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日本郵便と東京大学の産学協働による次世代型ミュージアム
JPタワー学術文化総合ミュージアム 「インターメディアテク」は、東京・丸の内に誕生したJPタワーの2・3階に設置された、日本郵便様と東京大学総合研究博物館様の産学協働によるミュージアムです。丹青社は東京大学総合研究博物館のもと、ミュージアム設計と技術管理をお手伝いしました。単に学術文化財を展示するという域を超えて、既存の資源・表現メディアを融合した実験の場としてのミュージアムの実現に向けたプロジェクトをご紹介いたします。
撮影:フォワードストローク / 空間・展示デザイン©UMUT works
| 事業主 | 日本郵便株式会社 |
|---|---|
| 担当者 | 企画・ディレクション:洪 恒夫 (東京大学総合研究博物館 特任教授 兼務) 企画・プランニング:粟国 嘉隆、石田 裕美、吉田 真司 デザイン・設計:湯沢 幸子、田仲 文彦 テクニカル ディレクション:堀内 秀治 |
| 受賞情報 | アジアデザイン賞2013 ブロンズ賞 2013年度グッドデザイン賞 DSA空間デザイン賞2013 空間デザイン大賞/日本経済新聞社賞 JCDデザインアワード2013 金賞/浅子佳英賞 第32回ディスプレイ産業奨励賞/一般社団法人日本ディスプレイ業団体連合会賞 |
| 所在地 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー2・3階 |
| オープン日 | 2013年3月21日 |
| ウェブサイト | http://www.intermediatheque.jp/ |
| タグ |
日本郵便様では旧東京中央郵便局舎の改装にあたって、公共的でありかつ学術の普及と啓蒙を通じ社会に貢献する施設を導入するという構想をお持ちでした。当社はかねてより東京大学総合研究博物館様と産学連携で次世代型ミュージアムの研究をおこなっていたことから、同博物館との連携やそこでの活動の実績を活かして、日本郵便様と東京大学総合研究博物館様のコラボレーションが実現したプロジェクトに参画いたしました。
施設としては、東京大学が明治10年の開学以来蓄積してきた学術標本や研究資料などの貴重な学術文化財を活かし、丸の内という好立地において多くの人が学術文化に触れる機会を創出することを目指しました。コンセプトは「インターメディアテク」。日本語に訳せば「間メディア実験館」となり、単に学術文化財を展示するという域を超えて、アート&サイエンスをキーワードに既存の資源・表現メディアを融合した実験の場の実現に向けてプロジェクトの開発が始まりました。
66メートルの奥行と保存建築の風合いを活かした2階ギャラリー
空間デザインに関しては、既存資源や価値体系を最大限に活用され、再構築することで、独創的な空間、展示が実現。使い古されて異なる記憶や履歴を持つ学術標本や什器、そして建築までをもトータルに「リ・デザイン」することによって、独自のレトロフューチャリズムの世界が創出されました。
建築については、現行法規に順応させながら、旧局舎の保存建築がもつ豊かな空間・歴史・空気感を最大限に活かしたデザインとなっています。例えば、2階のギャラリーでは既存の床はそのまま活用、その一部に郵便の集配場だった当時の痕跡が残されています。また、新たに設けなければならない設備配管等も審美性の高いミニマルなデザインによって雰囲気を損なわないようになっています。あわせて、東京大学の学内で使われていた歴史的な記憶や物語を有する什器が配され、歴史や記憶、学術の雰囲気が漂う唯一無二の空間となっています。
クジラの骨格標本展示のバックに東京駅前の風景が広がる
「インターメディアテク」はJPタワーの商業施設「KITTE」に隣接しており、ショッピングで訪れた方にも気軽に学術文化へ触れる機会を提供しています。かつてなかったこの空間は多方面から高い評価を得ており、グッドデザイン賞をはじめ、多くのデザイン賞を受賞しました。
最近では、当社が商業空間と文化空間の各分野で培ってきた空間づくりのノウハウを組み合わせてご提供するケースも増えています。今回も、都市の魅力向上に貢献する、新たな空間づくりに関わることができた良い事例となりました。
審美的に見せて内部での作業も行うオープン型収蔵庫
[事業主]日本郵便株式会社
[総合監修]東京大学総合研究博物館館長 西野嘉章
[ミュージアム企画]東京大学総合研究博物館
[ミュージアム設計]東京大学総合研究博物館インターメディアテク寄付研究部門+株式会社丹青社+株式会社SIMPLICITY
[展示デザイン]東京大学総合研究博物館インターメディアテク寄付研究部門
[技術管理]株式会社丹青社
※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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