文京区立森鷗外記念館
人が集い、鷗外の魅力を知り、文学を語り合う場
展示テーマに応じて配置を変えることができる、可変的な展示室。
事例概要
文京区立森鷗外記念館は、明治の文豪森鷗外が家族と共に住んだ旧居である「観潮楼」の跡地に建設されました。鷗外直筆の原稿や遺品など多くの貴重な資料を所蔵・展示しています。「観潮楼」は、鷗外の創作の場であったとともに、同時代の多くの文人が交流した「文学サロン」でもありました。当館は、多くの人が集い、鷗外の魅力を知り、文学を語り合う、現代の観潮楼を目指しています。
課題/テーマ
・文人であるとともに軍医であり、子煩悩な父親でもあった、人間森鷗外の多面的な魅力を伝えること
・いつ来ても新鮮でリピーターを呼べる展示であること
・貴重な資料の保存に配慮すること
解決策/実現策
固定的な常設展示は持たず、展示室は可変的なしつらえとしています。この館は当社が指定管理者として学芸業務も含めて運営を行っており、鷗外の多面性を紹介する特別展、企画展を年数回行うなど、来館者に常に新鮮な展示、体験を提供しています。ミニシアターでは、現代の作家たちが鷗外を語るなど、鷗外の作品や人間性を伝える映像を放映。展示ケースはすべてエアタイト仕様とし、LED照明を用いて資料保存に配慮しました。
- 事業主
- 文京区
- 業務範囲
- 展示企画、デザイン・設計、制作・施工、運営管理、各種調査
- 当社担当者
- 展示企画:松丸 裕之
ディレクション:綿引 典子
運営管理計画:榎本 和朗
プロジェクトマネジメント:幸 雅文、酒井 一成
VI開発:高橋賢治
- 所在地
- 東京都文京区千駄木1-23-4
- オープン
- 2012年11月1日
- ウェブサイト
- http://moriogai-kinenkan.jp/
撮影:フォワードストローク
※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。