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京都市中央市場 水産棟見学エリア

日本で最初の市場で、その歴史と役割、京の食文化の魅力を体感する

  • 文化空間
  • 全長260mの長い通路空間に対して、奥へ引き込む連続性と、市場の臨場感に同調させる動的なデザインを展開

  • タイムトラベルシアター:日本初の中央市場が最先端の市場に生まれ変わるまでの変遷を辿る没入体験映像

    タイムトラベルシアター:日本初の中央市場が最先端の市場に生まれ変わるまでの変遷を辿る没入体験映像

  • メモリアルロード:過去から現代まで、市場の写真を順に振り返り、空間をループするように駆け抜ける演出通路

    メモリアルロード:過去から現代まで、市場の写真を順に振り返り、空間をループするように駆け抜ける演出通路

  • 日本地図をタッチすると、各産地の水産物がトラックに乗って市場に集まる、インタラクティブな仕掛けを取り入れている

    日本地図をタッチすると、各産地の水産物がトラックに乗って市場に集まる、インタラクティブな仕掛けを取り入れている

  • せりON STAGE:実際のマグロのせり場の真上に位置し、一緒にせりに参加しているような迫力のある体験ができる

    せりON STAGE:実際のマグロのせり場の真上に位置し、一緒にせりに参加しているような迫力のある体験ができる

  • パノラマの窓から、さまざまな場所でせりの様子を見学することができる。せりを行なっていない時間は音と映像で、せりのダイナミックさを演出

    パノラマの窓から、さまざまな場所でせりの様子を見学することができる。せりを行なっていない時間は音と映像で、せりのダイナミックさを演出

  • 市場で働くプロの一日を、漫画のコマ割りでわかりやすく解説。窓側のモニタでは、一日中せりのライブ映像で体験できる

    市場で働くプロの一日を、漫画のコマ割りでわかりやすく解説。窓側のモニタでは、一日中せりのライブ映像で体験できる

  • タッチde市場クイズ:市場や魚、京の食文化に関する少しマニアックな問題に、回転パネルとデジタルモニタで挑戦できる

    タッチde市場クイズ:市場や魚、京の食文化に関する少しマニアックな問題に、回転パネルとデジタルモニタで挑戦できる

  • モートライドツアー:モートラ実機に乗り、実際の走行ルートに沿ってミッションを達成するような臨場感ある体験

    モートライドツアー:モートラ実機に乗り、実際の走行ルートに沿ってミッションを達成するような臨場感ある体験

  • 京都市中央市場 水産棟見学エリア
  • タイムトラベルシアター:日本初の中央市場が最先端の市場に生まれ変わるまでの変遷を辿る没入体験映像
  • メモリアルロード:過去から現代まで、市場の写真を順に振り返り、空間をループするように駆け抜ける演出通路
  • 日本地図をタッチすると、各産地の水産物がトラックに乗って市場に集まる、インタラクティブな仕掛けを取り入れている
  • せりON STAGE:実際のマグロのせり場の真上に位置し、一緒にせりに参加しているような迫力のある体験ができる
  • パノラマの窓から、さまざまな場所でせりの様子を見学することができる。せりを行なっていない時間は音と映像で、せりのダイナミックさを演出
  • 市場で働くプロの一日を、漫画のコマ割りでわかりやすく解説。窓側のモニタでは、一日中せりのライブ映像で体験できる
  • タッチde市場クイズ:市場や魚、京の食文化に関する少しマニアックな問題に、回転パネルとデジタルモニタで挑戦できる
  • モートライドツアー:モートラ実機に乗り、実際の走行ルートに沿ってミッションを達成するような臨場感ある体験

撮影:マツキ ヒロシ

実績について

概要 1927年に日本初の中央市場として開設した『京都市中央卸売市場』の水産棟が再整備されました。新施設の2階に配置された全長260mの見学エリアでは、パノラマに拡がる窓のさまざまな場所から、さまざまな種類の早朝のせりの様子を見渡せるほか、市場の歴史・役割や市場で働く人たちについて伝える機能があり、さらに京の食文化、周辺の観光情報なども発信しています。地域住民や修学旅行生、観光客など幅広い来場者に支持される市場を目指しました。
課題・テーマ 衛生管理の向上や物流の高度化など、老朽化した施設や設備を刷新するだけでなく、国内外の人々に市場の存在意義や「京の食文化」を発信し、集客につながる見学エリアを実現すること。
解決策・実現策 流通と時間の“流れ”を空間デザインで可視化。来場者を奥へ引き込むトンネル状の塗分けを計画。水産をイメージした青と京都の食文化をイメージした赤で市松柄のパターンを構成しました。せりを行っていない時間帯でもせりの臨場感を体験できるよう、大画面スクリーンを使用した迫力ある映像で、分かりやすく紹介。実際のモートラを使用した体験型展示も用意し、体験コンテンツを充実させるなど、楽しみながら学べる施設をつくりました。
環境配慮設計 ユニバーサルデザイン:外国人観光客に対応した多言語対応や、修学旅行生を対象としたルビ解説に配慮したグラフィックを計画しました。
安全設計:タッチモニタや、展示造作については、不特定多数の来場者が安全に利用できるよう、転倒防止策と什器の角が出ないよう配慮して設計しています。

基本情報

事業主 京都市
業務範囲 展示企画、デザイン・設計、制作・施工
担当者 展示企画:森田えりか
展示ディレクション:粟國嘉隆
デザイン・設計:安藤 圭、石橋愛実
制作・施工:阿部智紀
プロジェクトマネジメント:山﨑竜也
所在地 京都府
オープン日 2023年4月
ウェブサイト http://www.kyoto-ichiba.jp/
タグ
森田 えりか

展示企画

森田 えりか

丹青社グループである丹青創藝設計咨詢(上海)有限公司でデザイン業務に従事した後、丹青社関西支店にて大型複合施設、展示空間、交通インフラ関連施設など、多岐に渡る分野で企画を担当。積極的なコミュニケーションを心がけ、バックグラウンドの異なる人とも共通の感動ポイントを粘り強く探り、よりよい空間づくりを行うことを目指している。

主な実績

大阪国際空港(伊丹空港)、みのおキューズモール、プレンティ西神中央 バックヤード ほか

※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

安藤 圭

デザイン・設計

安藤 圭

携わるプロジェクトは大型エンターテインメント施設から、飲食専用店までジャンルを問わず規模もさまざま。西日本を拠点に地域の魅力と文化を発信する空間づくりに取り組んでいる。事業主や現場の抱える課題を利用者目線に置き換えて、シンプルなデザインとアイデアで解決策を提案している。

主な実績

SAINO MICRA福岡 ヤフオク!ドーム リニューアルKIRISHIMA WALK FACTORY、西部ガスショールーム ヒナタ熊本、献血ルームくろさきクローバー ほか