並木藪蕎麦
蕎麦・人・店を守ってきた「老舗の暖簾」の「進化的復元」
帳場前にある小上がり座敷。これまでの雰囲気を維持しつつ、スペースを拡大(上:旧、下:新)
事例概要
大正2年創業、老舗蕎麦屋である浅草「並木藪蕎麦」の建て替え。
江戸の粋を体現している、東京に残された数少ない店舗です。お客さまは古くからの常連と蕎麦愛好家、および浅草観光者。初めての方にも敷居が低く、江戸ならではのシンプルで気の利いたサービスを受けることができる老舗です。
課題/テーマ
蕎麦・人・店を守ってきた並木藪蕎麦の「暖簾」を、これからの世に受け継いでいくための店を実現させること。
解決策/実現策
老舗が培ってきた長い歴史の中での建て替えという、重要な場面でお手伝いするにあたり、店主さまと共に考え、辿り着いた答えは「進化的復元」。使い勝手や寸法を少しずつ改善し、三代目・堀田浩二氏が自分色に染められるよう、白木で復元を試みました。また、旧店舗の考えを深く理解したつくりにすることで、新築でありながらこれまでお客さまに愛されてきた「風情」を感じさせる、これからの並木薮蕎麦をつくることができました。
- 事業主
- 堀田房子
- 業務範囲
- デザイン・設計、制作・施工
- 当社担当者
- デザイン・設計:上垣内泰輔
- 受賞情報
- 「第46回SDA賞」サインデザイン優秀賞・招待審査員賞/青木淳賞
- 所在地
- 東京都
- オープン
- 2011年11月
撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ
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