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BLEACH生誕20周年記念原画展『BLEACH EX.』

独創的かつスタイリッシュな作品の世界観を醸成する、空間の体感性を重視した原画展

  • イベント空間
  • 104体の描き下ろしキャラクターによる立体壁画と上部の大型映像など、劇場のような複層的な空間で来場者を出迎える

    104体の描き下ろしキャラクターによる立体壁画と上部の大型映像など、劇場のような複層的な空間で来場者を出迎える

  • シンプルな造作に対し、作中に登場する刀によって断ち裂かれたような壁や斬跡を加えてアクセントとした

    シンプルな造作に対し、作中に登場する刀によって断ち裂かれたような壁や斬跡を加えてアクセントとした

  • 原画作品自体の熱量に加え、壁全面のグラフィック演出や上部を暗幕で遮蔽することで、没入感と高揚感を高めている

    原画作品自体の熱量に加え、壁全面のグラフィック演出や上部を暗幕で遮蔽することで、没入感と高揚感を高めている

  • 額装も含めて黒と白の世界観をエリアごとに明快に演出。こちらは黒エリア

    額装も含めて黒と白の世界観をエリアごとに明快に演出。こちらは黒エリア

  • 白エリア

    白エリア

  • 印象的なシーンを原画で展示、その前後のページも並べて回想できるようにし、来館者の情動を刺激する

    印象的なシーンを原画で展示、その前後のページも並べて回想できるようにし、来館者の情動を刺激する

  • カラー原画エリアでは、キーカラーであるオレンジを差し色とし、斜めにカットした壁とともに鮮烈かつシャープな印象に

    カラー原画エリアでは、キーカラーであるオレンジを差し色とし、斜めにカットした壁とともに鮮烈かつシャープな印象に

  • BLEACH生誕20周年記念原画展『BLEACH EX.』
  • シンプルな造作に対し、作中に登場する刀によって断ち裂かれたような壁や斬跡を加えてアクセントとした
  • 原画作品自体の熱量に加え、壁全面のグラフィック演出や上部を暗幕で遮蔽することで、没入感と高揚感を高めている
  • 額装も含めて黒と白の世界観をエリアごとに明快に演出。こちらは黒エリア
  • 白エリア
  • 印象的なシーンを原画で展示、その前後のページも並べて回想できるようにし、来館者の情動を刺激する
  • カラー原画エリアでは、キーカラーであるオレンジを差し色とし、斜めにカットした壁とともに鮮烈かつシャープな印象に

撮影:株式会社クドウ オリジナルフォト

実績について

概要 2001年から15年間、週刊少年ジャンプに連載された『BLEACH』初の原画展。20周年プロジェクトの中核として開催されたリアルでのイベントであり、二次元の作品鑑賞に留まらない「空間ならでは」の体感性を重視しました。
会場の大空間を活かした圧倒感、スタイリッシュな作風を象徴する白と黒の色遣いにこだわることで、独創的な作品世界に没入できるような演出空間としました。
課題・テーマ 連載完結から5年を経て開催されるイベントに対して、来場者層を予測した上で、原画をそのまま見せるだけではない作品の世界観を醸成し、来場者の感情を引き込む空間とすること。
解決策・実現策 ターゲットは作品のコアファンとしつつ、スタイリッシュさやモノトーンの世界など、ライトファンにも響く明快な空間演出により、多様なファン層の共感が得られる展示を目指しました。
展覧会用のオリジナル映像と奥行き感のある会場特性を活かした複層的な構成により、本来二次元である漫画作品を三次元的に見せることで、リアルの空間でこそ実現できる「原画展ならではの体験」を創出しました。
環境配慮設計 3R設計:予定されている巡回展の他会場でも再利用できるサイズ、グラフィックの仕様に配慮しました。/ユニバーサルデザイン:車椅子でも十分に作品鑑賞ができるような展示作品の高さ、十分な通路幅や動線に配慮しています。/文化財保存設計:原画展示に際し、照明には紫外線カットフィルタの使用、全コーナーにおいて作品に対する照度の調整を行いました。

基本情報

事業主 大日本印刷(株)
業務範囲 監修:(株)集英社
展示企画、デザイン・設計、制作・施工:(株)丹青社
担当者 プロデュース:澤畠寿成、中嶋和美、石井志織
展示ディレクション:加藤 剛
展示企画:西野瞳子
デザイン・設計:上遠野 幹弥、石渡美穂
映像ディレクション:平田研也
制作・施工:原田雄弘、藤ノ木蒔子、 高橋一孫
テクニカルディレクション:小林 勇
プロジェクトマネジメント:杉山一樹
所在地 東京都
オープン日 2021年12月
ウェブサイト https://bleach-exhibition.com/
タグ
加藤 剛

展示ディレクション

加藤 剛

プロモーション、商業施設設計を経て、現在は主に文化、コミュニケーションスペースのデザインディレクションを手がける。「背景にある物語」「おもてなしのサプライズ」「空間における皮膚感覚」を大切に、「訪れた方の人生をちょっとだけゆたかに」する施設づくりを心がけている。

※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。