© TANSEISHA Co., Ltd.

「2026年度グッドデザイン賞」を受賞しました

  • お知らせ

丹青社が空間づくりをお手伝いしました『YKK AP技術館』、『成田国際空港第1ターミナル「SHIKISAI GARDEN -Seasonal colors-」、また製作に携わりました『鳥取県立美術館ミュージアムグッズ シリーズ』、『自然と呼応する時計』が「2026年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

同賞は日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みで、受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。

こうした機会をお与えいただいたお客さまはじめ、さまざまな過程でご協力いただきました皆さまにも御礼申し上げます。
今後とも、空間をご利用いただく皆さまの視点を忘れず、お客さまの事業への貢献ができるよう、豊かな空間づくりへの取り組みを続けてまいります。

2026年度グッドデザイン賞

『YKK AP技術館』

【事業主】
YKK AP株式会社

【受賞団体】
YKK AP株式会社/株式会社アプルデザインワークショップ/株式会社丹青社

【概要】
1959年竣工のアルミ溶解押出工場建屋をリノベーションし、YKK AP の「モノづくりと技術への挑戦の歴史をたどり、未来への成長につなげる」ことをコンセプトとした展示施設。建材事業の開始からどのように成長・発展していったのか、モノづくりの技術を軸に紹介している。2024年11月開設。

【デザインのポイント】
1.建材事業の原点であるアルミ溶解押出工場を改修。窓部材のアルミや樹脂の押出材を積層する什器で当時の工場の情景を表現
2.既存トラスや鉄製窓等を残し、自社のカーテンウォールで工場を改修。新旧技術の融合で地域のシンボルを創出
3.大階段や光庭等を整備し、社員・地域住民の交流や活動の場を創出。

【審査委員の評価】
建材メーカーの YKK AP では、これまで多くのプロジェクトで様々な建築家を起用し、すぐれた空間を生みだしているが、近年はリノベーションも展開しており、これもレガシーである工場を展示空間として再生したものである。その結果、ファサードのガラス面、大階段、屋外デッキによって開放的な建築に変わり、地域との交流もはかる施設になった。なによりも、大きな空間が気持ちよい。なお、同社の各時代の製品を展示する技術館のコンテンツも、魅了的である。

※より詳しい内容は、グッドデザイン賞「受賞ギャラリー」でご覧いただけます。
受賞ギャラリー > YKK AP技術館

【当社担当者】
デザインディレクション:池田 正樹/デザイン:石河 孝浩、山口 徹也/プランニングディレクション:建石 治弘
プランニング:小松田麦子、矢部 佑奈/映像ディレクション:平田 研也/映像マネジメント:吉上 由香
制作・施工:飯川 隆弘、原田 雄弘、鳥丸 直起、渡辺 太郎、後藤 孝幸、大桑 周平/プロジェクトマネジメント:酒井 一成、山﨑 竜也

<当社実績紹介>
『YKK AP技術館』~YKK AP はじまりの工場が持つ歴史的価値を活かし、ものづくりのDNAを継承~

<ご参考ウェブサイト>
YKK AP技術館 ウェブサイト

『成田国際空港第1ターミナル「SHIKISAI GARDEN -Seasonal colors-』

【事業主体名】
成田国際空港株式会社

【受賞団体・企業】
成田国際空港株式会社/株式会社丹青社

【概要】
出国前の国内外旅客をターゲットに、慢性的な待合席不足を解消すべく有料待合エリアと見紛う空間グレードの無料待合エリアにすることで、全ての空港利用者の体験価値向上を図ると共に、水と緑に囲まれた日本らしいストレスフリーなリラックス空間や、飛行機を眺めながら寛ぐ展望デッキの足湯等、日本最後の旅の一部として豊かな空港体験を提供。

【デザインのポイント】
1.全ての空港利用者が分け隔てなく豊かに過ごすことができる「滞在型空港待合エリア」として整備。
2.空港に於ける待ち時間を単なる待ち時間ではなく「日本文化に触れる豊かな空港体験価値」として提供。
3.何処からでもアートと光と植栽が織り成す豊かなシンボルを眺められる「ストレスフリーな空間」を実現。

【審査委員の評価】
1978年の開港から48年の歳月を経て、第一ターミナル5階エリアは、効率的な待合機能を担う場所から、「日本文化に触れる豊かな体験の場」へと新たに生まれ変わった。慢性的な待合席不足の解消を図りながら、無料で誰もが利用できる待合エリアに、日本の伝統的な竹細工を現代的な空間表現として取り入れている。竹ならではの素材感と繊細な造形を生かした印象的な空間は、訪れる人を自然と惹きつけ、旅の合間のひとときに、日本の文化やものづくりに触れる機会を生み出している。世界の空港の動向を踏まえ、空港そのものを旅の楽しみの一つと捉え、「五感で愉しむ体験」と「日本らしい過ごし方」を取り入れながら、心地よいおもてなしの空間づくりが試みられている。

※より詳しい内容は、グッドデザイン賞「受賞ギャラリー」でご覧いただけます。
受賞ギャラリー > 成田国際空港T1「SHIKISAI GARDEN -Seasonal colors-」

【当社担当者】
ディレクション:石原 結/デザイン:浦元 菜緒子、木内 洸雲

『鳥取県立美術館ミュージアムグッズ シリーズ』

【事業主体名】
鳥取県立美術館整備運営事業:鳥取県/鳥取県立美術館ミュージアムショップ:株式会社丹青社

【受賞団体・企業】
株式会社丹青社 / FAN

【概要】
鳥取県立美術館の魅力を広く発信するため、地域性を活かしたコンセプト性の高いグッズを展開。美術館と古代寺院遺跡の広大な緑地が共存する立地を反映したオリジナリティのあるもの。また、美術館ならではのアート性、デザインアイデンティティを効果的に使用し、ギフトだけではなく日常に取り入れたいデザインアイテムとしても親しまれている。

【デザインのポイント】
1.地域との結びつき、鳥取の魅力や文化を反映し、独創性のある美術館づくりを目指した商品開発。
2.アイデンティティを視覚的に印象づけデザインを通して鳥取県立美術館の魅力を伝える。
3.美術館品質の感性を持ちながら、生活の中で気軽に使いたくなるデザイン。

【審査委員の評価】
美術館のグッズを単なる来館記念品ではなく、鳥取の文化や風景と美術館をつなぐものとして丁寧にデザインしている点を評価した。因州和紙など地域の素材や技術を取り入れるだけでなく、色やネーミング、製造する企業まで鳥取とのつながりを大切にしている。また、美術館に隣接する広大な緑地に着目し、レジャーシートや水筒など、実際にその場所で使える商品へ展開した点も興味深い。美術館での体験を日常へ持ち帰り、地域の魅力を自然に伝えていくミュージアムグッズのあり方として評価した。

※より詳しい内容は、グッドデザイン賞「受賞ギャラリー」でご覧いただけます。
受賞ギャラリー > 鳥取県立美術館ミュージアムグッズ シリーズ

【当社担当者】
プロデューサー 稲葉 直也

『自然と呼応する時計』

【事業主体名】
太平洋工業株式会社

【受賞団体・企業】
太平洋工業株式会社 / nomena / 株式会社丹青社

【概要】
精密金属部品をつくる企業の研究開発施設のエントランスのデザイン。ここで働く研究社員の新技術と環境配慮への思考を刺激する空間として計画。周辺環境が「刻々と変化している」ことへの気づきに着眼し、地元大垣市の気温・風速・川の水位のデータを時刻と共に取得し、5本のスライド式文字盤で時間と環境情報を可視化する装置を開発した。

【デザインのポイント】
1.通常の時計の「回転針」と「固定の文字盤」構成とは逆の発想の「固定針」と「スライド式文字盤」による構成
2.地元の気温・風速・水位のデータを時刻と共に取得し、5本のスライド式文字盤で環境と時刻の情報を可視化
3.常に変化し続ける情報を5本のラインの関係性で表現したエンジニアリングアート。技術と芸術を融合

【審査委員の評価】
研究開発施設のエントランスにおいて、身近な環境変化への気づきを促しながら、社員の探究心を刺激する空間装置を結実させた。「固定針とスライド式文字盤」という時計の構造を逆転させた機構を用い、地元の気温・風速・河川水位のデータを時刻とともに5本のスライドバーで可視化した。抽象的になりがちな環境問題を、自社の精密金属加工技術を活かした精緻なキネティックアートへと昇華させることで、日々の通過動線の中で自然の移ろいを直感的に体感できる。室内空間にいながら外部環境とのつながりを感じさせ、日常的な時間の確認行為を環境への意識や未来技術への思考を喚起する体験へと拡張した。企業の技術力と地域環境への眼差しを統合し、働く場における意識の変容を静かに促すメディアデザインの優れた実践である。

※より詳しい内容は、グッドデザイン賞「受賞ギャラリー」でご覧いただけます。
受賞ギャラリー > 自然と呼応する時計

【当社担当者】
デザイナー 石河 孝浩

グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
グッドデザイン賞/ GOOD DESIGN AWARD(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)

※お知らせおよびニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。