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品川区立品川歴史館 リニューアル

世界につながる品川の今と昔を知る、「ライブミュージアム」へ

  • 文化空間
  • 巨大スクリーンに映される「品川歴史絵巻」では縄文時代から現代までの15の印象的なシーンを上映。各時代の象徴的なトピックスを映像と模型で紹介する中央の「ライブステージ」。周辺の「ライブウォール」では展示替えや学芸員の生解説を反映できる仕様に

    巨大スクリーンに映される「品川歴史絵巻」では縄文時代から現代までの15の印象的なシーンを上映。各時代の象徴的なトピックスを映像と模型で紹介する中央の「ライブステージ」。周辺の「ライブウォール」では展示替えや学芸員の生解説を反映できる仕様に

  • 入退館管理ゲート:有料・無料エリアを明確に分け、来館者を館名ロゴを使ったアニメーションで迎え入れる

    入退館管理ゲート:有料・無料エリアを明確に分け、来館者を館名ロゴを使ったアニメーションで迎え入れる

  • 特別展示室:さまざまなテーマ、資料の展示に対応しやすい仕様に工夫している

    特別展示室:さまざまなテーマ、資料の展示に対応しやすい仕様に工夫している

  • 「しながわナビ」:床面の高精細航空写真と区内5地区の歴史情報を紹介するショーケースを設置

    「しながわナビ」:床面の高精細航空写真と区内5地区の歴史情報を紹介するショーケースを設置

  • 「ライブラボ」:庭園に面し、木々に囲まれた空間で 来館者や学芸員がさまざまな用途で活用できる

    「ライブラボ」:庭園に面し、木々に囲まれた空間で 来館者や学芸員がさまざまな用途で活用できる

  • 館名ロゴデザイン:外観や内装に新たに設定したロゴマークを配し、体験・交流・共感のキーとする

    館名ロゴデザイン:外観や内装に新たに設定したロゴマークを配し、体験・交流・共感のキーとする

  • 外観:開館時はいつでも無料で立ち寄れる日本庭園

    外観:開館時はいつでも無料で立ち寄れる日本庭園

  • 品川区立品川歴史館 リニューアル
  • 入退館管理ゲート:有料・無料エリアを明確に分け、来館者を館名ロゴを使ったアニメーションで迎え入れる
  • 特別展示室:さまざまなテーマ、資料の展示に対応しやすい仕様に工夫している
  • 「しながわナビ」:床面の高精細航空写真と区内5地区の歴史情報を紹介するショーケースを設置
  • 「ライブラボ」:庭園に面し、木々に囲まれた空間で 来館者や学芸員がさまざまな用途で活用できる
  • 館名ロゴデザイン:外観や内装に新たに設定したロゴマークを配し、体験・交流・共感のキーとする
  • 外観:開館時はいつでも無料で立ち寄れる日本庭園

撮影:フォワードストローク

実績について

概要 1985年に開館した品川歴史館は、品川の歴史を身近に感じ主体的に活動できる場「品川ライブミュージアム化!」をコンセプトに、建築改修及び展示刷新を実施しました。品川区の貴重な文化と歴史にかかわる史料の収集・保存と公開、歴史の学習の場、庭園など、人々が気軽に立ち寄ることのできる交流の場としての機能を備えています。
課題・テーマ 建物・設備の老朽化への対応、展示情報更新の必要性や、使われなくなった諸室構成の見直し、収蔵庫の拡張と博物館機能を強化。訪れる人々が改めて品川の歴史を身近に感じ、主体的に活動できる場として、展示やあり方を刷新すること。
解決策・実現策 建築改修・内装を一新し、各室の機能を見直しました。常設展示室には、「ライブステージ」、「ライブウォール」の他、2階へつづく吹き抜けに、各時代の子どもの視点で品川の歴史を紹介する「巨大スクリーン」。資料・模型・映像を融合させ、子どもから大人まで楽しめるライブ感あるミュージアム空間としました。
また、ワークショップや学芸員の研究活動など多彩な博物館活動に利用する場として、木々に囲まれた空間「ライブラボ」を設け、来館者と館職員が柔軟に利用、交流できる場を整備しました。
環境配慮設計 ユニバーサルデザイン:基本計画時には、ユニバーサルデザインのコンサルティングをおこなう「株式会社ミライロ(2018年丹青社と業務提携)」と共に設計。実施設計終盤には建築改修、サイン図のチェック、監修を受けました。
文化財保護:既存の収蔵庫の内装、収蔵什器を刷新。使われなくなった撮影室等を改修し、収蔵庫として整備しました。

基本情報

事業主 品川区
業務範囲 各種調査、施設コンセプト企画、展示企画、デザイン・設計、建築改修設計、制作・施工、プロジェクトマネジメント
担当者 展示企画:鬼澤 優子、小松田 麦子
デザイン・設計:土井 啓郁
模型・造形:榛澤 吉輝
制作・施工:井上 佳之、吉岡勢納、丹青TDC

所在地 東京都
オープン日 2024年4月
ウェブサイト https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/jigyo/06/historyhp/hsindex.html
タグ
土井 啓郁

デザイン・設計

土井 啓郁

資料館、博物館等の展示空間デザインを手がける。地方の埋没しているコンテンツの魅力を掘り起こし、空間デザインとして昇華、感動を届ける。

※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。