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プリモ麻布十番クリニック

天井高を活かしたシンボリックな回廊空間が居心地の良さとスムーズな動線を生む

患者様のプライベート感を高める回廊空間。元劇場ならではの高い天井に印象的な照明を取り入れ、施設全体をシンボリックに演出する


事例概要

麻布十番駅に直結したビルの地下1階に移転した、美容整形・美容外科・美容皮膚科を手がける美容クリニック。高い天井をもつ空間の特長を活かしたデザインにより、主に受診される都市部の女性がリラックスして過ごすことのできる場としました。患者様と担当医先生の対話を大切にするクリニックとして、また、まごころのこもったサービスと最先端の美容医療を提供する場にふさわしい、優しさと気品を兼ね備えた空間になっています。

課題/テーマ

劇場の跡地という空間ならではの天井の高さを活用し、他の美容クリニックと一線を画したデザインとすること。動線を工夫し、患者様同士が交わらないような計画とすること。

解決策/実現策

「Blooming(咲きほこる)」をデザインコンセプトに、シンボリックな回廊空間を設え、患者様の主動線としました。天井面にはBloomingをイメージさせるグラフィックを施し、間接照明の柔らかな光とともに、患者様の緊張を解きほぐすような空間演出としています。回廊空間はオーバル型の回遊動線とすることで一方通行となることを避けながらも、患者様が極力交錯しないようにアテンドが可能な計画としました。

環境配慮設計

ユニバーサルデザイン:車いすの方も通行できる通路幅・扉幅の確保し、また多機能トイレを設置。誰にとっても優しいデザインを心がけました。

事業主
医療法人社団プリモ
業務範囲
デザイン・設計、制作・施工
当社担当者
デザインディレクション:猪瀬恭志
デザイン・設計:高村梨那
制作・施工:岩田修幸、塚野晋大
プロジェクトマネジメント:伊藤友樹
所在地
東京都
オープン
2022年5月
ウェブサイト
https://www.primo-clinic.jp/

天井の高さを活かした印象的な照明計画で、回廊空間を華やかに彩る

天井からふりそそぐ柔らかな光が患者様の緊張を和らげる

ファブリックや木の素材を用いた温かみを感じるエントランスで患者様を迎える

回廊の天井に施したグラフィックと間接照明が空間全体の質を高める

撮影:RINO KOJIMA (ライツ撮影事務所.)


デザインディレクション
猪瀬 恭志

デザインディレクション
猪瀬 恭志

文化施設の空間づくりを経て、飲食・物販等の店舗づくり、オフィス、イベント等、さまざまな空間づくりに携わる。業種業態に関わらず、幅広い領域での課題解決型デザインを日々追求している。最近では、医療分野(クリニック、健診センター)や、スポーツホスピタリティ施設等、社会的に注目が高まっているホスピタリティ空間の設計を中心に活動している。

※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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