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福井県立恐竜博物館(新館)

展示とホスピタリティの双方を強化し、一年を通した来館者の満足度向上へ

  • 文化空間
  • ホールには、福井で発掘された恐竜と、発掘現場の北谷層の断層を表現したシンボルモニュメント「恐竜の塔」を設置

    ホールには、福井で発掘された恐竜と、発掘現場の北谷層の断層を表現したシンボルモニュメント「恐竜の塔」を設置

  • サイン計画の見直しやサイネージの設置で、わかりやすいエントランスを構築

    サイン計画の見直しやサイネージの設置で、わかりやすいエントランスを構築

  • 福井県産の釈谷石や杉材を使用したホワイエ壁面

    福井県産の釈谷石や杉材を使用したホワイエ壁面

  • 『化石研究体験室』では化石を見つけ、観察し、調べる、本格的な化石研究プロセスが楽しめる4つの体験を用意

    『化石研究体験室』では化石を見つけ、観察し、調べる、本格的な化石研究プロセスが楽しめる4つの体験を用意

  • 福井の恐竜時代を、横16m×縦9mのスクリーン3面で構成した迫力ある大型映像で展開

    福井の恐竜時代を、横16m×縦9mのスクリーン3面で構成した迫力ある大型映像で展開

  • 親子で休めるキッズスペース。壁面には恐竜パズルを設置し、恐竜をモチーフに遊べる機能を創出

    親子で休めるキッズスペース。壁面には恐竜パズルを設置し、恐竜をモチーフに遊べる機能を創出

  • 地層をイメージした左官壁で構成された『ダイノライブラリー』。恐竜関連の書籍や貴重な資料、化石標本も展示

    地層をイメージした左官壁で構成された『ダイノライブラリー』。恐竜関連の書籍や貴重な資料、化石標本も展示

  • 本館とつながる連絡通路の壁面には、見る角度によって骨格から肉付きの恐竜に変化する横8mの大型レンチキュラー(角度を変えることで絵柄が切り替わるなどする印刷)を設置し、移動中の体験を創出

    本館とつながる連絡通路の壁面には、見る角度によって骨格から肉付きの恐竜に変化する横8mの大型レンチキュラー(角度を変えることで絵柄が切り替わるなどする印刷)を設置し、移動中の体験を創出

  • レストランには食事をしながら骨格標本を楽しめる展示ガラスケースを設えている

    レストランには食事をしながら骨格標本を楽しめる展示ガラスケースを設えている

  • 福井県立恐竜博物館(新館)
  • サイン計画の見直しやサイネージの設置で、わかりやすいエントランスを構築
  • 福井県産の釈谷石や杉材を使用したホワイエ壁面
  • 『化石研究体験室』では化石を見つけ、観察し、調べる、本格的な化石研究プロセスが楽しめる4つの体験を用意
  • 福井の恐竜時代を、横16m×縦9mのスクリーン3面で構成した迫力ある大型映像で展開
  • 親子で休めるキッズスペース。壁面には恐竜パズルを設置し、恐竜をモチーフに遊べる機能を創出
  • 地層をイメージした左官壁で構成された『ダイノライブラリー』。恐竜関連の書籍や貴重な資料、化石標本も展示
  • 本館とつながる連絡通路の壁面には、見る角度によって骨格から肉付きの恐竜に変化する横8mの大型レンチキュラー(角度を変えることで絵柄が切り替わるなどする印刷)を設置し、移動中の体験を創出
  • レストランには食事をしながら骨格標本を楽しめる展示ガラスケースを設えている

撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ 河野政人

実績について

概要 恐竜に関する資料の展示数において国内最大級の「福井県立恐竜博物館」。2024年の福井での北陸新幹線開通に合わせ、博物館の機能を強化し、来館者の満足度向上を目指した増改築プロジェクトです。当社は増築された新館および本館に新設されたライブラリー・キッズスペースや連絡通路のほか、全体サイン計画を含む展示設計と展示制作・施工を手がけました。
課題・テーマ 夏休みやゴールデンウィーク期間中の来館者の集中による混雑に加え、北陸新幹線開通による来館者のさらなる増加が予想される本施設に対し、新たな体験づくりや多くの来館者を受け入れられる整備を行い、季節を問わず楽しめる拠点とすること。
解決策・実現策 エントランスやロビーの拡充に伴うサイン計画の見直しや、キッズスペースやライブラリー等を新たに整備しホスピタリティ面の改善を行いました。さらに、通年楽しめる化石研究体験室や3面大型映像など体験型コンテンツの整備、博物館を象徴するシンボルモニュメントの設置等で魅力の向上を図り、いつ訪れても満足できる施設づくりを目指しました。
環境配慮設計 3R設計:化石発掘体験において、実際の発掘作業により発生した屑石を体験に利用することで、廃棄物の量を減らしています。
省エネ設計:省電力・長寿命・高耐久のLED照明を採用しました。
文化財保存設計:骨格標本や化石の展示・保存環境に対応すべく、特別展示室のガラス展示ケースはエアタイトケースを採用しています。

基本情報

事業主 福井県
業務範囲 展示設計元請:株式会社黒川紀章建築都市設計事務所
展示設計、展示制作・施⼯:株式会社丹青社
担当者 全体ディレクション:大倉聡明
展示企画:篠原宏一、伊藤真琴
デザイン・設計:倭文 諭
コンテンツ設計:野本真紀子、佐藤拓人
制作・施工:田原大輔
プロジェクトマネジメント:森川佳喜
所在地 福井県
オープン日 2023年7月
ウェブサイト https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/
タグ
大倉聡明

全体ディレクション

大倉聡明

大型物販店や書店、アパレル、ホテルなどの商業空間に加えて、水族館や展示会などのイベント・エンタテインメント空間のデザインも手がける。幅広い専門知識を活用した、デザイン・設計業務を行っている。

主な実績

Hondaウエルカムプラザ青山コメ兵名古屋店 本館、フェニックス・シーガイア・リゾート シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート、創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.2 -1990年代、発行部数653万部の衝撃- ほか

※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

篠原 宏一

展示企画

篠原 宏一

主にミュージアムなどの文化施設、文化催事などの展示において、情報・体験・コミュニケーション全般の企画を担当。近年は自然や環境、サステナビリティに関するテーマ、マンガをはじめとしたジャパンカルチャーに関するテーマなど、国内外で社会的潮流となっているテーマの空間づくりに積極的に取り組んでいる。静岡大学非常勤講師。

倭文 諭

デザイン・設計

倭文 諭

物販・飲食店などの専門店から企業のイノベーションセンター、オフィスの設計などを経て、現在は文化施設の設計を主に手がけている。「モノやコト」と「人」との間にある接点を紡ぎ合わせながら、誰もが夢中にそして記憶に残るような空間や体験づくりを心がけている。