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都心のビル地下1階をリニューアルして誕生した、新たな働き方を提案する緑豊かな常設アウトドアオフィス
撮影:御園生 大地
概要 | 「⽇⽐⾕国際ビル」(1981年竣⼯)の⼤規模リニューアルに伴い、新規開発が進む近隣オフィスと差別化を図るとともに、新たなアイデアで付加価値を⾼め、ビルの再活性化を目指しました。地下1階にあったサンクンガーデンを、オフィス就業者のための“使えるアウトドアオフィス”とすることでビルの資産価値を向上させるほか、新規テナント誘致やビル周辺の就業者も巻き込んだワークライフインテグレーションを提案する場を創出しました。 |
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課題・テーマ | ビル敷地内の公開空地をビル⼊居者の利便施設として活⽤すること。ビル出⼊⼝前のフットサルコートのある広場を活⽤し、ビルへの⼊館をスムーズにすること。ビル内の就業者の満⾜度向上および、話題性の⾼いスポットを生み出すこと。 |
解決策・実現策 | 新たな働き⽅の場として、仮設ではなく『常設のアウトドアオフィス』を計画。公園機能を軸とした従来のポケットパークとは⼀線を画し、ABWオフィス(※)の機能をふんだんに取り入れました。気分や⽬的に合わせて働く場所を選択できるなど、⽇⽐⾕の新しい働き⽅を提案・牽引する施設となっています。 スケールアウトしたグリッド状の設えにより『野趣』をコントロールしながらも、都市ならではの洗練さを組み込んでいます。吹き抜けを活⽤した⾼⽊の配置を⼯夫することで、『癒しと都市の気分』をほどよく融合させ、居心地の良さを高めています。 ※ABW(Activity Based Working):仕事内容に合わせて働く場所を選ぶワークスタイルのこと。 |
環境配慮設計 | ユニバーサルデザイン:多種多様な就業者ならびに隣接する日比谷公園からの小さなお子さまの来場を考慮し、通路幅を広く、転倒しても痛みの少ない芝を敷き、座れる場所は座面を低く奥行きを広くするなどの配慮をおこなっている。 安全設計:誰にでも使える施設だからこそ、角の丸み、防滑性、水捌けの良さに配慮するとともに、大型什器、5m以上の高木に関しては構造計算した上で風速50m以上にも耐えうる施工を施した。また、すべてを芝で覆うことで転倒時のクッションの役割を担っている。 |
事業主 | 三菱地所(株) |
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業務範囲 | 業態企画、施設コンセプト計画、MD企画、デザイン・設計、制作・施⼯、ロゴデザイン、プロジェクトマネジメント |
担当者 | 企画:服部玲⺒、安藤 亨 クリエイティブディレクション、デザイン・設計:鶴⾕真⾐ 制作・施⼯:野坂憲⼆、嘉⼿納良太 ロゴデザイン:尾崎実⾥ プロジェクトマネジメント:伊藤兵衛、池⽥祥平 |
受賞情報 | 「第39回ディスプレイ産業賞(2020)」ディスプレイ産業奨励賞 (日本ディスプレイ業団体連合会賞) 「日本空間デザイン賞2020」BEST100 |
所在地 | 東京都 |
オープン日 | 2019年9⽉ |
タグ |
クリエイティブディレクション、デザイン・設計
鶴⾕ 真⾐
デザインポリシーは『誰かを笑顔にすることができる空間づくり』。業務領域・分野に捉われることなく、リテールデザインをはじめ、企業展⽰や公開空地活性化計画、⽔族館、温浴施設、福祉施設など、さまざまなプロジェクトに参画。 社内外のソフト資源を横断的に結びつけ、企画・デザインをおこなうことで、事業主様の本当に実現したいことへの思いに応える施設づくり、体験価値の創造を⼼がけている。
※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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