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楢葉町×東京大学総合研究博物館連携ミュージアム
大地とまちのタイムライン

人類と地球の『危機と再生』をマクロ視点で伝える新機軸の震災復興支援ミュージアム

太陽系、地球の誕生から人類が生み出す文化までをマクロ視点で捉え、楢葉町と東大の資料を融合させながら紹介する時系列展示


事例概要

東日本大震災で被災し、閉館していた楢葉町の歴史資料館のリニューアル。町と大学が協働し「危機と再生、未来創造」をテーマに、互いの資料を融合し独自の視点に基づきつくりあげた復興支援に資するミュージアムです。地球、人類、町の歴史をマクロ視点で眺めることで、震災も地球の危機のひとつと捉え、ミュージアムが町のこれからを創造する契機となることを目指しました。

課題/テーマ

東京大学総合研究博物館所蔵の豊富な標本と、町の旧歴史資料館の既存資料を合わせることで、マクロ視点で眺める壮大なスケールの展示ストーリーをつくりあげ、わかりやすく来館者に伝えること。

解決策/実現策

「ヘッドライン」と称したコピーを各コーナーの出だしに差し込むことで、展示ストーリーをわかりやすく伝達する工夫を行いました。また地球、人類が幾多の危機を乗り越えてきたことを町と大学の資料で構築されたコーナーを巡りながら感じ、知り、最後のコーナーでは町民からの町のこれからへの想いに触れることで、来場者もメッセ―ジとして発信につなぐ参加型の展示構成としています。このミュージアムが地域の未来創造のプラットフォームになることを願っています。

事業主
楢葉町・東京大学総合研究博物館
業務範囲
展示企画、デザイン・設計、制作・施工、映像制作
当社担当者
展示企画:稲垣 駿、平田研也、山藤千穂
クリエイティブディレクション:町田怜子
デザイン・設計:高橋賢治、遠藤安泰、井上大輔
制作・施工:原田雄弘、藤ノ木蒔子
プロジェクトマネジメント:杉山一樹
所在地
福島県
オープン
2023年4月
学術企画・監修
楢葉町 坂本 巌、新妻由伯、坂本和也、嶋川 勉、三浦寛己
東京大学総合研究博物館 西秋良宏、三河内 岳、佐々木 猛智、白石 愛
東京大学アイソトープ総合センター 秋光信佳
展示構想・監修
東京大学総合研究博物館 洪 恒夫、松本文夫

シンボル展示:地球の営みで産出された楢葉町の「石炭」を展示

地質学者である都城秋穂博士の研究結果から、プレートテクトニクス(地学現象の起因を岩盤運動とする理論)や地震との関わりを紹介

東京大学の標本を通して地球が動いていること、地球からの恩恵を受けていることを示唆するトンネル展示

ヘッドラインや展示資料、グラフィックなどのビジュアルを積層させながら情報をわかりやすく伝えている

町所蔵の資料によって町が経験した「危機と再生」を通して、町の歴史を知る

模型とスクリーンを使ったプロジェクション演出によって、地球と人類の「危機と再生」を振り返る

「わたしたち」からのメッセージ:町民からの町への想いを聞き、これからの楢葉町の未来を考え発信する情報参加の展示コーナー

撮影:フォワードストローク


クリエイティブディレクション
町田 怜子

クリエイティブディレクション
町田 怜子

にぎわう商業空間、心地よいオフィス空間、デジタル演出を取り入れた企業ミュージアムなど、多岐にわたる分野でクリエイション経験を積む。「ビジュアル」をキーに空間体験の創造を目指すクリエイティブチーム「ビジュアルデザイン局」を立ち上げ、異分野のクリエイターとのコラボレーションに積極的に参画しながらデザイン領域を拡大中。共感を生み、メッセージが伝わる“ホスピタリティあふれる空間デザイン”を目指している。

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