SHIROYAMA HOTEL kagoshima
ホテルの顔となるラウンジを施設全体の見直しで創出
「ザ セラー N バロン・ナガサワ」。幕末に鹿児島から海を渡り、カリフォルニアの地で「ブドウ王」となった長澤鼎の名を冠したワインバー。ソムリエとの会話を楽しむロングカウンターがゲストを迎える
事例概要
鹿児島・城山の豊かな自然と錦江湾や桜島を望む素晴らしい眺望に恵まれた「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」の創業70周年にあわせたリニューアル。当社は地域No.1ホテルのあるべき姿を描き、ホテルのブランド向上につなげるための施設全体のありかたについて提案しました。そのうえで本館ロビーフロアの「ザ ラウンジ カサブランカ」、ガーデンエリアのリニューアル設計・施工を担当しました。
課題/テーマ
ホテルの広大な敷地の中に様々なシーンや機能が散りばめられ、それぞれに異なる課題を抱えている状況のなか、エリアごとの役割や魅力を際立たせながら、全体ブランディングの目線でトータルにホテルの体験価値・アイデンティティの強化を図ること。
解決策/実現策
エリアごと単体の改修ととらえるのではなく、ホテルの経営戦略部と課題を共有し事業計画レベルで連携をしました。さらに、当社独自の定性調査によって顧客ニーズと現状の問題抽出を行った上でデザインに移行しました。
「ザ ラウンジ カサブランカ」では、ホテルの規模に対してロビーラウンジが整備されていないという課題に対して、パブリックコアとしてのリニューアルを提案。城山の魅力を満喫できるホスピタリティを表現するラウンジ空間に設えました。ワインバーでは、次世代に向けて感度の高い都会的なニーズに応える場を実現。また、ガーデンエリアでは、競合を意識したブライダル強化という課題に対して、桜島ビュー、庭、テラスが一体化したシーンをつくることで、さらなる魅力向上に注力しました。
環境配慮設計
ユニバーサルデザインの観点で、エントランス段差にスロープを併設し、店舗内は段差なしの設計としました。
- 事業主
- 城山観光(株)
- 業務範囲
- プロジェクトマネジメント、デザイン・設計、制作・施工
- 当社担当者
- ディレクション:万井純
プロジェクトマネジメント:上野茂俊
プランニング:釼持祐介、中山麻有
デザイン・設計:林野友紀、友澤佐利、安藤圭
制作・施工:佐竹敬司
- 所在地
- 鹿児島県
- オープン
- 2018年5月
撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ
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