MIRAIKEN studio（未来研スタジオ）

リアルとバーチャル、フィジカルとサイバーをシームレスにつなぎ、次世代のエンターテインメントを創造・発信するスタジオ

実空間と仮想空間が次元の壁を越え、一つの拠点で境界なくつながることを可能にした

事例概要

バンダイナムコ未来研究所（本社）内にオープンした次世代のエンターテインメントを創造・発信する自社スタジオです。ｘR技術やリアルタイムモーションキャプチャを完備し、巨大なLEDディスプレイステージを常備。多様なコンテンツの表現に対し、「未」来・「未」完成・「未」経験・「未」知数などさまざまな「未」の可能性にチャレンジすることによって、よりエンターテインメント性の高い体験を視聴者にもたらします。

課題/テーマ

オンラインコミュニケーションが主流になる昨今において、常に新たな表現・技術・体験にチャレンジし続ける拠点となるスタジオをつくりあげること

解決策/実現策

リアルとバーチャルがつながる「未」来のスタジオ：実空間上のキャストと仮想上のIP（知的財産）・空間が境界なく交わる表現をつくり上げることによって、（株）バンダイナムコエンターテインメントのもつIP・世界観を現実世界に呼び寄せ、次元の壁を超えたコミュニケーションの可能性を押し拡げるスタジオを実現しました。

事業主: (株)バンダイナムコエンターテインメント

業務範囲: 施設コンセプト企画、デザイン・設計、ロゴデザイン、制作・施工、システムディレクション

当社担当者: クリエイティブディレクション：山下純
デザイン・設計：岡田雅王、越智友志
制作・施工：植村則和
システムディレクション：賀本航
プロジェクトマネジメント：佐野勇人、渡邊成美

所在地: 東京都

オープン: 2021年5月

ウェブサイト: https://miraikenstudio.bn-ent.net/

空間分野: ビジネス空間

キーワード: CI・VI 　エンターテイメント　オフィス・研修施設　デジタル・演出技術　宣伝・販促・ブランド訴求

エリア: 関東

バーチャル空間やゲーム・ライブ素材等を掛け合わせ、バーチャル空間内に実空間の演者が入り込むことができ、実空間と仮想空間が次元の壁を超え、境界なく撮影ができる。

実空間の先に、全く異なる仮想空間がひろがる

背景にひろがる仮想上の空間は、壁と床の4面全てがLEDで囲まれている。巨大な映像装置と照明の演出効果によって、自由度の高い空間表現を可能とした

仮想空間は、対象コンテンツの世界観に合わせて多彩に変容する

仮想空間からつながる実空間では、未完成の構造体が徐々に仕上ることで空間が完成していく

シンボルカウンター：MIRAIKEN studioを活用するクリエイター、エンジニア、スタッフがコミュニケーションを取ることができる場所

メインスタジオのほか、防音性能を備えるスタジオを併設。モーションキャプチャ撮影やラジオ収録、複数同時運用などマルチな対応が可能

「MIRAIKEN studio」のロゴデザイン。可変性を持たせることで、ロゴの先にひろがる多彩な「未」を表現している

撮影：御園生大地

空間というリアルな場を訪れる人の「体験」に主軸をおいたデザインを考える。エンターテインメント、e-Sports関連イベント・常設店、企業ショールーム、物販店、イベントなど、多分野において求められる「体験」にデザインの力で解決策を提案し、実現します。

飲食店、複合商業施設、企業展示空間、大学施設、イベントなど様々な分野の空間デザインを経験。近年は物販の旗艦店や、体験型の演出空間などを中心に専門性の高い空間を手掛ける。内装設計における提案だけでなく、総合的な視点から空間の体験価値を高めるデザインを行う。クライアントに寄り添った課題解決を得意とする。