JA兵庫六甲 御影JA総合センター
地域の“食”を楽しみ、人々の交流を生み出す、JAの新しい取り組みを具現化した施設
正面ファサード昼景。六甲杉の木ルーバーをルーバーと同色の外壁に配置し、傾きによる陰影がグラデーションを強調する
事例概要
JAバンクやJA共済の支店といった「金融機関」、地域の農畜産物や加工品を販売する「直売所」、地域の食材を使った料理やスイーツを提供する「惣菜販売・カフェ」などが入った複合施設です。“食”を愛する人たちを結び、多様な活動を実践し提供するこの場所は、人々が集まり、地域の農畜産物の消費を高め、地域をより一層活気づかせることができる「食と農を通じた地域交流拠点」になることを目指しています。
課題/テーマ
JAの新しい取り組みとして、農家と消費者や他事業者を繋げることで、販売力を強化し、継続的に発展するビジネスモデルをつくること。また、住宅街に位置するため、地域住民のプライバシーに配慮すること。
解決策/実現策
複合施設にすることで、農家と消費者や他事業者との交流が生まれ、販売が促進されるとともに、新しい農業ビジネスへの参入に繋がることを目指しました。既設のJAにはない“しつらえ”を具現化することで、新業態をつくろうという意思表明とチャレンジする実行力をアピールしています。また、閑静な住宅街に位置することから、外壁に設けた斜めの木ルーバーで、周辺からの視線をしっかりと遮断し、地域住民の日常生活に支障をきたさないように配慮しました。
環境配慮設計
よりエネルギー消費量の少ない建築物を建てることを目指し、省エネルギー設計を行いました。
- 事業主
- 兵庫六甲農業協同組合
- 業務範囲
- 施設コンセプト企画、デザイン・設計
- 当社担当者
- ディレクション:瀬野 文雄
デザイン・設計:清本 友輝
- 受賞情報
- 「第37回ディスプレイ産業賞(2018)」入選
- 所在地
- 兵庫県
- オープン
- 2018年3月
撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ
※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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