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世界につながる品川の今と昔を知る、「ライブミュージアム」へ
撮影:フォワードストローク
概要 | 1985年に開館した品川歴史館は、品川の歴史を身近に感じ主体的に活動できる場「品川ライブミュージアム化!」をコンセプトに、建築改修及び展示刷新を実施しました。品川区の貴重な文化と歴史にかかわる史料の収集・保存と公開、歴史の学習の場、庭園など、人々が気軽に立ち寄ることのできる交流の場としての機能を備えています。 |
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課題・テーマ | 建物・設備の老朽化への対応、展示情報更新の必要性や、使われなくなった諸室構成の見直し、収蔵庫の拡張と博物館機能を強化。訪れる人々が改めて品川の歴史を身近に感じ、主体的に活動できる場として、展示やあり方を刷新すること。 |
解決策・実現策 | 建築改修・内装を一新し、各室の機能を見直しました。常設展示室には、「ライブステージ」、「ライブウォール」の他、2階へつづく吹き抜けに、各時代の子どもの視点で品川の歴史を紹介する「巨大スクリーン」。資料・模型・映像を融合させ、子どもから大人まで楽しめるライブ感あるミュージアム空間としました。 また、ワークショップや学芸員の研究活動など多彩な博物館活動に利用する場として、木々に囲まれた空間「ライブラボ」を設け、来館者と館職員が柔軟に利用、交流できる場を整備しました。 |
環境配慮設計 | ユニバーサルデザイン:基本計画時には、ユニバーサルデザインのコンサルティングをおこなう「株式会社ミライロ(2018年丹青社と業務提携)」と共に設計。実施設計終盤には建築改修、サイン図のチェック、監修を受けました。 文化財保護:既存の収蔵庫の内装、収蔵什器を刷新。使われなくなった撮影室等を改修し、収蔵庫として整備しました。 |
事業主 | 品川区 |
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業務範囲 | 各種調査、施設コンセプト企画、展示企画、デザイン・設計、建築改修設計、制作・施工、プロジェクトマネジメント |
担当者 | 展示企画:鬼澤 優子、小松田 麦子 デザイン・設計:土井 啓郁 模型・造形:榛澤 吉輝 制作・施工:井上 佳之、吉岡勢納、丹青TDC |
所在地 | 東京都 |
オープン日 | 2024年4月 |
ウェブサイト | https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/jigyo/06/historyhp/hsindex.html |
タグ |
デザイン・設計
土井 啓郁
資料館、博物館等の展示空間デザインを手がける。地方の埋没しているコンテンツの魅力を掘り起こし、空間デザインとして昇華、感動を届ける。
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※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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