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空港での滞在時間をもっと楽しく価値あるものに。関西らしさをもっと体感できる空間に
撮影:御園生大地
概要 | 保安検査場前およびその先の商業エリアを含む、大規模リニューアルが実施されました。国内線として日本初となるウォークスルー型商業エリアを導入し、保安検査後もエリア内を回遊しながら買い物できるという新たな体験が楽しめるようになりました。保安検査場前の一般エリアは、送迎の方や近隣住民など飛行機に乗らない方でも気軽に立ち寄れるような空間になっています。 |
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課題・テーマ | 旅客や近隣住民にとって、単なる通過点としての空港施設ではなく、独自の体験価値を提供する次世代空港施設とすること。また、「センスオブプレイス(=その国・土地ならではの空間・サービスを提供し、体感いただく取り組み)を感じる空港」を体現すること。 |
解決策・実現策 | 保安検査場から搭乗ゲートまでに商業エリアを通り抜ける導線をつくり、搭乗までの待ち時間に利用できる物販店や飲食店の充実を図りました。商いの活気、豪華絢爛な大阪・関西の文化性を表現し、歩を進めるほどに異なる表情が浮かび上がる艶やかな左官絵巻で旅客を誘導する商業エリアとなっています。商業ポテンシャルを最大化し、幅広い層の利用者が楽しめる空間を実現しました。また、飲食される方や休憩される方、子ども連れの方がくつろげるように、造作家具を配したオープンスペースやキッズスペースも設けています。 |
事業主 | 関西エアポート(株) |
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業務範囲 | MDコンサル、内装監理、デザイン・設計、制作・施工(商環境共用部、商業案内サイン) |
担当者 | デザイン・設計:大塚 知明、鍵政 泰宏 制作・施工:太田 篤、小田嶋 有輝 プロジェクトマネジメント:加堂 靖知 |
所在地 | 大阪府 |
オープン日 | 2020年8月 |
ウェブサイト | https://www.osaka-airport.co.jp |
タグ |
デザイン・設計
大塚 知明
物販店や飲食店など専門店のみならず、ホテル・空港・大型商業施設など幅広い分野で経験とノウハウを積む。事業主とエンドユーザー両方の視点に立ち、「ここでしかできない価値や仕組み」を抽出・融合し表現することで、メッセージ性とホスピタリティの価値を高めることを心がけている。地域の玄関口となる施設計画の経験も多く、地域発信・創生の観点から、さまざまな地域工芸や職人とのコラボレーションにも取り組んでいる。
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※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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