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市⺠を中⼼に多様な⼈々が集い、交流する「みんなでつくりつづける博物館」
撮影:株式会社ピップス、平井広行*
概要 | コンセプトは「みんなでつくりつづける博物館」。市⺠を中⼼に多様な⼈々が集い、交流し、さまざまな活動を通して「地域のあゆみを受け継ぎ、その魅⼒を探り、豊⽥市の⼈と未来をつくる」ことを目指しています。常設展は「とよたの⾃然と⼈々の営み」をテーマに、「とよた」に関わる「モノ」や⼈々の「記憶」の展⽰を通じて、「とよた」に出会い、対話し、探究できる場としました。 |
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課題・テーマ | 豊田市の歴史・文化・産業・自然と人々のくらしを紹介するのにふさわしい展示手法を検討すること。また、地域資源を活用したプロジェクトを含め、市民が活発に活動する開かれた博物館のあり方を提示すること。 |
解決策・実現策 | 企画・設計段階から市民とのワークショップなどを通じて、市民参加のための仕組みづくりをおこないました。展示においては、ジャンルを横断した多種多様な資料によって「とよた」の様相を語る手法や、市民や企業が縁日のように展示等をおこなえる「えんにち空間」を提示。建築・展示が一体となった象徴的な空間を創出しました。また、学芸員や市民による展示づくりをサポートするさまざまな展示什器を用意しました。 |
環境配慮設計 | ユニバーサルデザイン:障がい者の方々と試行を重ねて展示什器や解説パネルを製作。多文化共生をふまえた多言語対応の解説を実践しました。 文化財保存設計:多様な分野の資料に対応した収蔵庫什器の設計、資料動線や収蔵庫のレイアウト等、建築設計との調整をおこないました。 |
事業主 | 豊田市 |
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業務範囲 | 展示企画、デザイン・設計、制作・施工、映像制作 |
担当者 | 展示ディレクション:加藤 剛 展示企画:⾕川 功晃、⻄川 瑛海 デザイン・設計:西本 旭、福田 隆、森北 沙恵子、高井 諒、佐藤 明日香 模型・造形:中井 弘志、榛澤 吉輝 映像コンテンツ設計:平⽥ 研也、吉上 由⾹ 収蔵庫設計:(株)丹青研究所 一ノ瀬 裕行、植松 みさと、青島 彩、髙瀬 裕紀 制作・施工:鈴木 翔悟、福田 泰蔵 プロジェクトマネジメント:真下 政之、平島 亘 |
受賞情報 | 「日本空間デザイン賞2024」文化交流空間 銅賞 「第43回ディスプレイ産業賞(2024)」産業賞入選 「第58回 日本サインデザイン賞」入選 |
所在地 | 愛知県 |
オープン日 | 2024年4月 |
ウェブサイト | https://hakubutsukan.city.toyota.aichi.jp |
タグ |
展示ディレクション
加藤 剛
プロモーション、商業施設設計を経て、現在は主に文化、コミュニケーションスペースのデザインディレクションを手がける。「背景にある物語」「おもてなしのサプライズ」「空間における皮膚感覚」を大切に、「訪れた方の人生をちょっとだけゆたかに」する施設づくりを心がけている。
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※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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