京王プラザホテル SKY PLAZA IBASHO
地上170mの眺望の中、思い思いのひとときを過ごせる場所へとリニューアル
新宿西口に広がる高層ビル群を一望できる「ラウンジ」。京王プラザホテルのロゴをイメージした、焚火を囲むサークル状の象徴的なソファが空間のシンボルとなる
事例概要
東京を一望できる抜群の眺望をもつホテル最上階の47階に誕生した「SKY PLAZA IBASHO」。「思い思いのスタイルで、思い思いに過ごす、あなたの居場所」をコンセプトに、約1,100平米の広々とした空間は「ラウンジ」「ライブラリー」「ガーデン」「パーク」「マルチパーパス」「ホール」の異なる6つのゾーンで構成されています。
ホテル宿泊者だけでなくビジターの利用も可能で、ビジネスパーソンのコワーク、コーヒーとともにグループでのカフェタイム、夜景とお酒に酔いしれるバータイムなどさまざまなシチュエーションで過ごせる空間です。
課題/テーマ
元はフロア全体が宴会場だった空間を「宿泊者も、宿泊者以外も利用でき、高層階から見える眺望を活かした展望フロアのような空間」「従来の京王プラザホテルのイメージにとらわれず、若い世代も利用したくなりホテルの新しいファンが増える空間」にイメージチェンジすること。
解決策/実現策
「東京を一望できる高層階ならではの眺望」「屋内にいながら空・緑・光など屋外にいるように自然を感じる場所」「ゲストが思い思いのスタイルで時間を過ごせる場所」をキーワードに、デザインテーマを「Sky Plaza -天空の広場-」としました。
約1,100平米の大空間をそれぞれ利用シーンが異なる6つのゾーンで構成し、ゾーンごとにさまざまなスタイルで過ごせるシーティングを整えました。空間全体は各ゾーンの個性を出しながら、眺望を最大限活かした開放感と空間全体の繋がりを意識しています。
宿泊者以外の方や、若い世代も利用したくなるようなナチュラルで明るく親しみやすいカジュアルな雰囲気をつくり、まさに広場のような空間を演出しました。
環境配慮設計
3R設計:間伐材を利用したストランドボード、天然のコルク素材、衣類をリサイクルして建材にしたパネコなどを使用。リサイクルプラスチックを利用した家具なども採用しました。
安全設計:角をなくして曲線を多用したデザインとしています。
- 事業主
- 京王電鉄株式会社、株式会社京王プラザホテル
- 業務範囲
- デザイン・設計、制作・施工:株式会社丹青社
工事元請:鹿島建設株式会社
建築・設備関連設計:KAJIMA DESIGN
- 当社担当者
- デザインディレクション:石井康祐
デザイン・設計:下出拓斗
制作・施工:寺崎洋一、海山夏喜、丹青TDC
プロジェクトマネジメント:稲垣大輔、大川瑶子
- 所在地
- 東京都
- オープン
- 2024年3月
撮影:鈴木 賢一
デザインディレクション
石井 康祐
デザインディレクション
石井 康祐
物販店、飲食店などの商業空間からオフィスなどのコミュニケーションスペース、近年はホテルなどのホスピタリティ空間のデザインを中心に活躍。幅広い分野を手がけることで得た経験や知識を活かし、ユーザー目線とクライント目線を大事にしつつ、常に新しいデザインにもチャレンジし続けている。
※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。