© TANSEISHA Co., Ltd.

南山大学 人類学博物館

すべての展示資料を触れて楽しめる、博物館の新しいかたち

  • 文化空間
  • 展示室内観。展示資料はあえてオープンで展示し、触れたり手に取って触感を楽しむことができるように計画

    展示室内観。展示資料はあえてオープンで展示し、触れたり手に取って触感を楽しむことができるように計画

  • 触れるための展示。座って安定した姿勢で資料に触れることができるスペースを各所に整備

    触れるための展示。座って安定した姿勢で資料に触れることができるスペースを各所に整備

  • 資料に触れることを促すサインや、展示の基本情報を記した点字キャプションをすべての展示資料に設置

    資料に触れることを促すサインや、展示の基本情報を記した点字キャプションをすべての展示資料に設置

  • 墨字・点字・外国語による解説が、容易に追加や更新できるよう工夫されたにブック型の展示解説

    墨字・点字・外国語による解説が、容易に追加や更新できるよう工夫されたにブック型の展示解説

  • 南山大学 人類学博物館
  • 触れるための展示。座って安定した姿勢で資料に触れることができるスペースを各所に整備
  • 資料に触れることを促すサインや、展示の基本情報を記した点字キャプションをすべての展示資料に設置
  • 墨字・点字・外国語による解説が、容易に追加や更新できるよう工夫されたにブック型の展示解説

撮影:エスエス企画 他

実績について

概要 博物館を利用しにくかった人たち、特に視覚に障がいのある人たちも展示を楽しめるよう、資料に「触れる」ことをコンセプトにした博物館です。これまで博物館の展示は視覚による情報が大半を占めていましたが、視覚と同様に触覚による情報提供に重点をおき、誰もが資料に触れる感動を共有できるよう工夫しました。ユニバーサルミュージアムの新しい形を探る試みを実践した施設です。
課題・テーマ 展示手法や運用方法を考慮し、誰もがすべての展示資料を触れて楽しむことができる博物館をつくりあげること。
解決策・実現策 意欲的な取り組みを実現するにあたり、博物館のご担当者と展示方法だけでなく運用方法も含めて議論を重ね、様々な工夫や取り組みを検討。視覚に障がいのある方々に、考古資料や民族資料に実際に触れて頂き、検証作業を繰り返し実施しました。展示造作のデザインは試作を繰り返し、資料に触れやすい形状や寸法を検証して制作。博物館と視覚に障がいのある方、そして展示設計者が議論を重ね、誰もが資料に触れる感動を味わえる施設を生み出しました。

基本情報

事業主 学校法人 南山学園 南山大学
業務範囲 デザイン・設計:(株)丹青社、(株)丹青研究所
展示企画、制作・施工:(株)丹青社
担当者 ディレクション、デザイン・設計:齊藤 克己
展示企画:安斎 聡子、倉本 大樹
収蔵庫設計:(株)丹青研究所 小林 宜文、一ノ瀬 裕行
受賞情報 「DSA空間デザイン賞2014」入選
「第5回日本展示学会 学会賞」 作品賞
所在地 愛知県
オープン日 2013年10月
ウェブサイト http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/MUSEUM/index.html
タグ

※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。