神戸海洋博物館
国内有数の模型コレクションを活用し、神⼾の海・船・港の歴史と未来を体感できる施設にリニューアル
英国艦隊旗艦「ロドニー号」の模型。全長約12m、高さ約9mのスケール感を活かした映像演出を施している
事例概要
みなと・神戸のシンボルであり、神戸開港120年記念事業として1987年に開館した「神戸海洋博物館」。今回、新たに「神戸とみなとのあゆみ」をテーマに掲げ、未来の海事人材の育成に寄与することを目的に、海・船・港の歴史や仕事などについて知り、体験できる施設としてリニューアルしました。
課題/テーマ
施設テーマの明確化と、ここでしか味わうことのできない体験の提供による集客力の向上。
国内有数の船舶模型コレクションの活用。
館内に併設する川崎重工業(株)の企業博物館「カワサキワールド」との相乗効果を生み出し、施設ににぎわいを創出すること。
解決策/実現策
館全体のテーマを象徴するシアターは、エントランスの大空間と既存の大型模型「ロドニー号」を活かした圧倒的な演出で来館者を出迎えます。また、既存の船舶模型を整理し、航路をイメージした什器に展示することにより、船の進化と多様化の歴史を印象的に見せました。その他、操船シミュレーターやガントリークレーンなどのオリジナル体験装置の導入や、海・船・港にまつわる3Dフォトスポットの設置など、オリジナリティの高い体験価値を提供しています。
- 事業主
- 神戸市
- 業務範囲
- 展示企画、デザイン・設計、制作・施工、運営管理
- 当社担当者
- プロジェクトリーダー:津田 真
プロジェクトマネジメント:杉浦正和、衣笠野々子
展示企画:郷田千晶
デザインディレクション:高辻純哉
デザイン・設計:稗田 優、北村壽規
制作・施工:阿部智紀
- 受賞情報
- 「日本空間デザイン賞2020」入選
- オープン
- 2020年2月
撮影:フォワードストローク
デザイン・設計
稗田 優
デザイン・設計
稗田 優
企業ショールーム、ミュージアムを中心に、企業展示会、エンターテインメント分野、商業施設など、広い分野に跨ってデザインを手がける。
空間というメディアを通してその場所がもつ価値を最大限に引き出し、多くのエンドユーザーが楽しくて豊かに過ごせる場を社会に生み出していきたい。
※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。