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図書館と融合した展示空間で、中央区の歴史文化の魅力を次世代に伝える
撮影:栗原 平、株式会社ピップス*
概要 | 図書館を中心とした複合施設「本の森ちゅうおう」に併設された新しい郷土資料館。本の背表紙をイメージさせる一つ一つの図形には、中央区の歴史などの情報を親しみやすいイラストを使いながらグラフィカルに展開。映像や収蔵資料展示も本のテイストを活かし、中央区の魅力に覆い尽くされるような壁一面の本棚表現としています。また、「本」をかたどる棒状のパーツを文字や記号に変化させ、サインとしても機能。館全体で統一感のあるデザインとしました。 |
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課題・テーマ | 図書館利用を目的とした来館者やこれまで利用頻度の少なかった若い世代にも中央区の歴史文化の豊かさや魅力に出会い、興味関心をもってもらえるような「図書館と融合した新しい郷土資料館」を実現すること。 |
解決策・実現策 | 図書館に併設するという施設特性を活かして「本を読む」行為をそのまま展示体験に持ち込み、本棚を模した壁面に展開するグラフィックや実物資料、インタラクティブなデジタルコンテンツを展示室に「配架」する空間を計画。これまでの郷土資料館のイメージを変えるビジュアルインパクトによって新たな来館者層の興味を惹きつけ、さらに地域資料室などの図書資料へと誘う新しい郷土資料館のあり方を追求しました。 |
展示ディレクション
加藤 剛
プロモーション、商業施設設計を経て、現在は主に文化、コミュニケーションスペースのデザインディレクションを手がける。「背景にある物語」「おもてなしのサプライズ」「空間における皮膚感覚」を大切に、「訪れた方の人生をちょっとだけゆたかに」する施設づくりを心がけている。
主な実績
※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
角川武蔵野ミュージアム
図書館、美術館、博物館が融合した新しいコンセプトの文化複合施設
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福井県立恐竜博物館(新館)
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