「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しました

当社が空間づくりのお手伝いをしました『エコルとごし 品川区立環境学習交流施設』および『神戸三宮阪急ビル』が、「2022年度グッドデザイン賞」（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）を受賞しましたので、お知らせいたします。

同賞は日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みで、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。こうした機会をお与えいただいたお客さまはじめ、さまざまな過程でご協力いただきました皆さまにも御礼申し上げます。

今後とも、空間をご利用いただく皆さまの視点を忘れず、お客さまの事業への貢献ができるよう、豊かな空間づくりへの取り組みを続けてまいります。

2022年度グッドデザイン賞

『エコルとごし』

【概要】
『エコルとごし』は、緑豊かな戸越公園内に位置し、様々な視点で『地球環境』に向き合い、学習につなげる施設です。
建築物は、太陽光発電や地中熱による空調など、環境に配慮した技術を様々導入し、都内公共建築物としては初となる、建築物省エネルギー性能表示制度（BELS）の「Nearly ZEB」認証を取得。建築物自体も環境学習の1 つとなっています。
施設の第一ターゲットを『未来をつくる子どもたち』とし、自ら環境に関心を持ち行動する心の芽生えにつながるよう、体感を重視した環境学習展示や、その下支えとなる建築物を計画。展示物としては、日常の暮らしと自然環境とのかかわりをダイナミックな映像によって疑似体験できる「大型映像展示」などを設置しました。
また、憩いや交流の場として、「コミュニティラウンジ」を設置。内装材には、区と交流・連携のある自治体の木材を多用し、緑豊かな眺望と相まって、安らぎとくつろぎの場を形成しています。
外観は、戸越公園内の樹木を活かしながら、隣接する公園の門から連続する構成とし、また建物の高さを抑えることで、公園全体との調和を図りました。

※より詳しい内容は、グッドデザイン賞 受賞対象ページからご覧いただけます。
公共の建築・空間 [エコルとごし]

【事業主】
品川区

【受賞団体】
品川区 ／ （株）松田平田設計 ／ （株）丹青社

【当社担当者】
プランニングディレクション：篠原宏一／デザインディレクション：田中利岳／プランニング：伊藤真琴、（株）丹青研究所　外山美穂／デザイン・設計：大橋勝久、山口徹也、橋本旬平／制作・施工：樋口智哉、高橋一孫／サインディレクション：高橋賢治／大型映像テクニカルディレクション：鈴木朗裕／ウェブサイト制作：高橋宗宏／プロジェクトマネジメント：音羽輝信

＜当社実績紹介＞
『エコルとごし 品川区立環境学習交流施設』～「未来をつくる子どもたち」と「子どもを支える人たち」が主役となり、緑豊かな戸越公園と寄り添い育む環境学習施設～

『神戸三宮阪急ビル』

【概要】
阪急神戸三宮駅に隣接する新駅ビル（『神戸三宮阪急ビル』）の建替えと、神戸三宮駅および駅高架下店舗のリニューアル計画。駅、商業、オフィス、ホテル等の複合機能からなっています。神戸三宮駅周辺の活性化のため、賑わいが街ににじみ出す計画としました。鉄道高架軌道の既存躯体は、補強し継続活用しながら、一体感のあるデザインを展開しています。
低層部は、戦前から市民に親しまれ震災で被災し解体された、旧神戸阪急ビルのフォルム細部装飾を踏襲。高層部は低層部と対をなすシンプルなボリュームとし、彫の深いデザインで陰影による表情の変化を与えています。駅コンコースや高架下店舗も含め「レトロモダン」をキーワードに、一体感のある色彩やデザインを展開しました。

※より詳しい内容は、グッドデザイン賞 受賞対象ページからご覧いただけます。
複合施設（駅、商業、オフィス、ホテル等） [神戸三宮阪急ビル]

【事業主】
阪急電鉄（株）

【受賞団体】
阪急電鉄（株） ／ （株）久米設計 ／ （株）大林組 ／ （有）スタイルマテック ／ （株）丹青社

【当社担当者】
デザインディレクション：万井 純／デザイン・設計：林野友紀

＜関連動画＞
【Archives.】神戸三宮阪急ビル – Designer 林野友紀 -｜丹青社（YouTube）

グッドデザイン賞について

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
グッドデザイン賞/ GOOD DESIGN AWARD（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）