を計画しました。この体験は、実際の化石研究のプロセスに沿って「化石発掘プラス」「化石クリーニング」「CT化石観察」「T.rex頭骨復元」の4種類の体験コンテンツで構成しています。研究で使われる道具や設備、発掘現場より採掘された岩石や化石資料を用いて実際の研究に近づけた(博物館の研究に寄与する)本格的・専門的な体験とすることで、 “REAL”を追求し「子どもを子ども扱いしない“ホンモノ”の研究プロセス体験」を提供し、探求する心を刺激し子どもの成長を後押しする、そんな体験を実現しました。

【受賞理由】
科学体験は多くのミュージアムの事例があるが、専門研究と同等の機器や環境を使って体験ができる価値は大きい。本物に触れることで深い学びを得る環境づくりにつながっていく。
体験プログラムとアクションを誘発するデザインのクオリティが高い作品である。

【事業主】
福井県

【受賞団体】
株式会社黒川紀章建築都市設計事務所 / 株式会社丹青社

【当社担当者】
全体ディレクション:大倉聡明 / 展示企画:篠原宏一、伊藤真琴 / デザイン・設計:倭文諭
コンテンツ設計:野本真紀子、佐藤拓人 / 制作・施工:田原大輔 / プロジェクトマネジメント:森川佳喜

【担当者コメント】
「“ホンモノ”にこだわる」、「子どもを子ども扱いしない」を念頭に、関係者と何度も検討を重ね、“REAL”を追求し妥協をせずにこだわり抜いた結果が受賞に結び付いたと思っています。体験者の年間アンケートでも99%の方が満足という評価や、体験を通じて博物館や展示資料の見方が変わったというご意見をいただき、体験の意義や価値をしっかりと提供できたと感じております。この体験は今後さらに進化を続けていきますので、これからも多くの方に“REAL”を体験いただければ幸いです。(クリエイティブディレクター 倭文諭)

当社実績紹介

『福井県立恐竜博物館(新館)』~展示とホスピタリティの双方を強化し、一年を通した来館者の満足度向上へ~

第18回キッズデザイン賞

『天草市立御所浦恐竜の島博物館「研究者の頭の中」』

(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門)

【概要】
離島・御所浦島にあり、恐竜が生きた白亜紀の地層の上に建つ、太古の世界に思いを馳せられる自然史系博物館の新築リニューアル。島に「ホームステイ」するように展示を深くじっくり楽しめる博物館体験の提供を目指しました。オリジナルの体験学習「研究者の頭の中」のブレインマップをモチーフにしたパネルでは、従来の博物館で展示のウラに隠れていた研究者の思考をリアルに知ることができます。

【事業主】
天草市

【受賞団体】
株式会社丹青社

【当社担当者】
ディレクション:篠原宏一 / 展示企画:小松田麦子 / デザイン・設計:小倉利隆、黒田教昭 
制作・施工:阪田宏治、江島隆二 / プロジェクトマネジメント:中川原謙二、加藤一郎

当社実績紹介

『天草市立御所浦恐竜の島博物館』~天草の化石から太古の世界に思いを馳せる、島内の化石採集・自然観察の拠点施設~

すみだ水族館「オガサワラベース」

(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門)

【概要】
すみだ水族館に誕生した小笠原諸島とひとつながりになれる新しい空間「オガサワラベース」。周囲の海の豊かさを表現した既存のコーナー「小笠原大水槽」と一体化して見えるようにすることで小笠原諸島全体を表現するとともに、さまざまな角度からいきものを鑑賞できるよう工夫しました。

【事業主】
オリックス不動産株式会社

【受賞団体】
株式会社丹青社

【当社担当者】
ディレクション、デザイン・設計:鶴谷真衣 / 制作・施工:長谷川裕二 / プロジェクトマネジメント:竹内優維

『あざみ野白ゆり幼稚園インタラクティブ映像コンテンツ PLAY WALL』

(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門)

【概要】
1979年創立のあざみ野白ゆり幼稚園は教え育てる「教育」だけでなく、子どもと親、子どもと園の先生が共に育つ「共育」を実践。この「共育」の観点から一方的に完成形を与えず、保育の一環として150人の子どもたちと先生全員参加によるワークショップを開催し、日常に寄り添う体験と場「PLAYWALL」(インタラクティブ映像コンテンツ)を創りあげました。映像コンテンツのストーリーは子どもたちに身近な絵本形式を採用し、テーマは日常に身近な「雨」を題材としています。そのためワークショップは絵本作家にも参加頂き、丹青社がファシリテーターを務め、映像コンテンツのラストを飾る虹の絵を共同製作しました。「PLAYWALL」のストーリーは関わり方により結末が変化するため、想定外の遊びが日々生まれています。

【事業主】
学校法人白井学院 幼保連携型 認定こども園 あざみ野白ゆり幼稚園

【受賞団体】
株式会社丹青社

【当社担当者】
ディレクション・デザイン・設計:長谷川あみ湖 / デザイン・設計:三浦舞 / 映像コンテンツ制作:名雪慎也
制作・施工:青木将也 / プロジェクトマネジメント: 寺山善朗

キッズデザイン賞について

キッズデザイン賞は、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・空間・サービス・活動・研究の中から優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目的に2007年に創設されました。子ども用にデザインされたものはもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てに配慮されたデザインであればすべてが対象です。
https://kidsdesignaward.jp/


※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
HOME ニュース お知らせ 2024 「第18回キッズデザイン賞」優秀賞 経済産業大臣賞他を受賞しました