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東京国際空港(羽田)第2旅客ターミナルビル 国際線ゲートエリア

折り紙をモチーフに、現代日本の『オミオクリ』を表現した搭乗前待合エリア

ゲートラウンジの顔となるインフォメーションカウンター。折り紙を感じさせるシンボリックな意匠が目を惹く


事例概要

羽田空港第2ターミナルに新たに整備された国際線施設の出発コンコースです。第2ターミナルのテーマである「空」と商業施設のテーマである「東京」を掛け合わせたエリア全体のコンセプトは『TOKYO AIR』。その中で、搭乗前の待合エリアであるゲートラウンジは、旅情を感じながらそれぞれのスタイルで思い思いの時間を過ごしていただける場所を目指しました。

課題/テーマ

「これからの東京」を表す玄関口として相応しい空間とすること。コンパクトなゲートラウンジの中で、‟日本の感性”・ ‟東京の感度”を表現すること。

解決策/実現策

さまざまな用途を想定した『東京の間』をランダムに設置。ゲートラウンジを『通過と滞留の間(あいだ)空間』と位置付け、仕切りがなくても、利用者の行動により自然と空間が分節される環境となるようにしました。また、日本に滞在した訪日外国人の心に『日本の再印象化』を図るため、ソリッドで洗練された印象を与える、折り紙を展開し再構成したオブジェを通じて現代日本の『オミオクリ』をメッセージとして表現しました。

事業主
日本空港ビルデング(株)
業務範囲
デザイン・設計、制作・施工:(株)丹青社
設計元請:梓・安井・PCPJ・東京国際空港第2ターミナル国際線施設設計監理共同企業体
工事元請:大成建設(株)
当社担当者
デザイン・設計:宮本厚樹
プロジェクトマネジメント:佐藤龍也
受賞情報
「日本空間デザイン賞2020」入選
所在地
東京都
オープン
2020年3月
ウェブサイト
https://tokyo-haneda.com/index.html

点在する『東京の間』。バーカウンターのある『間』やグループで食事を楽しめる『間』など、さまざまな過ごし方ができるようになっている

柱に埋め込まれたモニターを囲み、パブリックビューイングを楽しめる『間』

併設されたフードコートも一体的な空間構成となっている

『オミオクリ』のメッセージを込めたビッグテーブル。折り鶴の展開図を再構成してデザインされている

撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ


デザイン・設計
宮本厚樹

デザイン・設計
宮本厚樹

大型ショッピングセンター、百貨店等の大型商業施設やキャラクターショップ、ラウンジ、空港関連施設等、多岐にわたる分野のデザインを手がける。また、幼少期に折り紙と出会い、個人での作品発表を経て、大学時代には折り紙サークル立上げなどの活動も実施。入社後には折り紙を用いたアートオブジェの設計・制作も手掛けている。

※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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