新型コロナウイルス感染症予防対策に必要とされるフェイスシールドの着せ替えシートデザインを無償公開します

　このたび、新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さま、および感染拡大により生活に影響を受けられている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。また、医療関係者をはじめ社会活動を支えてくださっている皆さまに感謝と敬意を表します。

　丹青社は、新型コロナウイルス感染症の感染予防対策に必要とされるフェイスシールドの着せ替えシートをデザインしました。この着せ替えシートはフェイスシールド上部に取り付けが可能で、小さなお子さまがフェイスシールドの装着を楽しめるよう、動物のイラストが施されています。必要とされる方に広くご活用いただけるよう、着せ替えシートのデザインを無償公開することにいたしました。

　この着せ替えシートは、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(以下、P&G）が慶應義塾大学田中浩也研究室と推進する、P&G製品の使用済プラスチック容器から再生したリサイクルプラスチック（PP）を一部原料に利用したフェイスシールドを製作・寄贈する取り組みへの協力にあたりデザインされたものです。丹青社は、フェイスシールドに同梱される着せ替えシートのデザインを担当するとともに、その無償提供で協力しています。本取り組みには丹青社のほか、エス．ラボ株式会社・ナノダックス株式会社・テラサイクルジャパン合同会社が参画しています。フェイスシールドは、全国聾学校長会と連携し、現場のニーズと受け入れ態勢を確認し、全国の聾学校等へ寄贈いたしました。

2020年6月29日 京都府立聾学校への寄贈の様子

　丹青社は今後もお客さまやパートナーの皆さまと共に、多様な利用者に配慮したユニバーサルデザインの実践と、社会の課題解決に向けたソリューションの提供を進めてまいります。

デザインダウンロード

関連情報

本取り組みの背景および参画各社の役割については、こちらをご覧ください。
　『Ｐ＆Ｇ/慶應義塾大学田中浩也研究室 「リサイクルプラからフェイスシールド」～エス．ラボ（株）/丹青社/テラサイクル社/ナノダックス社と協力して、全国の聾学校等へ約 1 万個を寄贈』
　『慶應義塾大学SFC研究所ソーシャルファブリケーションラボが、 3Dプリンタ製・子供向けフェイスシールドの新モデルを公開　 ～Ｐ＆Ｇ/エス．ラボ/丹青社/テラサイクル/ナノダックスと連携し、 全国の聾学校等へ約１万個を寄贈～』

本取り組みにおいて慶應大学田中浩也研究室(SFC研究所 ソーシャルファブリケーションラボ）とエス．ラボ株式会社が共同設計したフェイスシールドの3Dプリントデータが無償公開されています。
　https://github.com/hiroyeah/faceshield

フェイスシールドは、本取り組みに参画しておりますエス．ラボ株式会社よりお求めいただけます。
　http://slab.jp/

デザイナーのコメント

デザインセンター カルチャー＆コミュニケーションデザイン局 クリエイティブディレクター 安藤健介

着せ替えシートは簡単な組み立て式になっていますので、学校やご家庭で、工作や色塗りの時間を楽しんでいただければと思います。シートのデザインに取り入れた動物達は、いずれも生息数が減少し絶滅の危機にあると言われています。着せ替えを楽しんでいただきながら、世界の環境問題について考えるきっかけとしてもお役立ていただければ幸いです。