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鉱山からはじまった「熱」を次世代へ語り継ぐ
撮影:伊藤 智武
| 概要 | かつて足尾銅山を経営していた古河機械金属株式会社を含めた、理事会社10社による古河グループの150周年記念事業として、辰野葛西事務所が設計に関わった「足尾鉱業所」が、当時の場所で復元されました。 展示では、創業者・古河市兵衛の「運・鈍・根」の精神や、産業近代化を牽引した足尾銅山の活気や先進性、そして足尾町のにぎわいなど、この地を取り巻くさまざまな「熱」を訴求しています。 |
|---|---|
| 課題・テーマ | 古河グループが経営の礎を築いた地「足尾」において、鉱害の陰に隠れた産業近代化への多大なる貢献や、地域に遺る産業遺産群の歴史的価値を広く訴求し、企業の歩みを次世代へとつなぐこと。 |
| 解決策・実現策 | 「運・鈍・根」を象徴する言葉で各室を紡ぐサイン計画や、現代へのメッセージ性を込めた解説計画を通じ、グループに息づく「熱」を伝えています。また、導入シアターでの古河市兵衛の人生描写をはじめ、全長1,234kmの坑道を当時の図面をもとに3D化した再現模型、足尾の発展を伝える地形模型へのプロジェクションマッピングなど効果的な手法を採用。当時の活気や先進性をダイナミックに体感できる展示構成としました。 |
| サステナブル設計 | 地域デザイン:失われた鉱業所本屋の復元と展示空間を一体で設計し、産業拠点を再現。地域全体の価値を高める核として観光と人流創出に貢献しています。 文化財の活用と保存:建築復元との最大限の調和を図った空間設計で施設一体での歴史的価値を高めるとともに、周辺の産業遺産群への誘いも図りました。 |
展示企画
千葉 香菜子
主に、文化施設におけるプランニング業務に携わる。コンセプトの立案や展示計画の策定、制作フェーズにおける体験性の高いコンテンツづくりのディレクションまで、ロングスパンでプロジェクトを推進。来館者の心に働きかける展示ストーリーの構築を大切にしながら、情報を体験へと昇華する。
主な実績
※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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