日本赤十字社 近畿ブロック血液センター 見学展示ホール“KIZUNA”World
コースをつなぐ一本のリボンで、人から人へつながる事業をデザイン
「命は血液でつながっている」ことをメッセージとして表現したエントランスの立体レリーフ。リボンの出発点
事例概要
近畿ブロック血液センターは、近畿地方で献血された血液の検査・製剤業務を担う施設です。見学展示ホール“KIZUNA”Worldは、献血への啓発はもとより、小、中、高校生をはじめ、広く一般の方々の社会見学の一環として気軽に赤十字活動を学習いただく場として設置されました。施設では、廊下から実際の作業風景を見学できるほか、映像シアターなどで活動・作業内容のレクチャーも体験できます。
課題/テーマ
施設来場者に対して、献血で人の命を救うことができることを伝え、献血への参加を促すこと。また、献血していただいた方の善意を、輸血を必要とする方に確実に届けるための血液センターの役割、重要性を伝えること。
解決策/実現策
解説グラフィックを赤十字を象徴するカラー、赤と白でシンプルに構成。見学コースを一本の赤いリボンでつなぎ、人から人へつながる「血液事業」をデザイン。階段やトイレにも血液に関する豆知識を展開し、楽しみながら見学できる環境を演出しました。また、シアターや見学コースには、見学者の興味深度にあわせた映像や解説展示を施し、赤十字活動への理解が深まり参加意識が醸成される施設を目指しました。
- 事業主
- 日本赤十字社
- 業務範囲
- 展示企画、デザイン・設計、制作・施工
- 当社担当者
- ディレクション:洪恒夫
デザイン・設計:湯沢幸子、本間桂、石田裕美
- 受賞情報
- 「第2回 総合報道IJPビジュアル・広告賞」屋内部門 優秀賞
「空間デザイン賞2012」入選
「第46回SDA賞」入選
- 所在地
- 大阪府
- オープン
- 2012年4月
撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ
※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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