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フランス料理「ル シエル」
(SHIROYAMA HOTEL kagoshima)

絶景を一望するハレの場を鹿児島ならではのデザインで彩る

鹿児島の市街地と桜島を一望できる特別なロケーション。薩摩切子の幾何学柄のデザインを用いることで、ダイニングをダイナミックに演出している


事例概要

市街地を見渡すことのできる鹿児島の中心地、標高108メートルの高台に建つ鹿児島を代表する老舗ホテル「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」の最上階のフランス料理専門店。観光で鹿児島を訪れる方々には記憶に残る感動を、地元の方々には忘れられない大切な思い出づくりの場を提供するため、ホテルのメインダイニングを全面的にリニューアルしました。

課題/テーマ

鹿児島の市街地の夜景や桜島が望める素晴らしい景観を、より生かすことのできる次世代のシグネイチャーレストランへとリニューアルすること。

解決策/実現策

デザインテーマは「Satsuma Deco(サツマ・デコ)」。鹿児島の特徴をインテリアデザインに取り入れるため、幕末の薩摩藩で生まれた長い歴史をもつガラス工芸"薩摩切子"に着目。幻の伝統工芸品とも言われる薩摩切子のあざやかで繊細かつ独特の風合いをもつガラスカットを、床のカーペット・天井の造作・各部のアートなどに展開することで、華やかな"ハレの場"を演出しました。
また、改装にあたって床の段差をなくすことでレストランウェディングに対応するフレキシブルなテーブル配置を可能としたほか、個室の数も増やすなど、ゲストの様々な要望に応え、世代を超えて特別感を味わうことのできるレストランへと生まれ変わりました。

環境配慮設計

ユニバーサルデザイン:様々な利用者を想定し、店内は床段差のないフラットな計画としました。

事業主
城山観光(株)
業務範囲
デザイン・設計、制作・施工
当社担当者
デザイン・設計:蓮見淳一
制作・施工:松永賢治
プロジェクトマネジメント:的場寿巳
所在地
鹿児島県
オープン
2021年9月
ウェブサイト
https://www.shiroyama-g.co.jp/

シンメトリーを意識した華やかなオープンキッチンとピアノによって、非日常を体験できるダイニング

ホテルの最上階のエレベーターホールはレストランのファサードと調和している

薩摩切子の幾何学柄のデザインを取り入れた大理石(アラベスカート)の壁面や大型の扉が、ファサードの高級感を高める

エントランスホールに隣接するウォークインワインセラーが特別感を演出する

ウォークインワインセラーとつながる特別な個室。幾何学柄の木製アートが空間を彩る

オープンキッチンで高揚感を高め、世代を超えて豊かな食の時間を提供する

幾何学柄のパターンのシャンパンゴールドのスチール製モザイクタイルでラグジュアリーな雰囲気に

ダイニング全景(昼)。天井の造作と間接照明が、鹿児島の絶景をさらに華やかにする

撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ


デザイン・設計
蓮見 淳一

デザイン・設計
蓮見 淳一

1992年株式会社丹青社入社後、専門店やホテルを主に担当。特に飲食店の実績多数。数多くの経験と幅広い知識を生かして、エンジニアリングとデザインの融合を目指し、ダイナミックで斬新なラグジュアリーデザインを得意としている。

※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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