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お茶と宇治のまち交流館『茶づな』ミュージアム

「宇治茶の魅力」と「宇治の歴史・文化」の情報を発信するミュージアム

「宇治茶の間」導入展示:日本最古の茶園として知られる高山寺茶園から採取したお茶の木(※葉は複製品)を展示。導入映像と合わせ「宇治茶の間」の導入展示のシンボルとした


事例概要

宇治駅に隣接する史跡宇治川太閤堤跡を整備してつくられた「お茶と宇治のまち歴史公園」内にある、「宇治茶の魅力」と「宇治の歴史・文化」の情報を発信するミュージアムです。宇治観光の拠点として、宇治を訪れる人々に、展示や体験を通じてより幅広く理解を促し、新たな魅力を発見していただく場となっています。宇治市のPFI事業「(仮称)お茶と宇治のまち歴史公園整備運営事業」にあたり設立された特定目的会社(SPC)「(株)宇治まちづくり創生ネットワーク」が整備・運営を担います。

課題/テーマ

訪れる人々に、「宇治茶の魅力」と「宇治の歴史・文化」について幅広く理解いただくとともに、さまざまな地域の魅力を紹介することで、宇治の周遊観光を促す施設とすること。

解決策/実現策

「宇治茶の間」と「歴史の間」で展示室を構成。「宇治茶の間」では宇治茶の概要や鎌倉時代より続くその歴史、宇治茶がお茶ブランドとして確立した理由まで幅広く伝え、来園者に理解いただける展示としました。また、現代においても丁寧なお茶づくりによって高品質なお茶を作り続けていることも紹介しています。「歴史の間」では、宇治の歴史・文化を紹介しながら、市内に点在する観光名所の魅力を伝える展示とすることで、来園者をその後宇治のまちへと誘うことを狙いました。実物・模型・グラフィックの展示に加え、映像やインタラクティブコンテンツも駆使し、来園者の興味を広げる体験を提供しています。

環境配慮設計

ユニバーサルデザイン:映像コンテンツにはすべて日英の字幕を入れることにより、外国人のほか聴覚障がいを持つ来園者にも配慮しました。またグラフィックの解説では、スマートフォンを活用した音声多言語対応アプリ「T-VOIX(ティー・ヴォワ)」を採用し、5か国語対応を行いました。

事業主
宇治市、(株)宇治まちづくり創生ネットワーク* 
(*SPC:代表企業:NECキャピタルソリューション(株)/構成企業:(株)協栄、(株)ビケンテクノ、玉井建設(株)、東急建設(株)、(株)京都現代建設、(株)丹青社/協力企業:(株)梓設計)
業務範囲
施設コンセプト企画、展示企画、デザイン・設計、制作・施工、プロジェクトマネジメント
当社担当者
展示企画:郷田千晶、辻本瑶子
展示デザイン・設計:福田隆、内海理美
模型・造形ディレクション:中井弘志
展示制作ディレクション、制作・施工:田原大輔
プロジェクトマネジメント:杉浦正和、山﨑竜也
所在地
京都府
オープン
2021年10月
ウェブサイト
https://uji-chazuna.kyoto

ガイダンスゾーン:来園者が観光情報を取得できるほか、観光写真を投稿できるインタラクティブな周遊観光展示システムを整備

「お茶と宇治のまち交流館」外観*:館内にはミュージアムのほか、宇治茶に関する体験プログラムを提供する体験室や地元企業と連携した商品が販売されるミュージアムショップが併設されている

*写真提供:(株)協栄/撮影:林 巧


展示デザイン・設計
福田 隆

展示デザイン・設計
福田 隆

主に博物館や資料館を中心とした文化施設の展示デザインを手がける。展示物の持つ魅力と施設の意義を最大限に伝えることができる展示空間づくりを心がけている。

展示デザイン・設計
内海 理美

展示デザイン・設計
内海 理美

ミュージアムを中心に、モノ・コトがもつストーリーを発信する施設に広く携わる。自ら好奇心と知識欲をもって情報に接し、驚き、ワクワク感など、来館者の多様な感情を引き出す空間づくりに取り組んでいる。

※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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