和光本館『和光ウオッチ&ジュエリースクエア』

歴史から培われた上質感を技術で伝える、進化を続ける銀座のシンボル

1階正面。ガラスのショーケースで独特の表情を見せる突板は、職人の手によって特殊な技術で制作されたもの。


事例概要

1932年の竣工以来銀座のシンボルであり続ける名建築において、富裕層向けのサロンとして営業してきた「和光本館」1・2階のリニューアル。
「和光ウオッチ&ジュエリースクエア」と名付けられた高級腕時計と宝飾品の売り場を、銀座のグローバル化および購買の多様化に合わせた進化、そしてブランディングを強化することで、さらに幅広い顧客に訴求する空間づくりをおこないました。

課題/テーマ

入店しやすさを向上し、新たな顧客層へのアプローチにつなげること。和光本館が培ってきた歴史を感じさせる特別感、リアルな空間ならではの高揚感を提供すること。

解決策/実現策

徹底して手間をかけたデザインの具現化およびその手間の可視化を実現。ショーケースには、特殊な技術で剥ぎ合わせた一枚の板を配置。柱にはわずかにプロポーションの異なるタイルを一枚ずつ、色や角度に変化をつけて貼りつけることで多様な陰影を映し出し、全体に表情を生んでいます。職人の技と、制作技術の力が反映された空間を築き上げ、和光本館がこの地で刻み続けた歴史から生まれる上質感が伝わる空間になりました。

環境配慮設計

健康設計:シックハウス認定品の選定/3R設計:プラスティック素材を使用を最小限に留め、金属と木と陶器タイルのみで構成/省エネ設計:既存白熱灯からのLED照明に全面変更を実施/ユニバーサルデザイン:オールフラット床を採用。

事業主
セイコーホールディングス(株)、(株)和光
業務範囲
施設コンセプト企画、展示企画、デザイン・設計、制作・施工
当社担当者
展示企画:稲垣 駿
クリエイティブディレクション:上垣内泰輔
デザイン・設計:上垣内泰輔、中村耕一郎、猪瀬恭志、鶴岡信人、宮本厚樹
制作・施工:稲葉充則
受賞情報
「日本空間デザイン賞2021」Shortlist
「MUSE Design Awards 2021」(アメリカ)Platinum Winner
所在地
東京都
オープン
2020年8月
ウェブサイト
https://www.wako.co.jp/

ショーケースの有機的な曲面が格式高く緊張感のある空間に優雅かつ柔和な印象を与え、リラックスした時間を過ごせるよう工夫している。

2階はグランドセイコーの聖地として、ミュージアム、ウオッチバー、ラウンジ、商談エリアで構成し、ファンとのコミュニケーションを生む。

背板をなくすことで、中央ウインドウはシースルーに。銀座四丁目交差点と店内をつなげて、街と建物との関係性を変化させた。

シースルーになった中央ウインドウの軽快さと堅牢な古建築との差異によって、銀座の街に新たな表情が表れる。

撮影:株式会社 ナカサアンドパートナーズ


クリエイティブディレクション
上垣内泰輔

クリエイティブディレクション
上垣内泰輔

1988年入社後、飲食業態の店舗デザインからキャリアをスタート。ファッションビル、複合商業施設の空間ディレクションや、海外の大型展示会パビリオンなどを手がけたのち、2015年、丹青社品川新本社の設計をディレクション。オフィス、ホテル分野の空間デザインに加えて田園都市線2020系の車両デザインを担当するなど、分野を超えて幅広くチャレンジを続けている。

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