桑都日本遺産センター 八王子博物館(はちはく)
豊富な展示資料やイラスト、映像演出などを通じて、誰もが楽しみながら八王子の歴史文化に親しめる
展示空間の物語につながるプロローグを、大きな一枚絵のプロジェクションマッピングで表現したファサード
事例概要
養蚕や織物が盛んだったことから「桑都」と称された八王子。本施設は日本遺産に登録された「桑都」八王子の歴史と文化に出会える情報発信拠点として整備されました。八王子の魅力を伝えるために「人・歴史・郷土をつなぐ」をコンセプトとし、円が繋がった8(八王子の「八」)をモチーフに施設ロゴから展示什器、グッズまでを一貫してデザインしました。展示空間のところどころには円形の窓が開き、八王子の魅力と繋がる場が散りばめられています。
課題/テーマ
八王子市郷土資料館が移転するまでの間、従来の展示機能を駅前商業施設内に仮移転し、整備することが本プロジェクトの与件だったため、これまでより幅広いターゲットに親しまれ、展示を通じて八王子を知ってもらえる空間とすること。
解決策/実現策
ファサードでは大きな一枚絵に映像を重ね、プロジェクションマッピング演出を取り入れることで、商業施設利用者へのアイキャッチとしました。展示室は手描きのダイナミックなイラストと一文のフレーズで表現したグラフィカルな空間として構成。来館者はあたかも物語の中を巡るように、八王子の魅力に出会える体験空間を演出しました。そしてイラストの裏側の空間は、表側とは全く異なる博物館テイストで展示資料と解説を表示。二面性のあるデザインにより、興味から学習へと導くコントラストのある空間を創造しました。
- 事業主
- 八王子市
- 業務範囲
- 展示企画、展示デザイン・設計、展示制作・施工
- 当社担当者
- 展示企画:丹羽 由香
デザインディレクション:石河 孝浩
映像ディレクション:石合 美紀
デザイン・設計:金子 華絵、白滝 安雄
制作・施工:井上 佳之、藤ノ木 蒔子
プロジェクトマネジメント:佐藤 順治
- 所在地
- 東京都
- オープン
- 2021年6月
撮影:藤本 伸吾 (sinca)
デザイン・設計
金子 華絵
デザイン・設計
金子 華絵
学生時代、インテリアデザイン・グラフィックデザインを学んだ後、丹青社に入社。ビジュアル構成力を活かし、商業施設から展示施設まで幅広い分野で経験を積む。ワクワクするような体験ストーリーを持つ空間づくりを心がけている。
ソフト/コンテンツ企画・制作協力
株式会社アシュラスコープインスタレーション
ソフト/コンテンツ企画・制作協力
株式会社アシュラスコープインスタレーション
プロジェクションマッピングなど、最先端のテクノロジーを駆使した空間演出で、全国屈指の実績を誇ります。投影に関する特許を保有し、建築の知識を活かした豊富な実績を武器に、企画・投影設計・機材選定・コンテンツ制作・オペレーションまでトータルプロデュースしています。
URL:https://projectionmapping.biz
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