ふじのくに地球環境史ミュージアム

廃校をリノベーションした「思考を促す」ミュージアム

海がテーマの展示室。上下反転した学習机で構成したケースを規則的に配置し、水面のラインを浮かび上がらせた


事例概要

静岡県立初の自然系博物館であり、全国初となる「地球環境史」をテーマとした博物館。「静岡の自然とその歴史である自然史」と、「人と自然の関わり・未来の生き方を考える環境史」が主軸となっており、「100年後の静岡が豊かであるために何ができるか」を考えるきっかけとなる場を目指しています。廃校を改修し、テーマ毎に旧教室を利用した10の展示室があります。

課題/テーマ

本施設のテーマである「未来の豊かさを考える」ことを、日々の生活の中で実践してもらうための展示を、廃校となった校舎を活用して具現化すること。

解決策/実現策

「学ぶ/教える」という学校本来の場の特性を活かし、「考える」ことを実践できるようにしました。10の展示室において、「1. 問いかける」~「2. 思考を促す」~「3. 対話を促す」~「4. 行動を促す」という4つのフェーズを設定し、「考える」過程がステップアップしていく展示構成としました。一連の展示を通して、自ら考え、実践できる人間力が育まれることを狙っています。

事業主
静岡県
業務範囲
デザイン・設計、制作・施工
当社担当者
企画:篠原 宏一
ディレクション:加藤 剛
デザイン・設計:石河 孝浩
デザイン監修:東京大学総合研究博物館 洪 恒夫
プロジェクトマネジメント:平島 亘
制作・施工:山田 晃裕
受賞情報
「DSA 日本空間デザイン賞 2016」大賞 / 日本経済新聞社賞、協会特別賞 企画・研究賞
「JCDデザインアワード2016」 銀賞、橋本夕紀夫賞
「第50回日本サインデザイン賞」 入選、中部地区賞
「第35回ディスプレイ産業賞(2016)」 入選
「Asia Pacific Interior Design Awards 2016」シルバー賞
「BEST OF YEAR INTERIOR DESIGN 2016」HONOREE
「Design for Asia Awards 2016」ブロンズ賞
「FX International Interior Design Awards 2016」ミュージアム・展示空間部門 最優秀賞
「German Design Award」Fair and Exhibition部門 Winner
「Iconic Awards 2017」Winner
「iF DESIGN AWARDS 2017」iF デザイン賞
「SBID International Design Awards 2016」ファイナリスト
所在地
静岡県
オープン
2016年3月
ウェブサイト
https://www.fujimu100.jp/

天秤型造作の両端に人の暮らしと自然を表す模型を一対で配置し、傾きにより自然との関係の変化を伝えている

学校の机や椅子、黒板など、場にもともとあったものを積極的に活かした空間づくり

もともと学び舎という場所性を活かし、学校の先生のようなインタープリターがなじむ対話空間を用意

撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ


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